料理研究家・白鳥由香里（三輪ひとみ）が自宅マンションの浴室で遺体となって発見された。
死因は練炭による一酸化炭素中毒。死ぬ直前に睡眠薬を服用し、身なりも整えていたことから、
自殺の可能性が高いと思われる状況だ。
ところがそのとき、糸村聡（上川隆也）の同僚刑事・佐久間裕司（八嶋智人）が室内で男物のハンカチを発見。
さらに、玄関のドアに鍵がかかっていなかったこと、マンションの住人が慌てて出て行く人影を目撃していたことから、
他殺の可能性も出てくる。一方、糸村はといえば、浴槽に浮いていたフィタの存在に引っかかる。
月島中央署の面々はさっそく聞き込みを開始。由香里が2年前、
サッカー選手・須川祐介（合田雅吏）と交際していたことが判明する。
しかし、当の須川は2年前も今も自分にはかすみ（上原さくら）という妻がおり、
由香里とは一貫して“ただの友達”だった、と証言し…。
そんななか、糸村はフィタを手がかりに独自捜査を続行。やがて、由香里が抱えていた秘密を掴む。
その矢先、須川が自殺をほのめかす伝言メモを妻の携帯電話に残し、姿を消した！
この音声に妙な気配を感じた糸村は、日本音響研究所の所長・江藤奈津子（水野真紀）に鑑定を依頼。
そこから、意外な事実が発覚する…！
ゲスト：高橋かおり 合田雅吏 上原さくら 三輪ひとみ 水野真紀 ほか
脚本：尾西兼一 監督：猪崎宣昭
さて、今回である。
なんか、せっかくよくなっていたドラマがまた前作のようになってしまった。
糸村は独自に捜査。しかも課長も他の刑事には指示するが、
糸村はほったらかし。１話でチームといっていた課長がである。
そして、事件自体は佐久間刑事がほぼ解決する。
糸村の３分時間くださいの件もすぐに終わって、
あのフィタも犯人の自白に追い込む手がかりとなっただけ。
犯人役の上原さくらが妙にういてしまっていたのが気になってしかたなかった。
そして、格さん演じるサッカー選手を拉致し、無理心中しようとした洋子（高橋かおり）。
友人の由香里が自殺したと思い、結局自分は彼女にとってなんだったのか、
という洋子に糸村が話しかける。
で、唐突に由香里の本のゲラに洋子が親友とかいているところがあると知らせるわけで、
ここも遺留品と関係がうすい。
佐久間刑事の活躍は、まあよかったけど、
肝心の主役の活躍がこれではなあ。
ちょっと、脚本がとっちらかっている印象で、がっかりの回でした。