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「開目抄講義(上)」池田大作
 
「開目抄講義(上)」
池田大作
ハードカバー
聖教新聞社
定価1000
221ページ
200666日 初版発行
 
2006年 平成18年 69日 読了
 
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【目次】
第1回 「開目」-大聖人に目を開け 民衆に目を開け
第2回 主師親の三徳-忍難と慈悲で民衆仏法を開く
第3回 文底-全人類救う凡夫成仏の大法
第4回 本因本果-信心で開く永遠の仏界・無限の菩薩行
第5回 五重の相対-生命の因果と人生の根本指標
第6回 誓願-大難を越える生命奥底の力
第7回 法華経の行者-忍難と慈悲に勝れる正法の実践者
第8回 法華の深恩-成仏の大法弘める法華経の行者を守れ!
第9回 六難九易-浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり
第10回 提婆品の二箇の諫暁-変毒為薬・即身成仏の法で万人を救え!
 
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 池田名誉会長の『開目抄講義』上巻が完成した。
 これは「大白蓮華」に連載された「開目抄講義」の待望の単行本化である。
 同講義の連載開始にあたり、名誉会長は綴っている。
 「日蓮仏法の精髄と、その正統教団である創価学会の正義を語っておきたい。そして、創価学会の魂の根幹を残していきたい」と。
 佐渡流罪という大難の渦中において「開目抄」等の重書を御執筆され、「民衆救済、人類救済のための楔」を打たれた日蓮大聖人。
 その不惜身命の実践の魂が、「主師親の三徳」「本因本果」「誓願」「法華経の行者」などの多彩なテーマに基づき、名誉会長によって縦横無尽に語られている。
(聖教ブックサービスの案内文より)
 
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「大白蓮華」に連載された池田先生による「開目抄講義」です。
 
以下に感銘を受けた部分を記します。
 
迫害の地(佐渡流罪)で、人類を救う宣言をされたのは歴史上大聖人だけでしょう。
 
「開目」とは、「大聖人に目を開け」ということ。
<第1回 「開目」-大聖人に目を開け 民衆に目を開け>
 
現実に苦悩にまみれて生きる人間にとって模範たりえる人こそ、最高に尊い。
大聖人は種々の難にあわれて、法華経を身読してその経説を証明し、人間の持つ偉大な可能性をその身の上に示し顕してくださった。
 
衆生が成仏できる可能性を持っているからこそ、仏は主師親の三徳を具えることができる。衆生あっての仏なのである。
これは「権威主義の宗教」から「人間主義の宗教」への転換が示されている。
<第2回 主師親の三徳-忍難と慈悲で民衆仏法を開く>
 
文底の一念三千は「事行」の法です。「法」は“ある”ものではなく“弘める”べきもの。
「法」を弘めることによって、万人の内なる仏性を照らし、その人自身を輝かせてこそ、初めて法の価値は発揮される。
<第3回 文底-全人類救う凡夫成仏の大法>
 
「浅きに就くか」「深きに就くか」。この生命の攻防戦は、自分自身の心においても一日の中に何度もある。
人生も戦いです。弱い心に打ち勝ち、信心を根本として「少しでも成長しよう!」「もう一歩、前進しよう!」「必ず勝利しよう!」と、勇敢に立ち上がっていく。
その「深い生き方」を貫いてこそ、真の人生の勝利者になっていける。そのための日々の信心であり、学会活動なのです。
<第9回 六難九易-浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり>
 
    池田大作全集には、第34巻に収録されています。