こんばんは!

 

 

コジデンの小嶋です

 

 

訪問診療は土日を除く毎日、昼を使って行っています。火曜と木曜は昼以外も行っていますが、今日行ったところは「回復期リハビリテーション病院」

 

病院というのは、様々タイプや種類があります。

よく救急車で運ばれていく、コードブルーのようないわゆる急性期病院

そして、それ以外で急性期は脱したけど長期的なリハビリや看護が必要な場合は、慢性期病院の一つである回復期病院に移行します。

 

多くの場合は、急性期に数週間、慢性期に数ヶ月という流れで元の生活に戻るようにしています。ただ慢性期に移行する場合というのは、入院してリハビリが必要な場合や、看護が必要と判断された場合ですので、若い方の骨折や手術では慢性期病院にはほとんど移行されません。

 

ですので、ご高齢の方や大きな事故に遭ってしまった方が主となります。

そのため、いる業種も全く異なります。

急性期病院は、医師や看護師を中心とした治療を提供するメンバーが揃っているのに対して、回復期病院では、コメディカルである理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、介護士などのメンバーが揃っています。

それぞれ役目が異なりますのでそれに応じた配置というのが決められています。

 

医師や、看護師のタイプも全く異なります。

この慢性期病院ではほとんど手術などの外科的な対応はしないことも多く、急変した場合は急性期病院へ救急車を呼んでいくという病院でも、タイプが全く異なります。

 

訪問歯科においては、この慢性期病院より歯科治療の依頼で呼び出されることが多くあります。

リハビリを進めるにあたり噛めないから義歯を入れて欲しい、誤嚥性肺炎の予防をしたいから口腔ケアをして欲しい。こんな形でオーダーがきます。

 

こう考えると、歯科医療の多くは慢性医療に位置されるのかもしれません

もちろん、急性症状がある場合や、救急対応も多くしますが相対的に慢性医療が多い気がします。

 

そのため、より他業種との連携をしっかりと取るために歯科医療側も他業種の特徴や役目というのを理解しておく必要があります。

 

コジデンでは隣接してデイサービスがあり、様々な業種の方が存在するためどんな仕事かどうかを把握していると思いますが、慢性医療では他業種連携というのがより急性期より密に感じます。




 

最近、慢性期医療での口腔の大切さというのが認識されてきており、こう行った回復期病院でも歯科診療ユニットを併設するところが増えてきました。

歯科医師は常駐していませんが、歯科衛生士が常駐されておりここで訪問歯科を行なっています。

 

すげー快適です。診療所と同じ感覚。

全ての施設にあればなんていいんだろうと思います。