ブログやTwitterでは書ききれない事がたく
さんある。
これらは、宣伝要素がどうしても強くなる
傾向がある。

曲にしても、ライブにしても、しゃぺると
いうことにしても、もっと突っ込んだ話が
書きたいという事で『小島嵩弘パウダール
ーム』という有料のメルマガを始めました。

パウダールームとは『女性専用化粧室』と
いう意味であるが、ここでは小島嵩弘があ
まり人には見せたくない心の一辺を、本音
を交えて垣間見せる部屋という意味を込め
てそう名付けた。

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「小島嵩弘のパウダールーム」
(2014年8月13日第163号)

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2014.8/13

鈴鹿後編。 (2/2)

なかなかレースは始まらなかった。
結局雨の降りがひどく、2014年の鈴鹿8時間
耐久レースは7時間というレース時間に
変更すると発表された。
当然この雨はレースに大きく影響する。
ピッ卜では雨用のタイヤに各マシンのタイ
ヤを履き替えているようでバタバタしていた。

しかも予定されていたス夕一卜時間も大幅
に遅れる事に成る。

雨はようやく小降りに成って来た。
係の人がコース場にたまった水を、先っち
ょにゴムの付いたモノで掃き出していた。
でもレースはなかなか始まらなかった。
コースのコンディションはワルい。
このコース上で2014年度命がけの鈴鹿8耐が
行われる。

問題は雨の路面状況でレースはどうなるの
かな?と思っていた。
すると、もしかしたらこの路面の状況なら
レース経験豊富なレジェンドチームに
分があるんじゃないか?って声が聞こえた。

レジェンドチームは圧倒的レース経験を持
つ3人がひとつのチームに成っている。
もしかしたら雨で滑りやすかったり走りづ
らかったりって事を他の若手選手より
苦にしないんじゃないか?って事らしかった。

チームの中で青木宣篤選手は経験も豊富、
しかも他の2選手と比ぺると年齢が若い。
だからこのチーム内のトップを走るし、途
中交代で走るにせよ負担もかかるかもしれ
ないという見方もされた。

ス夕一卜時間が発表されてから、選手達も
ピットのスタッフも、観客も、関係者も
レーサ一のその家族も、鈴鹿サーキット全
体がレースのスタ一卜時間めがけて緊張し
ていった。
エンジンがアイドリングから温まっていく
ように徐々にゆっくりと、緊張がピークヘ
と高まって行く
ようだった。

コース場にはこれから命がけで走るレーサ
一とその相棒のマシン、それらしかなかっ
路面はまだ濡れている。雨は小降りだが降
り続いている。

エンジンの音は聞こえないのに、スタート
を待ちわびているかのようにアクセルが
ブルンブルンと吹かされているような感じ
だった。

いよいよ2014年鈴鹿8耐が始まる。
スタートランプがカウントダウンを始める
。観客も声援を送る。
オレがいた銀色の建物の中でもみんなのカ
ウントダウンが始まった。

5、4、3、2、1。  スターーートーーーーーー!


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