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「地涌からの通信28不破 
 
「地涌からの通信28」
日蓮正宗中枢の傲慢と戦う
不破 
はまの出版
定価1000円
230ページ
1994年3月25日 初版発行
 
2014年 平成26年 9月24日 読了
 
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【目次】
 
(719)息子二人は僧、娘浸りは僧の妻、福徳あふれるはずの母が日顕の誕生日になんと全裸の凍死体となって発見された
 
(720)12月28日に創価学会青年部代表との法論を確約していた妙観講講頭の大草が貫禄負けして土俵にも上がらず逃げた
 
(721)宗内きってのメモ魔・河辺慈篤自筆の極秘メモによって、日顕一派の悪だくみ「C作戦」の存在が完全に裏づけられた
 
(722)日顕が創価学会首脳のみならず信徒たる創価学会員を騙し、果ては宗内の僧まで欺いたことは「河辺メモ」により明らか
 
(723)「河辺メモ」のとおり日顕は「C作戦」の首謀者であったのに、よりにもよって親教で「C作戦」は知らないと大嘘をついた
 
(724)“陰の総監”が“表の総監”を闇より撃ち“懐刀”が主人を斬る。「河辺メモ」が日顕の嘘を明らかにし日顕宗は自滅し始めた
 
(725)日顕という上野村の和尚が身内を相手に軽口をたたいたが、嘘にあきあきした住職達の反応は恐ろしく冷たく重かった
 
(726)総監・藤本が「C作戦」を隠そうと大嘘の弁明をなしたが、語る言葉の端から矛盾が浮き出て逆に“存在”を証明した
 
(727)「2時間の唱題は健康に障るから分けてやることにした」日顕の体験に基づくこの“指南”に日顕宗の者がズッコケた
 
(728)「俺の文章だ。俺の字であることも言っておく」と河辺の肉声。「河辺メモ」を報じるビデオ『天魔がゆく5』は衝撃そのもの
 
(729)血相を変えた日顕は「1分間に60回だろう!」と怒鳴り、バシッ、バシッ、バシッ……と坊主3人の頭を中啓で連打した
 
(730)悪知識・日顕に新近し仏子をいじめた大石寺前労務課長は、ノイローゼで退職したが、このたび車から転落し死亡した
 
(731)正信会議長の渡辺広済は和解工作があったことを認めたぞ。今度は和解工作を依頼した日顕がその事実を認める番だ
 
(732)命令と恫喝と暴力と権威で唱題させようというのが間違い。日顕の思いつきで始まった唱題行はいまや完全に破綻した
 
(733)「慧妙」が「C作戦」は名称だけで作戦文書は偽造だと!? 稚拙な論で事実を曲げれば却って日顕の悪徳が鮮明となる
 
(734)贅沢好きの日顕夫婦は豪邸住まいをあきらめていなかった。政子が下見をし購入決定した不動産を寺院名義で登記する
 
(735)広布坊建設で供養は集めぬと言いながら新六万塔で集める。この日顕と柳沢で仕組んだトリック・プレーに騙されるな
 
(736)日顕宗の寺族や法華講幹部が次々と地獄の相で死んでいく。この現証を見れば日顕が邪師であることが明かとなる
 
(737)五万所帯の法華講で六百カ寺が食べていけるはずがない。その事実を直視せず寺院等級をいじくっても所詮は気休め
 
(738)新六万塔で一人一万円集めているが建設費用は約三千万円。全国法華講で一所帯一律350円の供養をすれば充分だ
 
(739)檀徒総数が足りないのだから宗派の金は次第に目減りする。だが新六万塔供養に見られるとおり日顕は太り豪邸に住む
 
(740)日顕恐さでどんな嘘でもつく超臆病な関の談話は失笑もの。どうせ聞くなら『慧妙』は「極秘メモ」の筆者・河辺に聞け
 
おわりに
 
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数年前までは国を挙げてバブル経済の美酒に酔いしれていたが、今日になって美酒が毒酒であったことに慌てている。経済を昂揚させていた底に潜んでいたものは、人を仮初の享楽に沈める際限のない人間の欲望だったのだろうか。繁栄が新たな転落への助走であったという皮肉は、どこにでもある。
  戦後、日本国民は敗戦によって“自由”を得た。だが、その前章として、南海の孤島に餓死し、東海にあって水漬く屍となり、西方の大陸に骸を晒し、北方の凍土に骨肉を凍らせた人々がいる。その人々の死を無価値にしないためにも、戦後日本に自制ある“自由”を打ち立てるべきであった。ところが、人間の本性は奔放にしてとどまることがなく、幾千万の犠牲をもって得た“自由”の上にあぐらをかき、“自由”の名をもって人を差別し、“自由”を旗印にして人々を迫害し支配しようとさえする。
  経済の“自由”はバブルを生み、経済システムという幻影が非情な弱肉強食を正当化する。政治活動、結社の“自由”は汚職と恐喝を掩蔽し、黒い金の蓄財を可能にする。報道の“自由”は人権を蝕み、マスコミ人のはた迷惑な“正義”を粉飾する。信教の“自由”にあっては、狂乱する“法主”の存在を可能にし、信徒なき寺が宗教法人の装いをもって法的に擁護される矛盾を生んでいる。
  バブル崩壊による日本経済の破綻は、敗戦によって求めずして得た“自由”に対し、日本人が自制の心をもって臨まなければならない時が来たことを示しているようだ。
  それにつけても、昨今の一部マスコミのわがもの顔はいかがなものだろうか。まして、それが創価学会を報道対象として選ぶとき、善を隠し悪を作出し、恐喝犯すら正義の人とする。悪意に満ちた報道記事は虚構の社会悪を創出し、虚構の記事から飛び出したタイトルが新聞広告や電車の中吊り広告を媒体にして無差別に人々の目に飛び込み、創価学会への差別とテロルをおこなっている。虚構の記事の作成から広告媒体を利用してのテロルに至るまでの流れには、人間の底知れぬ悪意が横たわっている。
  日本国において善悪が分別されず、人の目に正邪が弁えて映らぬさまは、日蓮大聖人御在世当時と同じである。
  仏法に顕然の如く、正師を侮り正教を謗ずれば世は乱れる。片時の繁栄は将来の衰微の伏線であり、一握りの人々の栄華は他の多くの人々の貧困であり飢餓である。
  この無情を感ずることもなく、他者に同苦することもなく、己の行き着く先が死であることも忘れ、寸時の享楽に身を任す。三毒に翻弄されていることを“自由”と錯覚し、五欲を満たすことを生命の充足と取り違える。
  人間の正しき生き方を求める人々を嘲る者たちは、無常の濁流に飲まれ生死の苦境を彷徨う者にほかならない。正師につき正法を学ぶ仏弟子は、無常を離れ生死を超克するものである。それを成就するための起動は師弟の絆に発源する。この師弟の絆が世に具現し、人的広がりをもったものが和合僧団である。和合僧団の求心力は、師を慕い仏法を究めようとする弟子たちの求道心に依る。弟子たちの師を求め崇める心が強ければ強いほど、和合僧団の団結力は強まり、和合僧団は金剛不壊となる。
  「若し仏法の真偽をしる人あらば尋ねて師とすべし求めて崇むべし」(聖愚問答抄)
  このことを自己の即身成仏のため、仏国土建設のために実行しているのが、創価学会員である。師弟は三世不変にして、末法の御本仏日蓮大聖人の“信心の血脈”は創価学会に流れる。
  1994年3月
(おわりにより)
 
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FAX通信「地涌」をまとめた本、第28弾です。
 
1993年12月25日より1994年2月19日までの期間に発行された、第719号から第740号までが収録されています。
 
以下ポイントメモです。
 
●「C作戦」の存在を決定づけた「河辺メモ」(P28)
 
●「C作戦」の名付け親は日顕(P83)
 
●「C作戦」の存在を、公に否定した住職らの氏名一覧(P138)
 
●唱題の後、中啓で所化を殴りまくる日顕(P144)
 
●次々と堕地獄の相を現じている日顕宗の者たち(P195)