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「輝きの明日へ6」池田大作
 
「輝きの明日へ6
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
108ページ
1997年66日 初版発行
 
1997年 平成9 10月 読了
 
  
 
収録期間 平成9(1997年)226日~318
 
【目次】
 
「正しい」と信ずることを実行せよ 恐れずに!!(沖縄婦人部最高会議)H9.2.26
 インドの堂々たる女性リーダー
 15歳の乙女に、長文の激励を
 一番苦しんだ人を 一番幸福に
 瞬間、瞬間を最高に充実させる法
 母は臨終のその時まで
 釈尊・ガンジーの「魂の戦い」をSGIが継承
 マハトマの精神はSGIの中に
 恐怖に屈すれば真実も死ぬ
 
毎日が創造 毎日が求道 永遠に精神の炎を!(第9回本部幹部会、第3回神奈川県総会、第18回芸術部総会)H9.3.5
 核は魔もの
 ポーリング博士はじめ世界の良心が期待
 ポーリング博士 青年とともに平和の行進の先頭に
 座して広島の悲劇を繰り返すな
 青年の力を引き出すのが指導者
 青年を裏切ることなどできない!
 「私たちは戦いました」と恩師に報告
 逆境に鍛えられた宝石の生命
 毎日が創造 再び高き峰へ!  方召りん女史
 圧迫に動じぬ強さ! 民衆を愛する優しさ!
 勝ちとれ!!「人生最後の勝利」を
 社会の奥底の哲学がどうか
 デューイ博士「何ものも恐れぬ青年たちに中国の底力を見た」
 逮捕覚悟で洗面用具を
 デューイ博士の孫アリス・デューイ女史 「内面の変革」こそ鍵――創価学会の存在は貴重
 デューイ博士 我が人生哲学は単純――辛抱強く頑張る
 人生に定年なし
 我が人生はこれから!! と立て
 中国の大発展を予見し応援
 娘よ、悲しむな 息子よ、嘆くな
 贈る遺産は「秋を春に変える」精神
 荒野を緑園に!
 人生の成功者とは いつも生き生きと燃え続けている人
 学会員こそ永遠の幸福者
 生活の質を変革
 儀典部の皆さまに、心から感謝
 世間は「夢の中の栄え」「幻の楽しみ」 仏法は「生も歓喜」「死も歓喜」の軌道
 旭日の世界が目前に広がる!
 「迫害者が大苦にあう」事を哀れむ
 
<メッセージ>
本因妙のリーダーたれ!!(東京支部長会)H9.3.8
 これでどうして人材を作れるか
 歴史の教訓 苦労知らずのリーダーは危険
 たたき上げの人物との違い
 リーダーとは希望を配る人
 向き合うより、同じ方を見る
 号令ではなく「皆の中に入り」「皆と一緒に前進」
 希望を「指し」希望に「導く」のが「指導者」
 さあ、これから!
 一心見仏 不自惜身命 いよいよの信心に仏界がわく
 本因の信心に功徳は滾々(こんこん)
 
皆さまこそ幸福の大学者 三世十方の仏菩薩が守る(第2回全国婦人部幹部会)H9.3.12
 
自分が動け 会いに行け(第2東京支部長会)H9.3.16
 娘よ、なぜ仏法を信じるのか?
 牧口先生は「一人の人に会う」ために、どこへでも
 遠視眼でなく 近視眼でもなく 皆さまこそ正視眼の人
 対岸の火事としか見ない人
 目先のことしか見えない人
 信者・学者・行者
 自分で自分を強くするしかない
 
<授章>
池田博士は人類を照らす「平和の先覚者」「文化の英雄」(フィリピン共和国、デ・ラ・サール大学の「名誉人文学博士」学位授与式)H9.3.18
 国際主義者の平和の戦い 池田博士には“先覚者ゆえの苦労”が――ゴンザレス学長のあいさつ
 池田博士は“創造的人間”を育成 人道的価値を教育で拡大――授章の辞 ユヒコ副学長補
 
<創立者祝辞>
創価大学は民衆立と誇りを!! 国家悪を超えて「人間の連帯」を全世界に(第23回創価大学、第11回創価女子短期大学卒業式)H9.3.18
 デ・ラ・サール先生の崇高なる生涯
 近代教育の先駆
 財産も栄達も全てなげうって
 「教育で時代を変革」保身の旧勢力が陰湿な迫害
 内から外から嫉妬の妨害が
 名もなき庶民が学校を守った
 民衆よ賢くなれ! 強くなれ!!
 民衆とともにこそ、栄光の人生
 励ましの手紙を一万八千通!
 教育の種を一粒また一粒と
 残虐の歴史を断じて忘れるな
 大変な分だけ偉大な人となる
 負けじ魂の太陽を燃やし続けよ
 グチをこぼさず何かの建設を! その基盤の上に新しき殿堂は建つ!
 
全員が「我が道」で博士に(第27回創価中学・高校卒業式、第22回関西創価中学・高校卒業式)H9.3.16
 一生涯、探究を!
 恩を忘れず
 日中友好の恩人
 「今に見よ!」と
 一番苦しんでいる人の味方に
 精神は死なず
 障害があるほど強くなれ!!
 気高き先駆者に必ず応えたい!
 旭日の中国を築いた先人の魂
 鋼鉄の神経で!
 諸君は世界の民衆と連帯を
 笑え、笑え、賢き楽観主義で!
 
  
 
池田先生のスピーチ集「輝きの明日へ」の第6巻です。
 
平成9年(1997年)2月26日~3月18日までのスピーチ・メッセージ・祝辞等が収録されています。
 
1997年3月中旬、日顕の女房の政子が、娘・百合子や孫娘と、オーストラリアへ豪華隠密旅行に行っている。
 
以下、ポイントメモです。
 
●かけがえのない人生の時を、いかに使い、いかに価値創造していくか。時をはずしてはならない。時を逃してはならない。仏法は一念という瞬間瞬間の生命に、最大の焦点を当てている。
「如来」とは、如々として来るというごとく、瞬間瞬間の躍動の生命をも意味する。一切が、瞬間で決まっていく。
この瞬間瞬間を最高に充実させて、すべてをいい方向に、いい方向にと向け、活かし、前進していく力が信心である(P11)
 
●「恐怖に屈すれば、真実さえも抹殺されてしまう。自らが正しいと信ずることを恐れずに実行する――これが黄金律である」
「我々の信念は、常に燃え続ける灯火のようでなければならない。それは我々に光明を与えるだけでなく、周囲をも照らすのだ」ガンジー(P14)
 
●使命を自覚した青年の力は無限である。青年に託す以外に道はない。これは“鉄則”である。青年は純粋である。使命のために立ち上がり、損得の“計算”などしない。そうした青年の中に入って、一緒に戦おう。その若い力を、よい方向に引き出していこう――これがリーダーの根本の精神である。どうすれば若い力を、良い方向に引き出せるか。そのために心を砕き、尽くすのがリーダーである。
青年に、威張ったり、青年を“アゴで使おう”などというのは、指導者として、すでに“おしまい”である。失格である。学会の幹部も、この点、よくよく気をつけなければならない(P19)
 
●試練を乗り越える。逆境を勝ち抜く。“これは、人生で当たり前のことです。何のドラマもない人生なんか、おもしろくないじゃないですか”“自分は芸術家です。筆の技、心の技を忘れません。そして、だれが何と云おうと、自分は自分の人生を行きます。仕上げます!” 方召りん女史の勝利の姿からは、こうした信念の叫びが響いてくる気がする(P27)
 
人生の成功とは何か。真の成功者とは、だれなのか。有名人や、高い地位の人であっても、年とともに、みじめに老いていく人生もある。心のむなしさに苦しんだまま、孤独に死んでいく、わびしい一生もある。
「成功者とは何か」。イギリスの思想家ウォルター・ペーターは言っている。
「いつも炎のように燃えていること。宝石のような、この激しい炎をもって、いつも感動にうちふるえて生きること。これこそが人生における成功である」。
いつも生き生きと燃え続けている人。その人こそが、人生の成功者なのである。私どもで言えば信心の炎であり、広宣流布への情熱である(P45)
 
●成功とは、自分の生活の質を変えることであり、量を増やすことではない。財産、地位、名声、知識――それらは、どんなに増やしても、所詮は自分を幸福にしてはくれない。
また、死後までもっていけるものでもない。自分の人生の質を高める――そうしてこそ、はじめて人間は幸福に近づくのである(P46)
 
●どんな組織においても、リーダーが、「皆と一緒にやる」のではなく、上から「あれをやれ」「これをやれ」と命令する。自分は傷つかないように、うまく人を使う。こうなってしまったら、発展は望めません。ここに、古今東西、歴史の流転と興亡のひとつの急所がある。微妙な人間所一念のドラマがあるのです(P57)