新警視庁捜査一課9係 第4話 | 何事も楽しく、過ごしたい。

何事も楽しく、過ごしたい。

TVドラマ、映画や小説などを見ての感想や、ニュースなどについて思ったこと、感じたことを綴っています。

(あらすじ)  

運送会社の先代社長夫人・ユリ子(古村比呂)の遺体が発見された。
額から頬にかけて2つの半円が並行に向き合うような傷が残されており、
傷には黒い付着物が。いったい何を意味するのか?

ユリ子が雇っていた家政婦が姿を消し、
高価なルビーのネックレスもユリ子の部屋からなくっていることがわかった。
青柳(吹越満)らは家政婦の麻紀(松永玲子)の行方を追うが、
ユリ子のアトマイザーから暴力団員の浜口(針原滋)の指紋を発見した村瀬(津田寛治)は浜口を事情聴取。
ユリ子の息子で運送会社の現社長・洋一(菊池均也)がアトマイザーに隠された実印で
浜口から金を借りようとしていたことをつかむ。

さらに青柳らが拘束した麻紀が洋一とグルだったことが判明。
洋一は麻紀を使い、実印の隠し場所を探らせていたらしい。
後妻のユリ子とはうまくいっていなかったという洋一。
しかし、ユリ子の殺害については否認し続ける。

なくなっていたルビーのネックレスが児童擁護施設の前で発見された。
子供たちのために役立てて欲しい、という手紙が添えられていたが…。

ルビーのネックレスをめぐる事件はやがて意外な方向へと進展して…。

(公式HPより)



新たに主任になった青柳と9係に出戻った村瀬の対立は相変わらずで、
しかも上下関係が以前とは逆になったが、それでも9係は9係で、
事件の捜査は進んでいく。
事件の現場に赴いた青柳、矢沢、浅輪の3人。
事件の重要な証拠を発見したとき、矢沢は浅輪とふたりで話を進める。
興奮した青柳をよそに冷静に話すふたり。
なかなか面白い、いままでになかったシーンだ。

そして、事件の被害者であるユリ子(古村比呂)が普段見せていた傲慢で嫌味な性格とは、
逆に全く違う一面があったことがだんだんわかってくる。

こうなると、話は先月まで放送されていた「遺留捜査」の方がしっくりするようなストーリーとなってくるのだ。

ユリ子は娘を施設に入れてそのままにしていたため、実の娘に拒絶され、
また、たまたまその日誤って、女性を事故死させてしまった娘が同じ施設にいたことを知り、
こっそりと大事にしていたルビーのネックレスを売ってしまい、
その娘の大学進学用の費用として施設に寄付していたのだった。
傲慢に見えながら、自分のために母親を死なせてしまったことを悔い、
実の娘への代償行為として、支援していたのだが、
結局はその娘に誤って、殺害されてしまう。

加納係長(渡瀬恒彦)によって、ことの真相を知り、号泣するあたりの娘、
う~ん、やはり遺留捜査のノリ? と思ってしまったが、
ドラマとしては十分に9係らしいドラマだった。

恋人である倫子(中越典子)からプレゼントされた浅輪だが、
彼女に会いにいくときだけその靴を履いてでかける。
靴が足にあっていないのだ。
しっかり、その靴のことを見抜いていた加納係長、さすがに観察力が鋭い。


$何事も楽しく、過ごしたい。

$何事も楽しく、過ごしたい。