こんにちは。
メディセレのしゃっちょう
児島惠美子です。
トランプ大統領がヒドロキシクロロキン(マラリア適応の抗炎症薬:ブログCOVID-19治療薬候補参照)をCOVID-19の予防の為に服用しているという話が出てきたと思ったら、
昨日はむしろこの薬は患者の死亡リスクを高める(死亡率18%:ヒドロキシクロロキンを投与されていない人の死亡率9%)という研究結果が出てきました。
なんと…
「クスリ」は反対から読んだら「リスク」
必ずリスクはありますが、
それを超える有効性が有れば使う判断になります。
見守っていきましょう。
さて、緊急事態宣言が解除され、
いよいよ、様々なスタートが切られます。
それぞれに目標を掲げていくと思いますが、
その目標達成をはばむ、
「どうにでもなれ効果」というのはご存じですか?
Twitterライブでも少しお話をしましたので、改めて。
心理学には
「どうにでもなれ効果
(The What-The-Hell Effect)」という専門用語があります。
例えばダイエットをしているのに、
緊急事態宣言があけた後に、
どうしても断れない食事会があったとします。
サラダしか食べないと思っていたのに、
おいしいから一口だけ食べてごらんと勧められ…
食べたとたん
『もういいや。今日は食べちゃおう!』
となってしまうアレです😆
それがどうにでもなれ現象!
空き缶がたくさん捨ててあるのを見ると、
手に持っていた空き缶を自分も捨てちゃっていいやと思い、
ついにはゴミ箱がなくて家まで持って帰ろうと思ってカバンに入れていた空き缶までもそこに捨てちゃえっ…と思うアレ。
1万円だとお金を使わないのに、
千円札に崩してしまったら、
どんどん使っちゃって1万円以上使っちゃった…というアレ。
様々なケースがあります。
この現象が起きやすいのは2つに分類されます。
1 短期目標
2 制止目標
『今日は』炭水化物を食べないぞ!
というのが短期目標。
今日は炭水化物を『食べない』ぞ!
というのが制止目標。
更に
1つのどうにでもなれ効果が起きてしまうと、
別のシチュエーションでもどうにでもなれ効果が起きやすい事もわかっています。
ダイエット中にお菓子を食べてしまった人は、
貯金目標も破り、空き缶も捨ててしまう…
という感じです。
やぶれかぶれ一直線!ですね😭
では、どうにでもなれ効果を避けるためには?
最新調査では3つの心掛けがあると。
1 長期目標を作る
2 制止目標を実施目標に変える
3 失敗した日から立ち直れた日を数える
一つ目の長期目標は、
『1日0.5キロ減量!』ではなく、
『1月で5キロ減量』や
『今月1万円貯める!』ではなく、
『1年で10万円貯める』
に変更する事です。
二つ目は『今日は食べない!』ではなく、
『今日は野菜をたくさん食べる』に変更したり、
『無駄なお金を使わない!』ではなく
『無駄なお金を使わない日を増やす!』
に変更することです。
そして、三つ目が実は一番大切で
『成功した数』ではなく
『失敗を修正できた数』
に焦点を当てる事がポイントです。
人は成功の数を数えがちですが、
実はそうではなくて、
失敗を修正できた事の方が称賛に値するのです。
そして、この失敗を修正すればするほど
「どうにでもなれ効果」を避けるトレーニングができるわけで、
人生が好転していくわけです。
さぁ、今日の目標が達成できなくても良い。
失敗してもよい。
でも、どうにでもなれ地獄からは、
共に抜け出しましょう!