自作チャター。
チャターベイトと言うと元々バス用なのですが、シーバス用と銘打った物もちらほら存在します。
ちょっと古いところで言うとABUのバウンシー。
ここ最近ではDUOのBRチャター。
一時期チャターベイトに可能性を感じてバウンシーを集めていたのですが、元々あまり売れていなかったようで廃盤となった今は中古屋で見かけることも殆どありません。
一方のBRチャターは…ちょっとお高い。
ならば自分で作ろうということで作ったわけですが、先日釣果も出ましたので作り方を公開しても良いかなと。
では早速行きます。
必要な物はこの通り。
・デコイ スイッチヘッド
・ワーム用のスクリューロック
・スイベル
・スプリットリング
・チャターブレード
①スイッチヘッドにチャターブレードとスクリューを取り付ける
※スイッチヘッドのピンは逆刺し(アールの大きい方がフロント側)
②両端にリングを付けたスイベルを取り付ける
③スクリューにワームをセットし、トリプルフックをスイベルのリングに取り付ける
以上で終わりです。
スイベルはワームの長さによってシングル・ダブル・トリプルと使い分けてもらえれば良いと思います。
で、実際に使ってみた感想ですが、
・波動がちょっと強過ぎるかも…
・バラシにくいかな?
・ゴロタに滅法強い?
波動についてはちょっと強過ぎかなと思うので、小さめのブレードを使うようにしました。(ネクストルアーズと言うブランドのMサイズを使っています→amazonで購入できます)
ワームはストレート系の方が良いかもですね。最近はアルカリをセットしています。
余談ですが、リーダーにスナップを結んでいる関係上、ブレード側にスナップを付けたくないと思いスプリットリングを付けたのですが、なぜか水を噛まなくなります。なので、面倒ですがブレードの穴をルーターで広げてスナップを通せるようにしています。(ブレードがLなら削らなくてもスナップが通ります)
次にフックに関して。見ての通りZシステムの真似です。
背中に背負わせているので、Zシステム同様に針先が守られるのと根掛かり防止になるのがメリット。
スイベルを介しているのでトレブル1本でもバラシにくいようです。
まだチヌを1本釣っただけですが、やり取りの最中特に不安は感じなかったですね。
最後に最大のメリットとなるゴロタエリアでの根掛かり回避能力について。
背中に針を付けているので、そこそこ根掛かり回避出来るかなという期待は有ったのですが、ゴロタエリアを引いた際に根掛かりを回避する能力がかなり高いことが分かりました。
スイッチヘッドの形状と、ワーム部分がフリーになっていることでゴロタに当たってもスタックし辛いようです。
スタックした場合も竿尻トントンするとあっさり外れるので、現時点でロストしたことは有りません。
なので、岸際をガンガン攻めることが出来ます。
(現在旧江戸の凶悪なゴロタエリアが工事で入れず検証出来ないのが残念ですが…)
とメリットを挙げてみたものの、シーバスに効果的かと言われると他のルアーを凌ぐほどの物でも無いかなw
やっぱりブルブルし過ぎな気がします。市販品があまり売れていないのもそういうことかなと。
あとはブレードがヘッドに当たってカチカチ鳴るんですが、これがどう影響しているのか気になります。
ただ、岸際をサーチするという特定の役割で使うのであれば使えると思いますね。
チヌなら普通に釣れると思います。
1個当たりのコストも安いし、さほど手間もかからず作ることが出来るので、興味のある方は一度作ってみては。
ちなみにゴロタには強いですが、沈んだ枝とか草には弱いようです。
近所の川でバス用に使ったらあっという間にロストしたのでご注意を。