たまげた!!事に、
太陽も花も影もってタイトルがなかなか覚えられない叫び
(出だし守ったろう祝日

自分で書いた詞なのに。

作詞をしていると言葉をたくさん入れ替えるから、
それで順番とか決定したものと悩んでいたときの言葉と、
ごっちゃになる。

そんぐらい頭がゆるいのだ。

今回タイトルは相当に悩んだ。

何故か?というと、タイトルは一言がオレの中では基本で、
あんまり複雑にしたくない。
自分が覚えられないし、ラジオとかで伝えても弱い。

ファンだって覚えられないでしょう?
じゃあファンじゃない人は尚更覚えない。

で、一言がいいとおもっていた。

だけど、今回のミニアルバムは内容が雑多で、一色に括れない。

100年に1度の不景気、派遣切り、炊き出し、
政治の問題、生きているが故の悩み、生き抜く事の凄さ、
儚さ、人の温かさ、生きている事への感謝、
多岐に渡る現在なのかなぁと感じた。

それでもってここまで生きてみると、色んな思いを抱える。

悩み事、病、希望、自分の力のなさ、矛盾、
忘れてしまいたい事。
これも一色には括れない。つまり言葉が溢れて、
その分言いたい事のインパクトが減って行く。
しかも、説教臭い歌は好みじゃない。

ロックなんて、3コードとハートだ。と思っていて、
くだらない側面や、やりたいやりたい!で良い部分もあると思うから、尚更悩んだ。

そこで、太陽も花も影もっていう言葉がたまたまぴたっと、
今の心のカタチと合致してこれを、タイトルにした。

どんなアルバムにしたいか?どの楽曲を入れるか?

これには相当独りミーティングを費やした。

まず思った事は、人と違う音にしたい。

そんなものどこまで出来るか全くわからないけど、
小島です!って音にしたかった。

自分の音楽は生音がいいのはわかっている。
でも予算とか締め切り日とか考えると難しい。
今の自分には敷居が高くて。

じゃあどうするか?

2009年のこの不況のテーマを自分で決めている事があって、
それに適任なのがやっぱり岸村正実君だと思った。
しかも、打ち込みにおいても音のセンスがたまらない。

例えばONEの1曲目。
イントロで、4分打ちしている打楽器みたいな音なんか、
初めて聞いた時おーーーアップとテンションが上がったドンッ

しかも岸村君は決して諦めない、とことん話し合いが出来る音楽家で、音を作っている間に親密さも、理解度も高まったとこだった。

そこで、すぐ電話した。

岸村は忙しかったみたいだけど、なんとかやろう!と言ってくれた。

オレは新曲を創るから、お互い落ち着いたら会おう!!って事になった。曲はたくさんあったけど、敢えてまたまた新曲を創ろうと自分を追い込む事に決めた。

ここがMなとこで、ギリギリまで自分を追い込まないと気が済まない。

部屋にこもって6曲くらい創った。

そのデモテープを持って、克彦に会いに行った。

克彦も普段はゆるゆるで、どーーーでもいいーーーーみたいなとこがあるけど、曲の判断の早さはずば抜けている。曲の構成とか相談に乗ってもらって、また家でデモテープを作って、どの楽曲をチョイスするか、独りミーティングを繰り返した。

よくあるのがここでプロデューサーと呼ばれる人がいると、色々意見をくれる。だから、プロデューサーが自分と音楽性が合わないと、時間を相当とられてって、精神的にも疲弊する。

オレの場合、納得出来ないといつもレコーディングを止めて来た。
だからみんな一緒にやれなくなってしまうんだろうなぁとおもうんだけど、この二人は上手く、そして具体的に音で説得してくれるから、本当に助かっている。

でも、あまりにも意見が同じでも危険だからその都度話し合いをさせてもらって、先に進める。

もう何度も失敗してきたから、その辺は慎重すぎてるかもしれないなぁと思う事もある。

でもレコーディングなんて生きのイイ新鮮な魚を捕まえて食べるのと同じで、生きがイイままがーーーーーーーーっとレコーディングしないと勢いが損なわれて、つまんなくなっちゃうから、ここは気をつけている。

女房が釣って来た魚は、なるべく早く食べる!!のといっしょチョキ生きのイイままパッケージにしたい。

新曲の構成で新たにデモテープを作り、いよいよ作詞に入る。

曲の選定もほぼ決まった。

あれが2008.11だったと記憶している。

もちろんこのときは、まだ雲を両手でかき集めている感じだった。
しかも、期日まで作詞できるかな?と不安でうんこがでそうだったDASH!