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「人間池田大作-私の見た素顔」木村恵子著
 
「人間池田大作-私の見た素顔」
木村恵子著
潮出版社 ハードカバー
199911月 読了
 
        ★ ★
 
【目次】
プロローグ『人間 池田大作』オンエア
第一章        「五年契約」の旅立ち
 三十九歳の社会復帰
 日本のマスコミへの疑問と落胆
 アメリカのジャーナリズムの中へ
 夫と交わした「契約書」
 ライフワークを求めて
第二章        運命を変えた一書
 ラジオ番組製作に乗り出す
 ロスの日本人を元気づけたい
 「運命の一書」と出会う
 「こんな日本人がいたのか!」
 創価学会スタッフとの出会い
第三章        予想を超えた大反響
 VIPたちの快諾
 「交友」は真実だった
 アパートの一室で始まった収録
 「手作り」の番組
 最初の反響は「バカヤロー!」
 口コミで広がる反響
 全米に広がった感動の輪
 「よいものはよい」と受け入れるアメリカ
 若者たちからの反響も続々・・・・
 自らスポンサー探し
 忘れ得ぬ花束
第四章        『永遠の故郷・母の詩』の舞台裏
 朗読番組第二弾を製作へ
 「母に最敬礼」
 島倉千代子さんの「プロ意識」
 「お母さん!」と思わず叫びました
第五章        『人間 池田大作』への道のり
 池田氏の実像を知りたい
 「宣伝番組」にはしたくない
 膨大な著作群
 巨大で多面的な人物像
 タイトル決定のプロセス
 「素朴な疑問」の数々
 「疑問の山」を崩していく作業
 新たな発見
 戦争体験こそ池田氏の原点
 シナリオとの悪戦苦闘
 内面を映像で表現する難しさ
第六章        「アメリカ・世界への一歩」を追って
 名もなき庶民を思う
 「人間革命」とは民衆個々の「自立」
 二人の学者が池田氏と共有する「危機感」
 「日本人は“歴史健忘症”」
 「池田氏は前身をやめない人」
第七章        中国・ロシアの証言者たち
 歴史的会見の舞台裏を
 日中国交回復の秘話
 あたたかく迎えてくれた中国側
 “日中提言”で中国の学会観は一変した
 一人を徹して大切に
 涙とともに会見を振り返る、周総理の元通訳
 「民間人だからこそ思ったことが言える」
 文豪・アイトマートフ氏の池田氏評
第八章        100分の邂逅 歴史的インタビュー
 インタビュー決定!
 望みうる最高のセッティングを
 池田氏の細やかな気配り
 こたつを囲んでいるような・・・・
 「人間のための宗教」
 教育にかける情熱
 平和の種、幸福の種
 「すごい人だったねぇ」
 「池田さんってかっこいい」
あとがき
 
        ★ ★
 
1999627日にアメリカで放映され、大反響だったドキュメンタリー番組『人間 池田大作』ができるまでのエピソード本です。
 
番組を製作したのは日本人の木村恵子氏(著者)ですが、発端は、外国で目にした『私の世界交友録』という一冊の本との出会いからでした。
 
一宗教団体のトップがどう世界とつながるのか?
 
しかも交友している人達は、世界でもトップクラスの人ばかりです。
 
何故これだけそうそうたる人が、池田氏と交友しているのか?
池田氏って、一体どんな人?
 
その素朴な疑問が、この番組を産みました。
 
そして池田氏の人間の実像は、最終章のインタビューに全て現れていると思います。
 
 池田氏の細やかな気配り
 こたつを囲んでいるような・・・・
 「すごい人だったねぇ」
 「池田さんってかっこいい」
 
目次に並ぶこのような言葉こそ、池田氏の人間性を物語っているとおもいます。
 
「崇拝」するようなカリスマ的な人物では決して無く、おもわず「好きになってしまう」人物。
 
真に偉大な人は、そういう人なのだと、読了後強く思いました。