小林繁氏の訃報 | 何事も楽しく、過ごしたい。

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一昨日、巨人、阪神のエースとして活躍し小林繁氏が亡くなられた。
昨日のテレビのニュースでは、小林氏の追悼の番組をしていたが、まだ57歳という若さと日本ハムのピッチングコーチとして元気に働いておられた中での突然の死は衝撃でもあった。まだまだプロ野球の指導者としてやっていかれただろうと思うのだが。
小林氏というと、江川卓氏とのトレードで巨人から阪神へと電撃の移籍、記者会見では全く恨み言を言わず、阪神から請われていくのだから、試合での活躍で見せるのみという潔さで男をあげたのが最も記憶に残っている。そして、阪神に移籍1年目で22勝をあげ、最多勝、沢村賞に輝いた。中でも巨人から無傷の7連勝を飾って意地を見せたのが記憶に残るところである。ただ、その巨人への遺恨が消えていくとともに力を失っていくかのように、早くに引退してしまったのだが。
当時から阪神ファンだった私としては、そんなに巨人にいきたいのならと思っていて、阪神も無理に指名しなくてもと思っていたのだが、確かその時は巨人はドラフト会議をボイコットしていたのだった。だから江川には別にきていらないやという感じだったと思うのだが。
結局、江川氏の巨人への固執が小林氏を巻き込んでしまったということになるのだが、これも運命だったのだろうか。
一軍のピッチングコーチを失ってしまった日本ハムも大変だろうが、小林氏には思いを新たなピッチングコーチに受け継いでもらって、思いを残さずにしていただきたい。阪神のエースとしても、輝いた小林氏のご冥福を祈りたい。