Tシャツ短パンで過ごしていたと思ったら、ロンTやトレーナーが必要になったり、暑いのか寒いのかよくわからない天候が続いている。


なんだかモヤモヤするな。


しかし、今僕の中にあるモヤモヤは天候のせいだけではなさそうだ。


先日観た舞台『少女ミウ』のことが、他のことを考えていても暗灰色の雨雲みたく徐々に頭の中を支配しようとしてくる。


まるで今日の東京の天気みたいだ。


そんな『少女ミウ』の話をしよう。


あくまでも個人的な意見ですよ。


『少女ミウ』はあの大きな震災後、避難指示区域に住まわされている一家、そしてその一家を取り巻く人々の話。


被災者を心から思う者、利用する者、無関心な者


そんな中、あの大きな震災の記憶そのもののような少女が1人存在する。


どこか儚く繊細で、決して消えることのない記憶。


僕の中ではその少女は光や希望なのだが、いろいろな捉え方の出来る今作では観る人によっては闇や絶望にも感じられる少女だ。


人間という生き物の強さや優しさ、そして愚かさを突きつけられた気がする。


こうしてブロブに書くことでモヤモヤも消えると考えていたのだが、甘かったようだ。


完全に支配され、出口のない真っ暗な迷宮に入ってしまった。


あの少女のような光が少しでも見えればいいのだが


それほど影響させられた作品だった。


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