舌診として相談者に舌を見せてもらった後に、たまに「舌で何がわかるんですか?」と聞かれる。


そんな時はその相談者の舌の解説や

前回の舌の画像とを比べて見せると

納得していただける。



例えば昨日のYahooニュースの記事を挙げてみよう。



この記事の見出しに舌の画像がありますね?


(追記

今はサイトを開けないようなので、画像だけ載せときます)






正常』と『ドライマウス』それぞれありますが


東洋医学の専門家からすれば『正常』とされている舌が既にドライマウス予備軍なのです。


『正常舌』の方には舌の中心や側面部に割れ(裂紋)があり、体質としては体内に必要とすべき陰分がない状態(陰虚)であることがわかります。


これだけあちこちに裂紋が入っていることで、既にまぁまぁの重症です。



そして『ドライマウス』の方には苔が一切見られず舌肉色も紅であることから、陰虚が亢進して熱が高まった状態であることがわかります(陰虚火旺、いわゆる【鏡面舌】)。


こうなると、もはやドライマウスだけではなく不眠やイライラしやすい、食欲低下または便秘や頻尿などさまざまな症状を伴っているはずです。



このように舌からいろいろな情報が得られるので、舌診をしっかり勉強することで現状の理論的解析のみならず、今後起こりうる症状をも予測できるようになります。



こじかんぽう