故“政木和三”先生著書『未来への発想法』より
第三章 奇跡を起こすシータ波発想 その①
脳波をシータ波にすると10倍長生きしたことになる
脳波をシータ波にすると、1年間が300分の1秒間に短縮されることになる。
ということは、1秒間は300年も経ったことになる。
例えば、私の発明が一件につき数秒で完成することは、数秒が何百年に相当するといえるのだ。
昭和7年に瞬間湯沸器を発明したのも、ある若い奥さんが冷たい水で台所仕事をして手があかぎれだらけになったのを見た瞬間、設計図が完成していた。
そのとき、脳波をシータ波にして、人への愛情の気持ちを持つことによって、10分の1秒間ででき上がってしまうのだ。
脳波をシータ波にすることで、自分の前世を思い出す。
すなわち、生命体の世界に戻ることによって、自分が10万年前に使っていたものを思い出し、それが発明となる。
この発明については、第六章で詳しくふれていくが、私の発明品は全て数秒間で完成している。
頭を使おうと思うと、肉体の頭脳が働くために、一つのものを開発しようとしても、長い年月と膨大な研究開発費が必要となってしまうが、脳波をシータ波にすれば、すばらしいインスピレーションが自動的に発生するから、私はただ待っているだけでいい。
そして『人類を救えよ、人類を幸せにせよ』という啓示を受ければ、そのために即した発明を発想すればいいのである。
例えば、発明を1000件しようと思えば、研究開発に3年かかるとして、3000年もかかってしまう。
シータ波のインスピレーションでは、私の場合、50年間で5000件の発明ができている。
そして脳波をシータ波にするには、腹式深呼吸を極めること、信ずること、そして無欲となることで脳波を下げればいいのである。
政木先生の廃刊になった著書より抜粋しました。
常人では考えられない発想力と能力をお持ちであった政木先生。
殆どの特許を無償公開なさったことにより、日本の電化製品技術が発展するきっかけをつくってこられました。
政木先生の80歳の誕生記念パーティーには、日本の5大家電メーカーのそうそうたる面々の方々が、その先生の功績と業界発展の恩恵に対し、お礼のお言葉を申されていた程でした。
脳波をシータ波にする。
僕も常日頃より、自然とその能力が発揮出来るように精進してゆきたいと思っています。
この著書は東洋経済新報社より1996年6月27日に出版された書籍です。
明日もこの続きをご紹介致します。