なぜNa⁺、Cu²⁺みたいにイオンのなり方が違うのかな。 | わかったできたの笑顔がやる気スイッチを押すこじんまりしたこじま塾。

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府中市分倍河原のこじま塾という個別指導の学習塾で日々教えてます。高校の勉強、小中一貫生、単科生にも対応します。hpもあります。都立入試問題解説など受験に役立つ情報満載。数学の問題なのに国語も勉強できたり。読む力、書く力はすべての科目に通ず。

周期表を見ると元素の名前と記号の他に数字が書いてあります(知ってた?)
例えばリチウム3Li
この3が電子の数字。
ふつうは電子ーが3なら原子核の陽子+も3で釣り合っている。
ところがリチウムイオンLi⁺になるって電子が一個飛び出しちゃうわけで、
電子が2個になっちゃう。いってみればペアだった+がひとりあぶれちゃって+イオンになるわけだ。
まあそれはともかく電子が2個になったので数字が2の元素は右端のヘリウム2Heだとわかる。
酸素Oは8で、O²⁻つまり逆につりあってる状態に外から電子が2つ飛び込んでくる。
つまり陽子+が8に対して電子ー10個の陰イオンになるので10ネオンNeと同じ。
そして    12マグネシウムMgはMg²⁺つまり逆に電子ーがふたつ飛び出してしまうので、電子がやはり電子10個のネオンと同じ。増えて10,減って10でもネオンかな。
イオウ16SはS²⁻で18のアルゴン。カリウムイオンはK⁺で同じくアルゴンということはおわかりですね。19から電子ーが一個飛び出して18になったというわけです。

中学の理科では食塩(塩化ナトリウム)はナトリウムイオンNa⁺と塩化物イオンCl⁻、
塩化銅CuCl₂は塩化物イオンCu²⁺とCl⁻2個というようにイオンになるけど、このイオンのなり方はこの電子配列によって決まっているということなんです。
ナトリウムは図のように一番外を回っている電子が飛び出すみたいな。
なんでだろうと思ってた人はこのへんは高校で習うので深く知りたい人はお楽しみに。
とりあえず中学の理科的には形で覚えておけば大丈夫。