今日の朝の便でマレーシア・クアラルンプールを出発して18時頃に成田空港に到着しました。
これをもって、無事に2018ー2019年末年始マレーシアゴルフ合宿を終えることができました。
トラブルも怪我もなく、そして全日程を予定通りに実施することができてまずは一安心です。
1月3日成田空港に到着
ジュニア選手を預かって海外の合宿へ行くということで、一番は無事に日本へ帰国することにつきます。毎年、合宿を終えて帰って来るたびにホッとするものです。
選手たちも同じだと思いますが、私も同様に帰って来ると疲れがどっと出てきますが、頭の中の新鮮さが消えないうちにマレーシアの振り返りをしておく事としました。
12月25日に出発をし1月3日に帰国をする全日程10日間(8日間の活動)の合宿でした。
今回は2名の中学2年生のジュニアゴルファーと共に行いましたが、このような年末年始に行うジュニアゴルファーを対象とした合宿は4年目となります。昨年まで3年間行ってきた経験と私がアスリート育成を行ってきた中で感じた事を踏まえて、今年はただやるだけでなく少なからずターニングポイントになるような機会にしたいという、自分自身の意向がありました。
実際、このような気持ちになれたのは4年前から毎年参加をしている選手ご家族の影響がかなり強いのですが。
選手のために自分のできることをできる限りやりたいという想いが強く湧いたので、私も強い決意を持ちながらのスタートになりました。
合宿の内容ですが、主にやることをゴルフコースでのラウンド、ショット練習、アプローチ、パター。そして、コンドミニアムでのフィジカルトレーニング、食事です。
日本は寒い季節ですし、日照時間もマレーシアと比べると3、4時間程度違います。ただ、日照時間の問題よりも気温の問題の方が練習に対するモチベーションの差異を生んでいそうです。マレーシアでの合宿を気温の差を理由として位置付けるのはとても理解がしやすいですが、それだけの理由に留まるのではマレーシアに時間とお金をかけて来る理由として、個人的にはどうも納得が行かないところがありました。
そこでもっともっと良い合宿をする為にできそうな事をぼやっと考えていました(これまでの合宿を通じても考えてきた事です)
①集中できる環境
②1日の過ごし方、1週間の過ごし方の可視化
③相談できる相手
④新しい環境から活性化される創造性
⑤好奇心を擽ぐる
↑これは今まとめましたが(笑)
結果的には言葉にするとこんな事をやりたかったのだと思います。
例年はフィジカルトレーニングをかなり多めに入れているのですが、今回は上記のようなポイントを掲げた為、肉体的にも精神的にも他者(私)が追い込むことはせずに、ゆとりを持った中で思考できるようにスケジュール配分をしました。
そこで気づいたことがあります。ゆとりがあるからこそ、練習量が多く、集中力を高い次元で持てた時間を実施できているように思います。自分の世界を自分で作るような感覚がある事を私は感じました。
ここに関しては、上記の「④相談できる相手」という関係性が選手同士であったことが決め手だったと思います。
日数が進むに連れて、通常は集中力が低下して来るものですが、今回はむしろ日数が進むに連れてどんどん集中力が高まってきて内容の濃い練習、そして選手の気合が高まっていったのがわかりました。
「練習とは”どうやるか” の部分ですね」。
今回は3コースで計7ラウンドを行いましたが、やはりマレーシアのコースには苦戦することは例年の如くですが、でも対応力も高く日に日に内容の良いラウンドになっていたようです。
また、トレーニングも毎日30分から1時間のトレーニングを実施しました。中学生の年代として、毎日少しづつの継続をしていける習慣はとても大切です。
結果としてターニングポイントになるような合宿になったかわ分かりません。
スポーツ、ゴルフはそんなに簡単なものではないので、このことがどのような道を辿って彼らの結果に繋がるのかは当然分かりません。ただ、視野を広く持って出来ることがまだ沢山あること(やるかやらないかは別としても)を感じてくれたらいいのかなと思っています。
結局、自分で道を作っていかなければならないので、知識や知恵、情報が多い選手に。そしてその情報をしっかりと整理できる選手になってもらえたら嬉しいです。
私もここまで(まだまだ薄いですが)アプローチしたからには、彼らのサポートや応援を責任を持ってやっていかなければならないと感じています。
まず今年1年が彼らにとって良い1年になることを心から願っています。
うまく行かない時はヒントが沢山!積み上げて頑張ってほしい。
選手たちから私も沢山の大切なことを教えてもらいました。
ありがとうございました。