********************
被災地ブログ書いてます
宮城県石巻市に行ってきました -プロローグ-
被災地に行く ~1日目~ ①東京から宮城へ
被災地へ行く ~1日目~ ②七ヶ浜国際村
被災地に行く ~1日目~ ③七ヶ浜の中学校
被災地に行く ~1日目~ ④南三陸町
被災地へ行く ~1日目~ ⑤石巻での夜
被災地へ行く ~2日目~ ①石巻市・日和山公園
被災地へ行く ~2日目~ ②石巻市・長浜 渡波

被災地へ行く ~2日目~ ③女川町・塚浜

1日目だけでもこんなボリュームに・・・!!すみません・・・!!よかったらおてすきのときに読んでみてください・・・!

**********
前回の日記(被災地へ行く ~2日目~ ④女川町・野々浜)の続きです

日記のアップが遅くなってしまい、本当に本当に申し訳ありません
**********



さて今回のボランティアでキーマンとなるしゅうへいくん

そのしゅうへいくんが被害にあった女川町の自宅を見せてくれるということになった


道中はやはりすごい景色が続く


photo:01

↑瓦礫と化したみんなの財産




photo:02

↑どこから流れ着いたのだろうか こんな大きなものを運んでしまう津波の強さを想像するとゾッとする




photo:03

↑もう骨組みしか残っていない建物




photo:04

↑横に倒れてしまった建物




photo:05

↑建物の底なんて見ることないはずなのに丸見え




photo:06

↑積まれた瓦礫はここからどこに行くのだろうか







そしていよいよしゅうへいくんち近辺に来た

photo:07


写真のとおり、周りにはなにもなく、あるのは4階建てのマンションくらい


しゅうへいくんが車を止める


「ここが俺んちっす」







え???







photo:08









なにもないよ・・・?








てっきりさっきのマンションかと思ってた

たしかにその割には少し離れたとこに車を止めたなと思ってたけど





しゅうへいくんが「ここが玄関で~」と説明してくれるが


そこはどう見ても更地で

見事なくらいきれいに砂利しかなくて・・・







しゅうへいくんに最初会ったとき、彼のことはなにも知らなかった

・グラフィティライター

・女川町に住んでいる

ほんとのほんとにそのくらいで

彼のおうちの被害状況や家族のことはなんにも知らなかった




「よろしくお願いしまっす!」


笑顔で礼儀正しく気持ちのいい挨拶をしてくれたしゅうへいくんからは

まったく負のオーラを感じなかった




そういえば車の中で

突然「ばあちゃんと弟が流されて、、」みたいな話が一瞬出たんだけど、

私はなんの話かわからず、え?どういうことだ?と頭が混乱してしまい、聞きなおそうとしたが

その間に「あ、あそこにあるやつは前はあっちにあったんすよ」と話題が変わったことがあった




そのあとも色々説明してくれるしゅうへいくん

そのあまりにも気丈な態度から、こんなひどい被害に合っているなんて誰が予想できただろうか







彼の気丈な態度は跡形もない自宅の前でも続く




photo:09

↑今日は初めての彼のおうちに遊びにきちゃった♪的な感じでしゅうへいくんのおうち案内がスタート
私「おじゃましまぁす(はぁと)」
しゅうへいくん「いらっしゃいっす(でれでれ)」




photo:10

↑しゅうへいくん「ここが俺んちのリビングだよ。お茶でも飲む?」
私「あっ、じゃあ私注ぐねっ♪」








これを不謹慎と思う人もいるかもしれないね

でもしゅうへいくんは 時に笑いながら、時に真剣に、私たちに事細かに家を案内してくれました





写真でもわかるとおり、彼のおうちの玄関もリビングもなにもかも津波が飲み込んでしまった



そしてさらに驚いたのは


「津波は 彼のお婆ちゃんと弟さんも 飲み込んでしまった」   ということ





私はここでやっとさっきの車の中での話を理解することができたのです







あまりにも気丈な彼の態度からは気づいてあげられなかった

彼がどれほど頑張っていたかを

彼がどれだけ気丈に振舞ってくれていたかを






私はこんなこと聞いちゃ悪いかなと思いつつも聞きたいことを聞きました


「どうしていろいろ私たちに見せてくれるの?」



跡形もなくなった自宅を
おばあちゃん、弟さんが亡くなった場を


普通ならきっと見て欲しくない、触れて欲しくないところを


気丈に振る舞うこともきっと相当な精神力と体力を使うだろうに


どうしてこうもオープンに見せてくれるのか本当に不思議だったから









「みんなに知ってもらいたいからっす!」


彼はまっすぐな目で答えました



またこういう地震や災害が二度と起きないなんて保証はない

むしろいつ起きてもおかしくない

だからまた起きたときにこんなつらい思いをみんなにしてほしくない

今回で最後にできたらそれが本望

だから僕が経験したことをみんなに伝えて

次に役立ててほしい と。






私が彼だったらこんな言葉が言えただろうか

お婆ちゃんと弟さんと亡くしてたった3ヶ月余りで

だれかの役に立ちたい と

そんなことが言えただろうか





そして


「足が悪くて逃げられなかったおばばを見捨てず守ろうとした弟を僕は誇りに思う!まじでかっこいい自慢の弟っす!」


と力強く言っていたしゅうへいくん


彼は自分も被災しているのにも関わらず
女川町を元気にするべく自らボランティアに励んでいます


まじでスーパーマンみたいなすごいやつだ



私はそんなあなたと仲間になれたことをほんとに誇りに思います













絶対に元気にしてみせる・・・!  がんばっぺ!女川!!






*************
地震のこともウソ偽りなく書いているしゅうへいくんのブログがあります。
ぜひぜひみんなに読んでもらいたいです
よかったらちぇけらーめん!D-BONSのブログ
*************
ブログランキングというものに挑戦中!
みなさんのクリックがランキングに反映されるんやって!よかったらクリックリリンよろしくです!!

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村
TREview
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 女一人旅へ
人気ブログランキングへ
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い