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「輝きの明日へ59」池田大作
 
「輝きの明日へ59
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
91ページ
2000年6月25日 初版発行
 
2000年 平成12年 10月1日 読了
 
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※収録期間 平成12年(2000年)310日~3月21
 
【目次】
 
3.16記念の和歌 H12.3.16
 
永遠の友誼へ 教育力を高めよ(中国・東北師範大学「名誉博士」学位授与式)H12.3.10
 陳大使 池田先生の「金の橋」が今「中日の絆」に
 史学長 学識と行動を世界の人民が称賛
 日本の国家主義化を憂慮 正しき歴史観を今こそ--池田名誉会長の謝辞
「残留日本人の引き揚げ」 貴大学の援助に深謝
君子蘭のごとく
魂の技術者なり
 池田博士は平和と進歩の哲学者・文学者 中国学術界に大きい影響力--史学長の授与の辞
中日友好に卓越の貢献
 中国と創価学会、新たな友好の一ページ--陳大使の祝辞
 
希望を創り出せ!! それが創価(アメリカ・核時代平和財団「世界市民賞」「平和の大使賞」授章式。創価学園、第30回東京校・第25回関西校卒業式)H12.3.16
 クリーガー所長が祝福 真の世界市民・池田博士に続け!
 卒業生全員に「最優秀のA」を!!--創立者のスピーチ
負けない人に
世界から学べ! 世界のため戦え!!
迫害の方程式
師ソクラテスを宣揚したプラトンの人生 我が師は「正義の人」ゆえに最高に幸福!!
全世界で活躍する学園生
希望王たれ!
チリの詩人 私に苦しみを! 私はそれを希望に変える
まず10年を目標に!
 創立者は「人類は一つ」と世界で対話--クリーガー所長の授賞の辞
皆さんには「師の理想を実現する力」が!! 
 
生き抜け!! 「我、精神の帝王なり!」と(ロシア・サハ共和国国立ヤクーツク大学「名誉教授」称号授与式。第26回創価大学、第14回創価女子短期大学卒業式)H12.3.21
 アレクセーエフ総長 池田博士は偉大な人道思想家 創造の行動、深き思いやり
 「二十代に苦労した人」は光る--創立者のスピーチ
ヤクーツのことわざ“勇敢なる人間には厳しい寒さも友”
不屈の共和国
牧口先生とロシア青年の麗しき交流
二人の賢人
91歳のロートブラット博士の叫び 「人間性(ヒューマニティー)を断じて忘れるな」
剣を鋤に!
青春とは創造性
ダ・ヴィンチ「精神は 鍛錬なしには堕落する」
何をしたか
 サハ共和国と日本の「文化の対話」を 池田会長に感謝 先見のリーダーシップ--アレクセーエフ総長の授章の辞
18世紀から日本との絆
 
歴史を創れ!! 青年ならば!! 21世紀の「民衆の指導者」たれ(3.16記念 関西男子部幹部会メッセージ)H12.3.12
 常勝--魂の源流
 人間共和の叫び
 慈愛の指導者
 自分の祈りで! 自分の行動で!
 毅然と前へ! 覚悟の心で! 大いなる苦しみが魂をとてつもなく大きくする
 断頭台を前に
 
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池田先生のスピーチ集「輝きの明日へ」の第59巻です。
 
平成12年(2000年)310日~3月21日までの和歌・謝辞・スピーチ・メッセージ等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
ソクラテスについて(P38)
 
●いま、クリーガー所長と私が進めている対談のキーワードは、「希望」です。
所長は語っておられます。「希望は、一条の光も見えない暗闇に光明を見出す道である。一人の人間に希望があれば、他の人々の心にも希望を吹き込むことができる。行動と結びつくとき、希望は世界を変革することができる」。
その通りであります。希望を失う人間は愚かです。人間だけが希望を創っていける。諸君は「希望王」になっていただきたい。
希望がなければ、自分が希望を創るのです。それが幸福です。希望を創っていこう!
どんな絶望的な状況に立たされたとしても、そこから、平和の方向へ、希望の方向へ、勝利の方向へ、生き抜いていける。勝っていける。創っていける。魂で向かっていける。そして断固として価値創造してみせる--これを「創価」というのであります(P45)
 
●私も、大勢の人を見てきて、特に20代が一つの勝負であると思ってきました。20代に、人間の中へ、民衆の中へ入って、徹底して苦労しながら、信念の行動を貫いた青年は、あとになればなるほど必ず光ってくるものであります(P71)
 
●愛する諸君であるゆえに、私はあえて厳しく申し上げたい。「青年ならば『歴史』を創りなさい。『彼がいなければ、到底できなかった』と後世からも称えられ、仰ぎ見られるような『歴史』を残してこそ、青年である」と。
「革命は決死の心でなければできない。決死の覚悟でなければできない」とは
戸田先生が私たちに遺言された言葉であります。
男は「火の玉」のような情熱がなければならない。ひとりで関西中、日本中を駆けめぐるぐらいの勢いがなければならない。
青年は「どこまでも深く、大きいのかわからない」という人物であっていただきたい。「彼がいれば必ず勝てる」と、民衆から絶大の信頼を得る青年であっていただきたい(P82)
 
私は先日、沖縄で、核兵器と戦う闘士、ロートブラット博士とお会いしました。
博士は91歳。年はとっても「私は決して『疲れた』とは言わない」と言いきっておられた。本当に偉大です。永遠の青年です。
博士が指導するパグウォッシュ会議では、かつてこう宣言しております。
「悪魔が栄えるために必要なことは、ただ一つ、『善良な人が何もしない』ということだけだ」(P83)
 
諸君がご存じの通り、私は青春時代、関西の地で不滅の歴史を築きました。
その勝因は何だったのか?人々が「まさか」と驚くほどの勝利が、どこから生まれたのか?
それは「一番苦しんでいる人」「一番悲しんでいる人」「一番貧しい人」のもとへ、真っ先に駆けつけて、全魂で励まし、祈り、希望の火を灯し、最大の味方になって連帯したからであります。
戸田先生が「関西から、病人と貧乏人をなくしてみせる」と言われた心を心として、まっすぐに、その通りに戦ったからであります。
その結果、世間からは「貧乏人と病人の集まり」と蔑(さげす)まれた。
しかし、世間の目から見て「最低」であっても、一体、だれがこの尊き「妙法」を広めたのか。その「貧しき人々」であります。諸君のお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんです。その人たちが、「尊い仏のお使い」をしていたのであります。すなわち広宣流布をしたのです。
世間がどう見ようと、仏の目から見れば「最高」の人間なのであります。「無上道」の人生なのであります。この一点を断じて忘れてはならない(P84)
 
歴史をつくるには、号令ではつくれません先頭切って「自分がやる」しかない。自分が苦しむことです。自分が祈ることです。自分が動くことです。
フランスの歴史家・ミシュレは言っております。「生命は生命と出会うと輝き出て磁気を帯びるが、孤立すれば消え入ってしまう。生命は自らとは異なった生命とまじりあえばまじりあうほど、他の存在との連帯を増し、力と幸福と豊かさを加えて生きるようになる」
自分が人と会うことです。
 組織活動こそが、自分の生命を輝かせるのです。「英雄」とは、だれのことか?
 「自分にできるすべて」を実行した人間こそが、英雄なのです!(P89)