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「創価のルネサンス98」池田大作
 
「創価のルネサンス98
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
110ページ
1996年9月12日 初版発行
 
1997年 平成9年 8月 読了
 
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※収録期間 平成8年(1996年)6月22日~7月3日
 
【目次】
 
新世紀へ 大いなる精神の架橋を(キューバ国立ハバナ大学での記念講演)H8.6.25
 キューバの精神の父 ホセ・マルティの信念「人間の尊厳と相いれないものは全て滅びる」
 あきらめない人間
 新しき千年に、生命尊厳の文明を
 冷戦の中、地球民族主義を提唱
 小宇宙(人間)と大宇宙の架橋を
 人間と社会と宇宙を結ぶ“詩心”の力
 生の全体性を回復せよ
 断片化した個人
 マルティのホイットマン論「詩人はその胸にすべてを抱擁する」
 眼は日月、紙は星、皮は大地、毛は林
 人間と人間の架橋を
 立ち上がれ!! そこに太陽が輝く
 「人間の唯一の栄光は他者への奉仕」マルティ
 “民主の苦しみを抜こう!”との菩薩の人格
 教育こそ未来への希望の架橋
 人間で決まる 人間をつくれ
 あせらず、たゆまぬ努力に果実が
 キューバの教育への営々たる努力に敬意
 人間を錬成する
 
幸福は 大いなる人格のなかに(第21回SGI総会・対話集会)H8.6.23
 外面の相対的幸福だけでは むなしい 充実の人生こそ幸福
 幸・不幸は外見では決まらない
 勤行は荘厳な宇宙との対話
 生命の夜明け
 哲学・信念・明朗・勇気・包容力を
 法のため、人のための行動が人生に価値を
 尊き菩薩の人生
 何が悪か善かわからない時代
 全てをよき方向にとらえる強さ、賢さ
 人格こそ宝
 大海の心で
 歓喜の中の大歓喜と晴れやかに
 
「指導者革命」の模範は皆さま(第21回SGI総会・第二日)H8.6.23
 後輩を我が子のごとく 苦労は自分が
 実の母親以上に
 民衆が手段にされる時代に幕を
 バッファロー的組織は衰退する
 指導者の要件
  ・だれよりも祈り深き人
  ・だれよりも学ぶ人
  ・だれよりもたたえる人
 ほめる心に福徳
 地球民族主義の縮図が!!
 全地球的連帯
 SGIは社会の善なる団体
 社会のためにが、根本精神
 S(ソーシャル)(グッド)(インスティテューション)
 光明の人と輝け
 
リーダーは「祈りから出発せよ」(アメリカSGIの7.3記念研修会)H8.7.3
 バリツァー博士が祝福の言葉 「師弟」が人類を進歩させる
 人間は師弟によって真の人間に
 7.3に刻まれた、不屈の人権闘争 青年は労苦を、また労苦を!
 強情な祈りから広布が拡大
  21世紀のアメリカン・ドリームへ 断じて勝利を
 空襲下の手紙
 利己だけでなく 自他ともに利益を
 同志は互いに尊敬し信頼を
 「会員のためなら何でも」の心で
 人生の美事な仕上げを
 
<折々の語らい>
三世の福運を確信(第21回SGI総会・各国代表社会議)H8.6.22
 
<長編詩>
即興詩(メキシコ、ベラクルス国際空港)H8.6.29
 
尊きベラクルスの地涌の友へ贈る(メキシコ、ベラクルス国際空港)H8.6.29
 
エルパソの偉大な広布の開拓者に捧ぐ(アメリカ、テキサス州・エルパソ国際空港)H8.6.29
 
<授章>
池田会長の訪問はキューバの誇り(キューバの首都ハバナ市の「最高賓客」称号授章式)H8.6.25
 「世界のため」に戦う、最高の人物を迎えた喜び――レアル館長のあいさつ
 
世界を結ぶ人の行動に敬意(キューバ国立ハバナ大学の「名誉文学博士」学位記授与式)H8.6.25
 世界がこの人物をたたえる 池田氏は文化の思想家、民衆の擁護者――ヴェーラ総長が「ハバナ大学の決議書」を朗読
 「人権と平和への貢献」を認識するのは大学の義務 池田氏は精神的価値を国境を越えて興隆――ガルシア教授の受章者紹介
 
文化の人への最高国家勲章「平和を願う民衆の連帯」の証(キューバ共和国の「フェリックス・ラレラ最高勲章」叙勲式)H8.6.25
 池田会長の世界性を称賛 “人類という祖国”へともに貢献――ハルト文化大臣のあいさつ
 
<展示>
ラテン・アメリカで初の開催 核実験の全面禁止 核兵器の全廃へ(コスタリカ共和国の首都サンセホで「核兵器――人類への脅威」展、オープニング式典)H8.6.28
 暴力の否定を人類の思潮に――池田SGI会長のあいさつ
  「核の力」より強い「希望の力」、その象徴は子どもたち
  「世界はコスタリカに学べ」ポーリング博士
 
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池田先生のスピーチ集創価のルネサンス」の第98巻です。
 
平成8年(1996年)6月22日~7月3日までのスピーチ・折々の語らい、即興詩、長編詩等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
●どんなに地位があり、財産があっても、幸福をつかめない人は多い。どんなに素晴らしい結婚をしても、いつかは愛する人と別れなければならない。愛別離苦は避けられない。
どんなに有名人になっても、病気で苦しみきって死んでいく人は、たくさんいる。美しく生まれたために、かえって、人生を不幸にする人も少なくない。
一体、幸福は、どこにあるのか。どうすれば幸福になれるのか。これが人生の根本問題であり、永遠に追求すべき課題である。これを解決したのが仏法であり、信心なのである(P20)
 
●幸福は「見かけ」のなかにはない。「見栄」のなかにはない。自分自身が実際に何を感じているか、その生命の実感の問題である。
それを前提に申し上げれば、幸福の第一条件は、充実であろう。
「本当に張りがある」「やりがいがある」「充実がある」――毎日が、そのように感じられる人は、幸福である。多忙であっても「充実」がある人のほうが、暇でむなしさを感じている人より、幸福である(P22)
 
●根性曲がりの人間が多い末法にあって、苦労しながら、ただ相手の幸福のために、祈り、足を運び、語り、心をくだき、面倒をみておられる。
まさに菩薩であり、これほど偉大な「哲学ある人生」はない。最高の哲学を実践し、弘めておられるのが皆さまである(P24)
 
●勇気のある人は、何でも乗り切っていける。勇気のない臆病な人は、人生を楽しめない。それでは不幸である(P27)
 
●特に青年は、求めて自らを鍛えなければならない。若い時からお金もある、何の苦労もない――では人物はできない。民衆を守る指導者になれるわけがない。苦労に苦労を重ねて、何があろうとも微動だにしない王者の自分自身を築きあげていただきたい(P48)
 
●各国の広宣流布の指導者の皆さまに深き敬意を表します。御書に照らし、法華経に照らして、皆さま方こそ最高に尊き方々であられる。いかなる名声の指導者よりも偉大なリーダーであられる。
また、来世も、その先も、永遠にわたって、それぞれの国と社会の大指導者となる原因を積んでおられる。
地球だけではない。他の無数の星々においても、生々世々、栄光の指導者と生まれてくるのである(P56)
 
●皆さま方が出現しなければ、人類は闇であり、精神的に滅亡していく以外にない。だからこそ、この時に、皆さまが生を受け、活躍しているのである。これが「地涌の義」である。
したがって、皆さまが幸福にならないわけがない。三世にわたって福運に満ち満ちた人生になることを確信していたきたい(P57)