ブログやTwitterでは書ききれない事がたく
さんある。
これらは、宣伝要素がどうしても強くなる
傾向がある。

曲にしても、ライブにしても、しゃぺると
いうことにしても、もっと突っ込んだ話が
書きたいという事で『小島嵩弘パウダール
ーム』という有料のメルマガを始めました。

パウダールームとは、『女性用化粧室』と
いう意味であるが、
ここでの意味は、小島嵩弘本人の誰にも見
せたくない心の一辺を、
鏡に写った等身大の心模様を、垣間見せて
行く部屋とする。

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「小島嵩弘のバウダールームJ
(2014年10月8日  第171号)
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2014.10/8

オレには3つ上に兄貴がいる。
ガキの頃兄貴は隣の部屋でいつも音楽を聴
いていた。
当時はLPレコードの時代で、そのLPってや
つを随分と兄貴は持っていた。
一枚¥2,500くらいしたのに中学生の兄貴は
30枚以上持っていたんじゃないかと思う。
実家は裕福じゃなかったし、小遣いを上手
くやりくりしていたんだと思うけど、
何処でどう集めたのか音楽鑑賞を趣味とし
ていた。
兄貴は不思議な事に何故かどことなくツキを持っている風情が有った。

今から40年前の中学生なんて音楽やラジオ
が絶頂期のときだから、
周りの友達もこぞって音楽を聴きまくって
いた時代だろう。
だからもちろん借りたヤツとかも沢山有っ
たみたいだけど、
隣の部屋から聞こえてくる音楽が新鮮に聞
こえて
オレはそれとなく隣の部屋の音を聴いていた。

兄貴はいつも自分の部屋にいた。音楽を聴いていた。
当時テレビは1階の掘りごたつがある所しか
なかったし、部屋で何をするかといえば
音楽鑑賞位なもんだったと思う。
ステレオアンプなんか置いて、少し大きめ
のスビーカ一で色んな音楽を聴いていたのだ。

それを壁越しに小学生のオレも聞いていた。
でも何を聞いているのか、良い曲なのかな
んなのか壁越しだからイマイチわからなか
った。

ある日兄貴がいない時、音楽ってそんなに
楽しいのか?って思って
兄貴のいない隙に部屋へ入り込んでステレ
オのスイッチを押した。
適当にスイッチを押していたら青いランプ
がついた。マランツのアンプだった。
LPレコードも適当にピックアップして、ゆ
っくり震えながらレコード針を盤面に落と
したっけ。

小学4年生の時、ビートルズの『ヘルプ』を
聞いてまずぶっ飛んだ。
なんだこれ???すげ一一いいなぁ。なん
だ????みたいな感じで、
教室の掃除をしながら『ヘルプ』を鼻歌ま
じりで歌っていた事が有って、
それをクラスメートの茂くんが「何その歌??」って興味津々で聞いて来た。
オレは自慢げに「外国の人の歌だ。良い曲
だろ」って言ったのを覚えている。
ビートルズもジョンも認識はない。ただた
だ『ヘルプ』って曲のメロディ一にやられた。

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