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「輝きの明日へ5」池田大作
 
「輝きの明日へ5
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
102ページ
1997年53日 初版発行
 
1997年 平成9 10月 読了
 
  
 
収録期間 平成9(1997年)213日~227
 
【目次】
 
「実証」が最高の雄弁(香港・マカオSGI合同最高会議)H9.2.13
 妙法を行ずる所こそ寂光土
 中国文学の伝統、民衆の声を代弁 水滸伝・史記・白楽天の人間主義
 21世紀人とは
 弱きを助け、強きをくじく
 社会と歴史を見すえるスケールの大きさ
 載道の文化 言志の文学
 だれにでもわかりやすい言葉で
 民の怒りを我が怒りに
 信義を貫く丈夫の心が、現代人の“人間愛の渇き”を癒やす
 命にかえても約束を果たす
 青年は常に世界的文学を
 勤行の姿勢に、信心の姿勢が現れる
 確信の声に胸を打たれて
 
“人間味”こそ仏法者の魂(第22回SGI総会、各国代表者会議)H9.2.19
 はるばる集った信心の心ざし
 人間主義者・釈尊は歓待する人
 説法の場に駆けつけた農夫に「まず食事をどうぞ!」
 人生を楽しめる賢者たれ
 空腹の人に説法しても無価値
 リーダーは「歓待」の精神に立て
 人々を救う幅広い条件が学会に
 「新たな千年」こそ我らの舞台
 
信心があれば、そこが常寂光土(第1回沖縄最高会議)H9.2.23
 大文豪の笑顔
 “自分の境遇を他人のせいにするな”トルストイ
 転んだのは「建築家のせいだ!」
 人のせいにする人生は敗北
 私はここで勝つ! ここで革命してみせる!!
 自分のいる“その場”で勝て
 題目をあげ抜いた人が必ず勝つ
 濁世・乱世には現証が歴然と
 仏の使いを迫害する社会は滅ぶ その時こそ!! 広布の前進を
 善言を用いぬ社会は転落
 御聖訓 正法を「そしらん人には弥よ申し聞かすべし」
 広布は必ず進む
 学会活動こそ今生人界の思出
 
広布と人生の名操縦を!!(沖縄代表者勤行会)H9.2.25
 細心の配慮こそ責任感
 無事故の陰に、命を削る辛労が
 上に立つ人の使命感・責任感・人間性で決まる
 勇気ある臆病
 一隅を照らす陰の人こそ宝
 ご苦労さま、ありがとうと
 門下の帰途を気づかわれて
 油断なき強き信心に、諸天善神の強き守りが
 心の固きによって神の守り強し
 
民衆こそ尊極の宝(第2回沖縄最高会議)H9.2.27
 創価の大精神
 智慧は出る、慈悲の胸から バラモンの学者を論破した“水汲みの女性”
 釈尊の婦人門下
 無名の庶民が築いたから尊い
 同志を尊敬する心が福徳に
 さあ三月! 新しき喜びの花を
 指導者は本因妙の姿勢で
 若き人生の悩み
 ロシアのヤコブレフ博士(ペレストロイカの設計者) 「大乗仏教は、悩みの疾風を、創造の追い風に変える」
 悩みに勝って生き抜く原動力
 人生最後の勝利へ 晴れ晴れと!
 
<長編詩>
「栄光の都市」香港の旭日(敬愛する香港の友に贈る)H9.2.22
 
<メッセージ>
皆さまは幸福の“種を蒔く人” (農村ルネサンス体験主張大会)H9.2.15
 生命の世紀の希望の旗手に
 
<授章>
中日友好の最前列で、SGI会長は超人的な気概で貢献(中国・吉林大学名誉教授称号授章式)H9.2.20
 池田会長の授章は中日友好に大きな影響――文化部長のメッセージ
 教育こそ生命線の思想に共感 全学一万五千余人が名誉教授就任を喜ぶ――学長の辞
  池田会長の深き歴史観と学識、人格の魅力
 21世紀は中国の世紀――池田SGI会長の謝辞
  中国は大発展と20余年前から
  貴国の発展には「人間の建設」という土台が
 ヂューイの予見
 大恩ある中国の民衆とともに
 一人の新しき人間をつくる、そこから未来が洋々と
 あなたに会いに中国に来ました
 
  
 
池田先生のスピーチ集「輝きの明日へ」の第5巻です。
 
平成9年(1997年)2月13日~2月27日までのスピーチ・長編詩・メッセージ・祝辞等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
●「民は、信なくば立たず」――人間の社会は、信義がなければ成り立たない。信義こそ、人間社会を支える土台である(P14)
 
●人生を、大いに楽しんでいただきたい。
人生は「楽しむ」ためにある。人生は「幸福」が目的である。
一生のうちで、「楽しかったこと」と「苦しかったこと」との差し引きが、どうなるか。
楽しかったことのほうが多ければ幸福である。苦しかったことのほうが多ければ不幸である。
そして、賢明な人、強い人は、どんな苦しい時でも、勇気をもって乗り越えていける。
勇気がなく、くよくよと悲観的な人は、小さなことにも苦しんでしまう。
皆さまは、人生を楽しめる賢者であっていただきたい(P23)
 
●トルストイの「建築家のせい」のエピソード(P34)
 
●仏法では「一念三千」と説く。自分の身に起こることは、根本的には全部、自分の一念の表れである。
つまり、「言い訳ができない」真剣勝負の生き方である。
「真剣」で首をはねられたあとで、何を言い訳しようとも無駄である。どんな立派な言い訳をしようとも、負けは負けである。ゆえに、「自分のいる、その場で勝て。断じて勝て」――これが「本有常住」を説く仏法の生き方と言える(P36)
 
●学会の草創期、学歴のない一婦人が、堂々と、大学教授を仏法に導いたことを聞かれて、戸田先生が、それはそれは喜んでおられたことを、私は懐かしく思い出す。
そういう名もなき庶民の崇高なる実践によって、創価学会は、これほどまでに発展したのである(P56)
 
●ゲーテについて(P59)
 
●いかなる時代になろうと、人生は、さまざまな悩みの連続である。特に、青年時代は、そうである。
しかし、だれ人も、その悩みを乗り越え、勝ち越え、生きて、生きて、生き抜いていかねばならない。そのための原動力こそが、信仰なのである(P61)
 
●広宣流布の大願に生きゆく青春は、また人生は、友のために、社会のために、あえて悩みを背負っていく生き方である。
「どうしたら、あの人が立ち上がるか」「どうしたら、この人に勇気を与えられるか」「どうしたら、我が地域を前進させられるか」等々――
その悩みゆく姿それ自体が、菩薩の姿であり、さらに仏の心に通じている。こうした大きな悩みに、自分の小さな悩みは、全部、包まれ、昇華されていく。
大きく悩んだ分、大きく境涯が広がっていく。そして、無我夢中になって戦っていく中で、いつしか、かつての悩みが、一切、打開されていることを発見するものである(P62)
 
●人生の総決算は「死」の時である。人間は「生きたようにしか死ねない」ものである。どう生きたか、どう我が生命の中身を充実させてきたか――それが全部、一生の最後に現れる。
妙法に生き抜いた人生の素晴らしさは、その時に深く深く実感されるにちがいない。我が同志の人生最後の勝利と栄光と遊楽は間違いないと、断言しておきたい(P63)