美容室の成長戦略で、即やる!6選 | youの経営ひとりごと

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有限会社小島ヘアープロジェクト 代表取締役
美容師の仕事改善アドバイザー
小さなサロンの志幸塾 主宰
26年間のサロン経営で得たノウハウを基に、「美髪美容室 経営のプログラム」を確立
美容師が楽しく働けるサロン育成の経営アドバイザー

㉒美容室の成長戦略とは



美容室を長期に繁栄させるには、


  • お客様
  • 回る資金

に他なりません。


成長戦略には、この3つともに、増やす必要があります。


人は、年を取ります。

経営者も年を取ります。

いくら脳トレを毎日やっても、衰えてしまいます。


自分自身の30代の頃と比べれば、知恵は、付いたが、行動力や明日への期待値に差があると感じます。


美容室は、脳だけで働く職業ではありません。

技術者である必要もありませんが、ここでは、技術者が経営者に成長する過程を考えていきたいと思っています。


美容室の具体的な成長戦略には、以下のようなものがあります。



1. 顧客満足度の向上


顧客が満足することで、リピート利用や口コミで新規顧客を獲得することができます。


高品質なサービスや商品、快適な環境など、顧客が望む要素を提供することが必要です。


「俺は上手いのに」「私は、上手なのに」なぜ、お客様がつかないのだろう。


1人のお客様を例に見てみましょう。


40代の主婦。普段は、子供を学校に送り出し、予約していた美容室に行く。

「今日は、カットして白髪染めをしてもらう。

今週末の同窓会の為に綺麗にしなくちゃ」と期待値高めです。

さて、技術者は、いつものカラーとカットを完璧にして帰します。

「同窓会、楽しんで下さいねー」って。

さて、会話も弾み、仕上がりもいつもより気合いを入れましたが、お客様の本心は、満足感そこそこでした。

なぜでしょう?


クォリティーって言うのは、仕上がりが良いのは、当たり前。

同窓会とわかっていながら、お客様が言いにくい言葉をさっして技術者は、提案をしなきゃならなかった。

  • 同窓会は、いつぶりですか?
  • 久しぶりに会う人達にどう映りたいですか?
  • 着る服は、どういった感じの服を考えてますか?
  • 場所は、どこでどの様な料理で形式ですか?

最低でも、パッと思いつくだけでこんだけありますよね。

いつもと同じは、選択肢にないんですよ。

期待値が高いんです。

予算やいつものイメージは、横に置いて、仕上がりを最高の満足度に上げる必要があるのです。



2. ブランドの強化


あなたのサロンは、何屋ですか?


昔、良く同業者の先輩に聞かれました。

あなたは、即答できますか?

まさか美容室ですとか言わないでね笑笑。


つまり、あなたのサロンが、独自のブランドイメージやスタイルを確立して、周りのサロンから差別化をはかれているのかと言う事です。


たとえば、特定のテーマやコンセプトを打ち出したり、アートやデザインに特化したサービスを提供するなど、他の美容室との競争力や圧倒的な差を高める。


それが、「◯◯と言えば、あの美容室だよね」って。

それが、ブランドになるんです。



3.デジタルマーケティングの活用


ソーシャルメディアやウェブサイト、オンライン予約システムなどを活用し、オンライン上での存在感を高めます。


また、メールマーケティングやオンライン広告を通じて、ターゲットとなる顧客に効果的にアプローチすることができます。


今や携帯電話がテレビや新聞よりもはるかにチェックするデジタルツールです。


ご年配の方は、使えないからと遠ざかる選択肢は、ありえません。


10年後、あなたのサロンが生き残りたいなら、デジタルマーケティングは、なくてはならないツールです。


細かな話は、またいつか。長くなるので。



4. 提携やコラボレーション


今やどんな業種も大手だろうが、ローカルであろうが、関係ありません。


セブンイレブンやマクドナルドでさえ、オリジナル戦略だけでは、勝ち抜け出来ません。


行列ができるラーメン屋があれば、カップラーメンにしたり、冷食にしたり、人気アニメとコラボしたり、映画などに出資しコラボ商品を生み出します。


他の関連業種やコミュニティとの提携やコラボレーションを行うことで、相乗効果を生み出します。


成人式や七五三でも、ファッションブティックや写真スタジオと提携して、プロモーションやイベントを共同開催するなどもあります。


サロンの大小に関わらず、積極的に行く所です。



5. スタッフの育成とトレーニング


スタッフの技術や知識を継続的に向上させるためのトレーニングや教育プログラムを作成します。


高品質なサービスを提供するためには、スタッフの技術力やマナーの向上が不可欠です。


自分流も良いですが、アウトソーシングもプランにいれると幅が広がります。


育成に関しては、次の項目に詳しく入れます。



6. エリアや顧客層の拡大 


新たな地域に進出したり、新たな顧客層を獲得するために、適切なマーケティング戦略を展開します。


ターゲットとなる顧客のニーズや嗜好に合わせた広告やプロモーションを展開し、その地域や顧客層にアピールします。


戦略の基本中の基本に、上手く行ってる時は、いじくるなってあります。


事には、成長期、停滞期、衰退期、終末期とありますが、成長期は、伸び伸びと、停滞期に次の矢を考え、衰退期と同時に二の矢を。


エリアを拡大するは、店舗展開ですね。1サロンが広告エリアを広げても、東京23区ならともかく、郊外店は、効果薄です。


二の矢で客層拡大を。

常に活性化と飽きさせない努力をしましょう。


まとめ


これらの成長戦略は、顧客の獲得や満足度の向上、競争力の強化などを促進し、美容室の成長を支えることが期待できます。


必ず放物線は、データからも描きます。

次の戦略、そして次とステップアップする事で、右肩上がりの売上を保てるのです。


オススメ本📕


成長戦略で雇用創出は、不可欠と言っていいでしょう。

サービス業の究極は、ディズニーの気がします。

ディズニーのビジネス本は、多数出ていて、何冊か読みましたが、教えるのと仕組みは、美容室にも必要です。