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「輝きの明日へ10」池田大作
 
「輝きの明日へ10
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
94ページ
1997年814日 初版発行
 
1997年 平成9 12月 読了
 
  
 
収録期間 平成9(1997年)5月19日526
 
【目次】
 
21世紀へ広宣流布の一歩前進を!!(第11回本部幹部会、第3回全国婦人部幹部会、第2回関西青年部総会)H9.5.19
 広宣流布は「人類史の壮大な実験」
 前も敵でした。後ろも敵でした
 頼る心なく
 「民衆の力」を燦然と証明!!
 闘争の中で鍛えよ
 新中国は「人民を味方にして」勝利
 民の心をつかむ
 意気地がないのは恐ろしいこと
 関西魂は全世界の模範!! 青年よ21世紀の創価学会を頼む
 先輩を乗り越えよ!! 「前人をしのぐ貢献を」周総理 「私たちを超えてほしい」トウ女史
 未来を託したい
 心は永遠に「革命の青春」トウ女史
 戦時下に叫んだ日本人女性「日本民衆の敵は中国ではなく、日本の軍国主義」
 戦争をやめよ!
 中国の勝利は、人類の明日への鍵
 国家主義に反対
 中国は心を大事にする国です
 迫害がなければ本物ではない 大難こそ御聖訓通りの証拠
 魔軍を破りて
 仏国土をつくらせたくない
 偉大な人材を、偉大な組織をつくれ!
 
「覚悟の信心」から無限の力が(関西代表者勤行会)H9.5.20
 大法興隆 所願成就を祈念
 大難は「我らがために」と感謝を
 妬みゆえの狂い
 御聖訓「但ひとえに思い切るべし」
 周総理の学会評“悪口を言われるのは、創価学会が偉大な団体である証拠である”
 「大衆とともに生きる」人を称える
 全中国の子どもが私たちの子ども
 未開の大地を切り開こう!
 魔と戦い切るからこそ偉大
 
千軍万波の広布の城を(奈良代表者会議)H9.5.22
 仏縁を結ぶ会館
 仏法は勝負、「戦い」の炎を燃やせ!!
 真実を語れ、明快に語りに語れ!
 奈良よ立て、師子王の心で勝て
 友には優しく、悪には憤怒を
 2001年のこの日(5月22日)を目指して 理想の奈良を築きゆこう
 地盤を固めよ
 周総理の指示で
 民衆に受け入れられている団体
 四人組との激闘の渦中だった
 権力にもよらず、財力にもよらず
 ご夫妻は「若い日の誓い」のままに
 境涯を開け 御書を排して 戸田先生は指導「疲れた時こそ拝読せよ!」
 「我が弟子ならば一人も臆すな」御聖訓
 妙法は永遠の力
 
広宣流布の人生こそ最高(三重代表者会議)H9.5.25
 学会活動こそ「健康の軌道」
 真の自由の境涯
 生々世々、活躍する大福徳が
 何ごとも学べ! 日本人は「認識せずして評価する」
 必ず「確かめる」
 ここが常寂光土
 牧口先生は若き日より洞察 霊地への参詣よりも、信仰の心こそ大切
 大切なのは場所ではなく「心」
 獄中で「おかげで思索できる」と
 本が読めるので、かえって幸い
 学べ学べ 青年は
 戸田大学の卒業生を世界が賛嘆
 釈尊は大敵を破って仏に
 “人々を癒し 元気にする”修行を
 ほめたたえよ
 トルストイ“悪い人間は結託する。潔白な人間も結合せよ!!”
 民衆の中で善のスクラムを拡大
 
「いつも希望」「いつも楽しむ」大境涯(中部代表者協議会)H9.5.26
 信仰者の境涯――三つの指標
 世界最高峰の知性の府で
 ハースト博士の分析・ハーバード大学で研究発表 創価学会は、日蓮大聖人の地球的視野を継承 宗門は、権威と閉鎖主義で時代遅れに
 「商業化した宗教」から精神の荒廃が
 差別対平等、儀式対信仰
 宗門との分離で、学会が得たものは多大
 幹部は、我が子に信心を教えよ
 学会は信心第一
 幹部は、会員を我が子のごとく
 組織で苦労を!
 婦人部を尊敬
 時とともに明暗が
 
創立者のスピーチ
才能を育てよ!!努力、努力で(関西創価高校・中学校・小学校の新入生記念撮影会)H9.5.21
 上海大学・銭学長は「賢明な努力」で世界的学者に
 大学者も科学が苦手だった
 勉学に挑む時は今!!
 必ず追いついてみせます!
 「勤勉が天才を生む」銭学長の強い信念
 執念の努力で
 忍耐の人が、最後に勝利
 圧迫を実力ではね返した
 今が一生の土台
 
  
 
池田先生のスピーチ集「輝きの明日へ」の第10巻です。
 
平成9年(1997年)5月19日~5月26日までのスピーチ・和歌・長編詩・メッセージ等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
●難局のなかで、周総理が一貫して人民に訴えたのは、一体、何か。それは、有名な「自力更生」ということである。
屹立した、自立の生き方である。
すなわち、何ものにも頼らない。だれも、あてにしない。他人に依存しない。
「だれも頼らない」――私の心境も同じである(P7)
 
●嵐の中の闘争――草創の創価学会も、そうであった。皆、いさぎよく戦った。今、闘争なき幹部は、堕落の幹部である。広布に戦えば、三障四魔、三類の強敵が必ず出る。ゆえに、難を受けている人、また、その人とともに戦う人だけが、日蓮仏法の真髄の道を歩んでいるのである(P9)
 
●苦しんだ人こそが勝利し、幸福にならねばならない。いつも負けてばかりで、不幸であるならば、それは仏法ではない。人生の真実の歩み方でもない。
不幸の人が、みんな幸福になる。幸福な人は、より以上、幸福になる。そのための信心である。そのための人生ではないだろうか(P10)
 
●学会活動は義務ではなく「自由」である。やらなかったからといって罰則があるわけではない。個人の自由意志である。
自分の自由な決心で、「よし、やろう」と進むのが学会活動である。その繰り返しによって、三世にわたる「永遠の自由」の境涯を築けるのである(P62)
 
●ほめるのは「おだてる」のとは違う。誠意を持って、希望と張りを与え、その人が喜んで活躍できるようにしていく励ましである(P73)
 
●どんな時でも楽しめる境涯が大切である。
死んでいく時にさえ、心から笑いながら「ああ、おもしろかった。さあ、次はどこへ行こうか」と、楽しんでいける。それが信心の境涯である。そういう人は、またすぐに生まれてくる。自分の望む通りのすがたで、望む通りの所に生まれてこられる。
ある人は家庭のことで悩む。「いやな女房だな」「いやな主人だな」――しかし、5000年も一緒にいるわけではない。仏法の永遠の眼から見れば一瞬である。
また、境涯を開けば、奥さんが叱る声も、ジャズか流行歌に聞こえる。
何があっても楽しめる大境涯――信心は「歓喜の中の大歓喜(P788)」なのである(P77)
 
●幹部の家で、子どもが信心していないのは、母親の信心の責任である。これは、牧口先生、戸田先生の教えである。
子どもに信心をさせなければ、結局、子どもも、親も、損をしてしまう。また、親が幹部だからといって、その子どもを特別扱いする必要はない(P84)
 
●報告などで「悪しき権力と戦う」という言葉がよくあるが、権力は魔性であり、悪辣であるのに決まっている。甘ったれた気持ちで、そのようなことを言うのは、よほど厳しい認識のわからない人間である。
また、よく「正義を証明します」とあるが、正義は正義に決まっている。正義だから迫害を受けているのである。幼稚な心のような表現を使うものではない(P85)