国試視点で見たCOVID-19 治療薬番外編 | メディセレのしゃっちょう(児島惠美子)のブログ

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2007年7月7日に777万円で薬剤師国家試験予備校メディセレを起業。薬学生から現役の薬剤師まで全力で応援いたします! メディセレスクール、メディセレ薬局、メディセレ教育出版、メディキャリを経営
※以下資格 認定薬剤師 認定スポーツファーマシスト 心理カウンセラー

こんにちは
メディセレのしゃっちょう
児島惠美子です。


レムデシビルが明日にでも承認か?
というすごいスピード感です。
レムデシビル要チェック!
そして、これから出てくる副作用を
気をつけてモニターしていきましょう。

さて、
COVID-19治療薬候補については
既にブログに書きましたので、
今回は
治療薬候補番外編
回復者血漿です。

回復者血漿とは、感染症から回復した人の血液を、
患者に投与するもので、輸血の一種です。
回復した人達は抗体、つまり「免疫を持った」と解釈するからです。
これを患者に投与する事で、抗ウイルス作用を発揮すると考えられています。

ただ、理論上は理解できますが、本当にそうなのか?の確認が取れにくいので、簡単に行う事ができない治療法でもあります。
実際に、回復した人が2度目のコロナ感染という話をニュースで見た事があると思います。
これは
①再燃(一度は治ったと思っていたが、くすぶっており、なんらかのきっかけで再びウイルスが暴れ出した)
②新しく、別ルートでコロナに感染した
の二つが考えられます。
ゆえに、①の人の血漿は有効なのか?
という疑問が出てきますよね。

ちなみに、緊急事態宣言で、献血してくれる人が激減して、大変だと現場の先生から教えて頂き、先日、用事で外に出た帰りに献血に行って来ました。


普通の病気の治療にも影響が出てしまっています。

緊急事態宣言が5月末までと延長しましたが、
今はおうちで出来ることをやりましょうね。