ただの…七光り | BuzzerBeat 斎藤工宝詞 公式ブログ

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感動映像プロデューサー

BuzzerBeat の

斎藤工宝詞です!





今日も連載シリーズを

書かせていただきます☆





原始的なポスティング作戦で

ご来店して下さるお客様は

徐々に増えてきたのですが

決定的な答えではありませんでした。





商売を成り立たせるには

「俺だってがんばってます!」

だけじゃなく、損益分岐点を

超えなければなりません。






本店や二号店までは

そこを意識しなくても

簡単に超えられたのに






「どうして?何で?」

の連続でした。。。。。





そしてある時に

 気付いたんです。





本店や二号店でギフトが

うまくいったのも

実は自分の実力では

なかった…ということに。





父や母や当時のスタッフさんが

長年築き上げてきた

信頼というレールに

ただ乗っかっていただけだった

ということがわかってきました。

いわゆるひとつの 「七光り」 です。





そんなものは長くは続かない。

俺に何かが足りない…





今までも何度も

プチ困難はありました。






でも、数日数か月

努力すれば、

今までだったら超えられたのに

今回ばかりは

兆しすら見えないのです。






地元の商工会や

交通指導員にも顔を出せず

肩身の狭い日々が続きました。





そして今考えれば

小さな 小さな

小さなことなのですが






私はちょっとしたことで

町の商工会の祭りに

参加できないことで

(本当は祭り大好きなのに…)

やり玉にあってしまいます。





しかも

「祭りもいいんですが、もっと

商店や会員がためになる

勉強会もやっていきませんか?」

と批判?(発言)したことで

アンチ祭り人間とレッテルを貼られ





「商売ばっかやってんじゃねぇよ。

どんだけ欲が深いんだよ!」

と先輩方に集中攻撃にあいました。





確かに言われてもしょうがない

状況ではありました。






一気に支店を2店舗出して

はたから見たら勢いが

あるように…そりゃ見えます。

で、たまに出てきたら

「祭りもいいんだけど」 発言 (笑)





でも、当時の私は

勢いなんか

さらさらなく、逆に

あっぷあっぷで溺れてる状態!^_^;





FC本部にも

「斎藤、コケるで…」

なんて言われて…




でも、意地でも弱みは

見せたくありませんでした。





そんな時、商工会とは別の団体

交通指導員の忘年会に行った時





「この団体でも怒られるな…」

と思い、先に謝りに行ったんです。




「なかなか参加できなくて…」




と先輩に謝りに行ったら

その先輩はこんな私に

こう言ってくれたんです。





「バカ言ってんじゃねぇよ!

こうじは人より

がんばってんだから

出てこれる時に出てくりゃいいんだ。

そんなことくだらねぇこと

言ってねぇで

今に集中しろ。

ほれ、飲め!飲め!(笑)」





この言葉を言ってくれたのは

のちに私の映像の代表作になる

「先輩」 でした。





なんか、凄く

うれしかったんです。。。。




すごく弱っている時期だったので

ホント うれしかった。。。。涙





身内である母にも

傷口に塩を塗られ

どうにもならない状況の中





たった一言

温もりのある言葉をかけて

いただいたことで





まだ何にも出口は

見えなかったのですが

久々に

明かりが見えた気がして…











この時に思ったんです。






人は弱った時に

裏切られたり

バカにされたり

人が離れたりするけど






俺は名付け親のじいさんや

先輩のように

人を励ませる人間になりたい

俺は離れる人間の側には

絶対になりたくない

と心から思いました。






今思えば

この苦しみの10年後に

設立することになる今の

BuzzerBeat という社名も 

(逆転シュートという意味)

今作らせていただいてる映像も

こんな思いが凝縮してる

気がしております。





でも現状が

あっぷあっぷなのに

当時、人を励ますなんて

夢のまた夢…^_^;




今後はFC本部に

頼り過ぎてはいけない。

七光りも もう卒業しなきゃ。

縁故だって

真の実力ではないし。





あれだけ大好物だった

競争も最終的には

殺し合いの螺旋。




何か自分だけの

オリジナルができないのか…




自分しかできないものが

もしあったとしたら





この殺し合いの螺旋

(最終的に価格競争)

から降りることができる





あれだけ好きだった競争も

戦わずして勝つ方法が

あるような気がしてきたのです。