小島マンションでは5年ほど前から
「家電家具付き」のお部屋を提供しています。
お部屋を貸す時、次のような家電家具を同時にレンタルするというものです。
・洗濯機・冷蔵庫・電子レンジ・ダイニングセット(主に4脚)・テレビ(台付)
・カーテン・照明器具・ウォシュレット etc...
このブログを書くにあたり、改めて数をかぞえてみました。
これまで延べ25室の家電家具付きRoomを提供し、
現在、入居39室のうち、13室が家電家具付き。
実に3分の1を数えます。
最初は2011年7月の「地デジ化」に向けて
「地デジテレビの付いたお部屋ですよー!」
という、ちょっとした差別化ができれば良いかな?
程度の考え方でしたが、
今では、「カバン一つで直ぐに生活がスタートできます!」
と言えるような品揃えになっています。
家電家具付きのニーズは大きく分けて2種類
ひとつは、「単身赴任」
『家族を置いて、一人桐生に赴任する。何年になるかわからないけど、いずれは自宅に帰る。その期間だけのために一通りの家電家具を用意するのは不経済。』
という理由でご利用いただくケースです。
もうひとつは、「新生活スタート」
『これまで実家暮らしだった2人が結婚して新たな部屋で生活をスタートする。』
『新社会人として桐生で仕事を始める。』
お部屋の家賃と合わせて家電家具を買い揃えるにはお金がかかるというのが理由でしょうか。
逆にお子様連れのファミリー層には、家電家具付きのニーズは少ないようです。
賃貸オーナーの立場からすると、この「家電家具付き」は手間とコストがかかるからか、、
他の物件では、あまり例が無いようです(○○パレスさんとかは別ですが)。
確かに、移動したり、メンテナンスしたりで、大変ではありますが、
「住環境」を提供するのが賃貸オーナーの仕事だとすれば、
「部屋」だけでなく、エアコンや給湯器と同じように、生活必需品である「家電家具」を同時に提供することは、賃貸オーナーがやっても良い仕事なのかも知れません。
もう一つ。今回「単身赴任」のお客様にご入居いただいたのですが、
ご入居初日に聞かれたこと、それは、
「店屋物の頼めるお店を教えて欲しい」
私、直ぐに車を出して、近所の寿司屋さんや、食堂を回って、出前をするかどうか聞いて、出前をするお店からメニュー表をもらってきて、その方にお渡ししました。
周辺の店舗情報、医療機関マップ、などは揃えてるつもりですが、
意外と盲点でした。
賃貸経営も、ホテル・旅館業のようなコンシェルジュ機能も備えていく必要を感じてきた次第です。
なにせ、全国の空室数は1000万戸に迫る勢いです。
以前の大家業のように、お部屋だけポンッと貸していれば良い時代は、
とうの昔に終わっているのですから。
写真は今回用意した1室のもの。
お客様と相談をさせていただき、これまでで最も多い点数の家電家具を用意しました。
ちなみに、単身赴任のお客様でした。