今回の旅の目的の一つ
夏目漱石の小説『坊ちゃん』を巡る旅。
 
 
👆『漱石 坊ちゃんの碑』
小説の冒頭。夏目漱石の字と思われる
「親讓りの無鉄砲で小供の時から損ばかりして居る。
小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間程腰を拔かした事がある。
なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。
新築の二階から首を出して居たら、同級生の一人が冗談に、」
 
 
小説では、
東京で生まれ育った坊ちゃんが
学校卒業後に数学の教師として、愛媛松山の学校に赴任する。
そこでの坊ちゃんの無鉄砲な言動で繰り広げられる人間模様を
描いた小説。
 
そこで出てくる登場人物は、意地悪で姑息で腹黒い人ばかり。
かなり松山や松山の人をこき下ろしているのに
今、松山には坊ちゃんにちなんだものがたくさんあって、
人気者になっているのを不思議に思いました。
 
 
坊ちゃん列車👇
 
 
松山市内は、道後温泉を始発駅に路面電車が走っていて、
それに乗れば、松山城や三越がある繁華街にも行けます。
 
通常の列車の中でこの坊ちゃん列車も本数は少ないながら運行しているようだけど、
今回は、時間があわなくて乗れませんでした。
 
小説の中で、
坊ちゃんは、退屈な松山で温泉に行くことだけが
唯一の楽しみとなっていて、毎日学校終わりに列車に乗って、道後温泉に行っていた。
 
道後温泉駅前にある時計台👇
 
道後温泉駅から道後温泉に行くまでの道のりは、
活気のある商店街があり、
 
蛇口から出てくるみかんジュースのあるお店や
お土産屋さん、雑貨屋さんが並んでいました。
 
そして、坊ちゃんが温泉に来たら食べていた団子が
あちこちのお店で販売されていました。
 
坊ちゃん愛があふれる商店街
坊ちゃんカフェには坊ちゃん人形👇
 
今治タオルのお店『伊織』もあり
たくさんの種類のタオルがおいてあり、テンションあがります。
 
坊ちゃん手ぬぐい👇
 
 
商店街の先にある道後温泉本館👇
 
 
 
坊ちゃんは、数学の教師として松山に赴任したが、
 
夏目漱石自身も英語教師として、松山に来ていた。
 
夏目漱石は、大学で正岡子規と出会っており、友人であった。
 
正岡子規は、ここ松山で育った人
 
そして正岡子規は、秋山真之とここ松山での学友であった。
 
歴史上の有名人たち。
教科書では、個々別々に登場する人物が、
松山という場所で交流している面白さ。
 
坊ちゃんは、小説の中では松山をこき下ろしていたが
 
当の漱石は、松山を愛していたのかもしれない。
 
 
次回は、
松山の偉人、
正岡子規、秋山好古、秋山真之の
3人のことです。
 
 
今日もお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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