第115回公演稽古場日記 No.6 | こじにずむ日記

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千葉大学演劇部 劇団個人主義のブログです
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みんなの笑顔をいただきまりりーん。
お疲れさまです。2年生のまりりんです。
今回はご縁あって役者として参加させていただいております。

ここ数ヵ月思うのですが、
「みんなの笑顔をいただきまりりーん」
って、ちょっといたいですよね。
少なくとも、もうすぐ20歳の女が言うことじゃない。
そんな言葉がハマるほど、もう若くはない。

「もう若くはないのだな…」と、普段の練習でも感じます。
今公演で初めて1年生と共演させて頂くのですが、
1年生からの溢れんばかりのエネルギーにおばはんのわたくしは気圧されそうです。
演技に対する情熱、失敗を恐れない勇気、演技にたいしてちゃんと自分の意見を言えるところなど、1年生から見習うべき点はたくさんあります。

そして、そんなエネルギッシュな1年生を引っ張っている2年生(つまり、私の同期)もとってもまぶしい存在であります。
練習をいかに効率よく進めるかまめに話し合っていますし、エチュードなどの基礎練で元気いっぱいの1年生をどう導くか試行錯誤している姿はとても頼もしいです。
そんなみなさんを見ていると、「私も年を取ってしまったなあ」と思うわけです。

しかし、されど20歳(目前)。
今回の私の役は60歳前後のおばはんの役なんですね。
毎回の立ち稽古で言われるのは「動きとか声が若い!」ということ。
もちろん、60歳代に見える動き方とか声の出し方とか、見(魅)せ方にも研究の余地がありますが、
60歳前後って、私の今の年齢プラス40年ちょいってことですよね。
プラス40年分の酸いも甘いも体験せず実家暮らし故に未だに親に甘えて頼って生きている私が、プラス40年分の深みをだそうとも、ただの中身の薄っぺらい老人風になってしまうのでしょうね。
はあ…20歳(目前)って、若いというか、青いというか…。

20歳を目前に、そして公演を目前にそんなことを思うまりりんです。
年齢に負けず、年齢を乗り越えて、今公演も性懲りなく「いただきまりりん」しちゃいます。

追伸:公演情報が解禁になりました。やったね。

(公演情報)
「ら抜きの殺意」
12/13(土) 13:00~,17:00~
12/14(日) 13:00~
場所:南部青少年センター