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「輝きの明日へ2」池田大作
 
「輝きの明日へ2」
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
110ページ
1997年316日 初版発行
 
1997年 平成9 9月 読了
 
  
 
収録期間 平成8(1996年)1216日~平成9年(1997年)111日
 
【目次】
 
新年の歌 1997年元旦
 
素晴らしき「人間革命の劇」を!!(第6回本部幹部会、第2東京総会)H8.12.16
 魂の叫び「学会歌」を勇壮に
 青年なら創れ、新しき歴史を!! 青年なら走れ、烈風に向かって!!
 不動の自身を富士の如く
 新世紀は諸君に託す――諸君に責任
 21世紀へ毎月、青年部幹部会を
 内面の豊かさこそが美しい
 仏法は「永遠の幸福」の追求
 夫は銃殺、自分はシベリアへ流刑
 人を励ませば心に太陽が昇る
 「戦いはこれからだ!!」と
 負けたときに、勝つ原因をつくれ
 その場で輝け!! その場を変えよ!!
 牢獄を学校に
 勇気を、希望を――「何か」を与えよ
 小さな語らいこそが大切 慈愛の個人指導を、家庭指導を
 歴史は作られる 目立たぬ所で
 喜びの“一波”を起こせ 友の心に そこから“万波”が、そこから広宣流布が
 人と人の間で
 組織は信心を深めるためにある
 「あの人の姿を見よ!」と、素晴らしき人間革命を
 自分革命の姿そのものが弘教
 我らは永遠に、この一節を色読
 「まことの時」に戦う人が賢者
 今世で一生成仏すれば自在の命
 
「苦しんだ人」こそが勝利する(全国代表研修会)H8.12.21
 先覚者ジェンナー 当時は嘲笑、今、人類の恩人
 死の病・天然痘を克服した200年
 非難にも耐えて
 謙虚に「民衆の智慧」に学べ
 民間の言い伝えを尊重し研究
 強い人間、負けない人間を育成
 
生き生きと!「精神の闘争」を!(新年の集い)H9.1.2
 強く生きよ! 信仰は絶対の確信
 難を忍び、慈悲ある人が本物
 一生成仏――今世で永遠が決まる
 
勝ち取れ 黄金の毎日を!! 旭日の人生を!!(第7回本部幹部会、第1回全国婦人部幹部会、第5回千葉県総会)H9.1.7
 旭日の青春、黄金の光に輝く晩年
 ただ仏のみが宇宙の根本法則を会得
 難と戦えば、永遠の幸福
 毅然たる信心
 学会活動こそ人生の無上道 晴れやかに今生人界の思い出を!!
 妙法を唱え、勧めるのが真の遊楽
 冥益と冥罰――仏法は勝負
 極悪人には、顕罰より冥罰が出る
 一歩一歩、崩れさる「幸福王」へと
 宗教改革の巨人の故郷・千葉
 栄光のドラマは一人から始まる ゆえにその一人となれ! 一人の胸に火を灯せ!
 妙法の種を蒔く
 「日蓮と同意」の団体は創価学会
 心に炎を燃やし
 心して無事故を
 初の「タゴール平和賞」の受賞者に
 「魂なき国」は滅ぶ――今こそ人間主義の興隆を!
 熱烈な歓迎、冷淡な見送り
 目を開け! 道徳的盲目は危険
 「他人の損失を気にするな」の日本
 国家主義が作る、経済ロボット
 「タゴールの警鐘」に背を向けた日本の悲劇
 人の尻馬に乗って、偉人を非難
 国家悪を捨てよ、国家に人格はない 「力の文明」は人間を奴隷に
 中国の大発展を鋭く予見
 「魂の文化」の主役は女性
 次の文明は互恵の精神の上に
 
あと4年 21世紀までに 諸君に すべてを託したい(第1回全国男女記念幹部会)H9.1.11
 青年が全責任を
 偉大なる学会の後継者の誉れ
 相対的幸福の時代は終わった 内面からわき出る幸福、人間革命の世紀へ!!
 幸福はいずこに
 君こそ あなたこそ「最高の財宝」をもつ人 自覚した分だけ力が出る
 君には無限の希望、無限の力が
 自覚せよ!! 栄光の使命を!!
 自覚せよ!! 若さは無限の力と
 私は決めた「師の言を全部実行」と
 目標のない人生は わびしい
 走り抜いた50年
 ダイヤの自分を
 師子吼せよ 正義を!! 悪と戦わぬ懈怠懶惰の人となる
 悪を幸福させれぬ人間は謗法
 戦わなければ悪を増長させる
 「我 金剛の身なり」と人生を飾れ そのために修行を、晴れ晴れと広布の法戦を
 大難即成仏と
 日本の柱を倒そうとした末路
 目標に向かって賢明に、楽しく
 広宣流布のバトンタッチの儀式
 
<長編詩>
翻れ! 民衆栄光の旗(縁も深き、目黒の同志<とも>に贈る)H9.1.9
 
<創立者祝辞>
希望こそ翼! 21世紀の大空へ飛べ!!(東京・創価学園生、創価女子短期大学生と記念撮影会)H8.12.17
 人類の夢を実現させたライト兄弟の決心
 “必ず飛んでみせる”の執念が結実
 人目につかない所で偉大な歴史が
 師の犠牲を無断にするものか
 ともかく前へ、一歩一歩前へ
 島国根性でなく、国際人たれ
 落下傘のアメリカ兵
 希望ある人は心が大きくなる
 
  
 
池田先生のスピーチ集「輝きの明日へ」の第2巻です。
 
平成8年(1996年)12月16日~平成9年(1997年)1月11日までのスピーチ・歌・長編詩・祝辞等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
●戸田先生は、富士を仰いで言われた。青年部時代、先生と私の二人だけの時であった。
「大作、静かに見えるようだが、富士山のてっぺんは烈風だよ。頂点に立つ人間は、烈風を受けなければならない」と。
この言葉を、私は生涯、忘れることはない(P12)
 
●戸田先生は言われていた。「負けた時に、勝つ原因をつくることができる。勝った時に負ける原因をつくることもある」と。日蓮大聖人の仏法は「本因妙」の仏法である。「現当二世」の仏法である。
過去を振り返るのではない。つねに現在から未来への挑戦を始める。永遠にこれから! これから! である。ゆえに行き詰まりがない(P20)
 
●“小さな集い”が大切なのである。大きな会合で、大勢の人に拍手されて話すことが偉いのではない。人目につかない小さな集い――座談会が、また家庭指導が大事なのである。個人指導が大事なのである(P23)
 
●サーツ女史は、皆と決めていた。「人間は一人きりで悲しんではいけない」と。一人では悲しみが余計に深まる。救いがなくなる。
“人の間”と書いて、人間と読む。人間と人間との切磋琢磨のなかでこそ、人間ができていく。自分が豊かになっていく。
時には、組織がわずらわしく、一人きりになりたいと思う場合があるかもしれない。しかし実際に一人きりになり、退転してしまえば、どれほど寂しいか。どれほど、わびしいか。同志とともに、喜怒哀楽を繰り返しながら、にぎやかな人間の世界で生き抜いてこそ、成長できるのである(P24)
 
●学会のリーダーは「会員を尊敬し、会員に学ぶ」ことである。“これほどまでに”と言われるほど、徹底して「会員を大事にする」ことである。一生懸命に「会員の幸福を祈り」「会員を守る」ことである。
これが根本中の根本である。ここに徹すれば、学会に永遠に行き詰まりはない(P36)
 
●大事なのは毅然たる信心である。何ものも恐れない勇気である。強い人は幸福である。何かあると紛動される弱い人間は不幸である。
悪に対して反撃もできない臆病な人間には、功徳は出ない(P39)
 
●人生、最後に、だれが勝つか。苦労した人である。苦労を避けた人は、あとから苦しむ(P86)
 
●ライト兄弟について(P105)