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「創価のルネサンス94」池田大作
 
「創価のルネサンス94
池田名誉会長のスピーチから
池田大作
小冊子
聖教新聞社
定価100円
103ページ
1996年6月6日 初版発行
 
1997年 平成9年 8月 読了
 
★ ★ ★
 
※収録期間 平成8年(1996年)3月14日~3月24日
 
【目次】
 
この上ない「所願満足」の人生を(不滅の金字塔・常勝関西40周年の集い)H8.3.18
 関西の人間城よ、永遠に栄えよ
 世界で最高の武器は「誠実さ」
 「満足かどうかは、自分で決まる」ラジブ・ガンジー首相
 私には後悔する暇もない
 壮大な正義の劇
 正法迫害の権力者は、父母を打つ狂子のごとし
 大難は「兼ての存知なり」と
 魔を断つ利剣は唱題
 悪鬼入其身
 「民衆が勝った!」と証明のドラマを
 向かい風に挑む
 
陰の労苦に「ありがとう!」を(創価学会春季彼岸勤行法要)H8.3.20
 美しき和歌山 大好きな和歌山 連戦連勝の和歌山
 御聖訓「上七代・下七代・上無量生 下無量生の父母等」をも仏に
 夫人への配慮
 権力者の不安
 ウソ・へつらい・裏切り・不正の世
 迫害を耐えながら 門下に御慈愛
 御書には「百二十歳まで栄えて霊山へ」と 楽しめ人生を 同志とともに
 馬も温かき心
 サーチライトで皆に光を
 責任の分だけ、喜びもある
 
「文明の衝突」よりも「文明の対話」を(関西代表者勤行会)H8.3.21
 ゴルバチョフ氏が「対談集」完結でメッセージ 「生きた知性の交流に喜び」「東洋の哲学の宝を学んだ」
 「20世紀の精神の教訓」を発刊へ
 裕福な人とは、友人の多い人
 学会本部と関西学園――永井信濃守のかつての領地に
 足下を大切に 地域を大切に
 縁を大事にする
庶民の勇者が ナチスに抵抗 胸を張りたい「私の人生は正しかった!」と
 壮烈な戦死? 否、殺されたのよ!
 言葉で戦う
 正義に生きた人は孤独ではない
 崇高な生き方こそが社会を変える
 人間としての在り方こそ重要
 生も歓喜、死も歓喜の無上道を
 学会活動は、幸福・健康の軌道
 用心すべき敵は悪知識
 事故死でも悪道に墜ちない
 大統領が期待、学会の活動で開かれた地域を
 常勝の獅子たれ
 
「一番幸福な人」とは「勇敢なる民衆」(第98回本部幹部会、第1回愛知県総会)H8.3.24
 王との問答
 「幸・不幸は目先ではわからない」ギリシャの賢人
 結末を見てこそ
 「人のため」の菩薩道 学会活動は三世の栄光への軌道
 民衆の大哲学者
 70代の牧口先生 嵐の2年間(昭和16年~18年)に240余回の座談会へ
 世界一の女性城 中部国際婦人会館
 転倒の社会が正義を圧迫
 獅子のごとく太陽のごとく
 「悦び一身にあまれり」の大境涯
 経文通りの人生
偉大ゆえに誤解される
 大聖人は一婦人の真心を御称嘆「釈尊が御身に入られたのでしょうか」
 距離よりも心
 一人一人が名城
 遺作を捧げる
 もっとも崇高なのは「人に尽くす人生」
 勝利のにぎやかな死を迎える
 ノートン博士「創価学会は日本の民主主義の希望」「人間こそ尊厳! この共感の広がりが広宣流布」
 
授章
池田氏は真のルネサンス人(香港大学の「名誉文学博士」学位授与式)H8.3.14
 池田氏の運動は、日本の国境を超越――張美美教授の推挙の辞
  軍部に抵抗し 平和と共に発展
  アジアの教育にも傑出した貢献
  真のコスモポリタンを育成
  世界を駆けて対話 国際社会に橋を
  際だった国際性
 
<創立者祝辞>
たゆまず、あせらず、自分らしく。一生涯「学びの軌道」を!!(第21回関西創価中学・高校卒業式、第26回創価中学・高校卒業式)H8.3.17
 香港の栄光の母を育てた信念「学びの人に恐れるものはない」「激動の社会だからこそ、確かなものを身につけよ」
 親子で花道を
 生きて見せる!
 不幸をバネに大きな勝利へ
 こつこつ努力し抜いた人が勝つ 人生の勝負は「40代から
 英雄の条件は屈服せぬ勇気――大文豪・金庸氏
 言論の大英雄
 
大胆なる「若き挑戦王」たれ!!(第22回創価大学・第10回創価女子短期大学卒業式メッセージ)H8.3.21
 「地上を踏みしめて一歩一歩進め」牧口先生
 創大スピリットは「開かれた大きな心」
 
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池田先生のスピーチ集創価のルネサンス」の第94巻です。
 
平成8年(1996年)3月14日~3月24日までのスピーチ・メッセージ・祝辞等が収録されています。
 
以下、ポイントメモです。
 
●「後悔がない」ということが幸福の条件である。
トルストイは、幸福の最大の敵は後悔なり、と言った。
自分の人生である。人が決めるのではない。
あの人がこう言ったとか、あの人がこうだからとか、そういうことに左右されて生きる生活は不幸である。
自分自身で「これでいい」「自分はこれでいくんだ」「自分はこれで満足だ」と言える信念があればよい。その強さが、幸福を生むのである(P10)
 
●題目根本に、魔と戦うとき、自分自身が鍛えられ、成仏できる。そうなれば、悪知識も、かえって善知識になる。難の時こそ、功徳を積み、成仏するヤンスなのである(P14)
 
●大聖人の御慈愛は、尼御前が乗ってきた馬にまで注がれた。たしかに、乗せてきた馬こそ功労者である。陰の人ならぬ、陰の馬である(P25)
 
●一言の御礼が、相手の心を変える場合もある。幹部は祈り、よく考えて、「御礼を言い忘れている人はいないか」「励ますべき人を忘れてはいないか」、サーチライトを当てるようにして、探していただきたい。その一念、その行動があれば、広宣流布は、いよいよ限りなく広がっていく(P27)
 
●「だれが一番、幸福か」。
この命題に、今、確信をもって答えることができるのは、真の哲学者である、わが創価学会員以外にない、と断言しておきたい(P52)
 
●戦時中、戸田先生とともに投獄されながら、家族に哀願され、退転してしまった幹部がいた。
戦後、その幹部は再び学会に戻ってきたが、戸田先生は、ある時、雷のごとく叱った。
「たったの二年間の牢生活だよ。生命は永遠じゃないか! たった二年間ぐらい耐えられないのか、学会っ子が! 何の信仰をしてきたんだ! いくじなし!」
私と森田理事長が、その場にいた。これが学会精神である。いわんや悪口など問題ではない(P60)
 
●大聖人が信頼し、大切になされたのは、権力者でもなければ、貴族でもない。真心の庶民である。私どもも、この一点を絶対に忘れてはならない(P63)
 
●成功すれば妬まれるし、失敗すれば馬鹿にされ、たたかれる。これが人間の世界の実相である。
これからの皆さんの前途にも、思いがけない悲しみや悩みがあるかもしれない。しかし、その時こそ、絶対に負けてはならない。あきらめてはならない。後退してはならない。
苦労に次ぐ苦労、波瀾万丈の人生を生き抜いてこそ、深みのある本物の人物ができるのである。
その揺るぎなき境涯にこそ、本当の幸福もある(P94)
 
●自分らしく、人知れず、地道に、こつこつと努力し抜いた人が、最後は勝つ。
春、種をまく。三日で育てといっても無理である。やはり「実り」は秋を待つしかない。これが道理である。
人生の秋は40代、50代、60代である。40代以降に、花が咲けばよい。実がなればよい。それまでは全部、修行である。全部、忍耐である。
今、お金がないことなど、少しも恥ではない。むしろ若いときこそ、苦労していく環境が必要なのである(P96)