AIJの怪しさに関する裏話 | 房広治 ネパール ミャンマー維新・建国への挑戦

房広治 ネパール ミャンマー維新・建国への挑戦

 ネパールは、人口の半分が、国連の定める貧困ライン以下の生活をしている。仏陀が生まれたこの国の人々の生活をあげるのを手伝ってみよう。

今日は、以前質問がありました、AIJに関する裏話的な話です。


AIJの投資責任者は松木氏、この松木氏と社長が、「我々のことを信じている人だけ投資してくれれば良い。ディュ-・ディリジェンス(Due Diligence、DDとも略す。内容の調査、精査という意味)をしたいと言う投資家など、我々は要らない」と言っていたとのこと。


また、AIJが自分たちはヘッジファンドマネージャーだと主張していたようだが、ヘッジファンド関係者の間では野村證券出身者以外にはほとんど知られてなかったらしい。


この話から分かるのは、顧客の年金などは、DD無しにお金を預けていたことになります。


であれば、そのような顧客である、年金担当者も処分の対象になるのではないかとの疑問が湧きます。


他人の(年金のための)お金を運用する年金担当者には、善管注意義務があるはずですよね。


DDをやらずにお金を預けたということは、善管注意義務違反の可能性があると思うのです。


もちろん詐欺事件のようですから、詐欺師が一番悪いのですが、AIJ主犯、年金担当者従犯の事件でないかとの気がします。


また、読者からの情報ですが、AIJの中心人物には、逮捕歴があったようですが、「シグマ?」とかいう投資顧問の一任免許を取っていた会社を買収して、免許を手に入れたとか。


本当かどうか分かりませんが、本当だとすると、ここも問題です。


現在のイギリスでは、Fit &Proper Test(適性検査)と呼ばれるテストがあり、例え、免許を持っている会社を買収しても、そのCEOを含めた取締役の2名以上は、金融庁が認めた2つの団体のどちらかのテストに合格していなければ、なりません。


また、金融での逮捕歴がある人間は、投資顧問には従事できません。


投資関連での詐欺事件が多い日本、海外から学ぶことはありそうです。


2月25日の記事 イギリスのしたたかさ?投資顧問業者や金融業者の取締役になるための試験?




房 広治


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