長い目で見た場合、自学自習の習慣は、学力を培うことに繋がるし、人格形成にプラスになるし、良いことづくめです。

 

ところが中学受験に関しては、このやり方では日の目を見られないまま受験日を迎えることになるお子さんは大勢います。

独りでやれる小学生は、上位20%以内だと思います。

 

中学受験はぜひとも親がかかわってください。

バトルする事無く、勉強を教えられる親御さんは少ないので、横について教えるということではありません。

 

でも次のことをやるかやらないかで、成績は大きく違ってきます。

 

●今どの単元を学んでいて弱いのはどこか、少なくともテスト結果に十分目を通してください。

 

●宿題はキチンとされているか、気を払ってください。

(答を丸写しでも)中にはバレないように、何個かに一つ間違えも仕込んでいるというお子さんもいるので、チェックが必要です。

 

話は少しそれますが、私の塾は完全一対一なので、このように進めています。

四谷偏差値40までのお子さんを例にとります。

 

各単元の例題や類題は省き、基本問題左面の、ほんの短い二行程度の文章題の解説から始めます。

 

そして同時にやり方の動画撮りをし、親御さんに送ります。

 

次に演習問題集の同列問題に進みます。

しかし、基本問題の解説を私が懇切丁寧にやったとしても、演問はまた別物になってしまうようで、再び一問ごとに時間がかかり、90分授業では最後まで終了しないことはザラにあります。

 

さて、ここで親御さんの力が必要です。

 

こちらが出した宿題の指示を、

①送った動画と同じやり方で教える。

諸事情で教えない方は

②動画を見ながら宿題をやるように、お子さんに指示を出す。

 

毎回30問程度の文章題を宿題に出すので、それを次までに二周以上はやってもらう。→やったものを親御さんがチェック→次の授業で私もチェック。

 

もっと上のレベルに進ませたいのは山々でしょうが、「今やったところを即効忘れてしまう」、または「一瞬理解したように見えて実はあやふや状態」ですと、その先はどうなるか言うまでもありません。

 

偏差値がどうのというよりは、いつもほぼ何をやっているのか分からない状況では、勉強は苦行難行です。

 

5周遅れでも良いから、とにかく分かれば楽しくなります。

「あぁそういうことか、ちょっと分かったぞ」になれば、状況は必ず変わっていきます。

 

いつも応援ありがとうございます。
 

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