親父の10ケ条 | BuzzerBeat 斎藤工宝詞 公式ブログ

BuzzerBeat 斎藤工宝詞 公式ブログ

映像制作のBuzzerBeat 斎藤工宝詞が
お届けする公式ブログです。

毎週月曜日と金曜日に配信するメルマガ
【BuzzerBeat通信】(空メール登録)
00591146s@merumo.ne.jp





感動映像プロデューサー

BuzzerBeat の

斎藤工宝詞です!






連載シリーズを

書かせていただきます。





そんな 猪突猛進の

母の決断で

実家の店舗に帰ってきた私は





兄が残した最先端の

やり方を継承をしつつ





あえて

もっと親しみやすいお店

敷居の低いお店へと

アナログの要素を

取り入れていきました。





そして専門学校時代に

読んでいた西武グループの

堤義明さんの本に書いてあった






「10年間は我慢しろ。」

(10年はおとなしくしてろ)





という言葉を思い出しました。





これは

先代の康次郎さんが

お亡くなりになる時

堤義明さんに残した父の言葉です。










まだ経営がわからぬ

後継者が会社を継ぎ

暴走し

会社をおかしな方向に

傾くことがないようという

意味もあるのですが、





「10年経てば見えてくる」

という意味もあったそうです。





実際に義明さんは

その10年を忠実に守り

その後一気に

プリンスホテルを全国展開して

いったと書いてありました。







今は時代の流れが早いので

そんな長い目でいられない

かもしれませんが

すぐに暴走してしまった

兄のケースもあるので





経験の浅いわたしが

会社を壊すことのないよう

なるべく10年はおとなしく

するよう努めました。






すると

時代が良かったんですね

何をやっても売れたんです。





だんだん私も

商売をナメはじめてきて

見習い時代のストイックさは

すぐ忘れ 完全にぬるま湯に

つかっていきました…(笑)





でも、今思えば

20代の私がタクトを振って

会社がおかしくなるより

これはこれで

良かったのかな?という

のもあります。^_^;





それに

取引先にも お客様にも

いろんな社長さんのタイプがいて

小さな頃からいろいろ

アドバイスをくれました。





でも、いい時代だったし

言うこともそれぞれだし

どれが当ってるかわからない (笑)

頭はかなり

ゴチャゴチャになります!(笑)





でも、のちのち

不思議と参考になったのは

成功事例より 失敗事例。

その後、会社をたたんだ

社長さん達の姿でした。





物ごころついた頃から

自然と観察してたので

当時で 観察歴約 25年。





うまくいく方は

その方の個性がありきで

うまくいっているケースも

あったり





地域差で大きく変わるので

全部鵜呑みにするのは

わりと危険だったりもします。






逆にうまくいかない

社長さん方に

明確な共通点があることに

気付き出しました。






今でも教訓になっていて

こういうことは

やっちゃいけない!という

自分の中で集めた

【親父の10ケ条】

みたいなのがあります (笑)






父がいなかったせいか

小さな頃から

いろんな大人をつかまえては

質問しまくっていた

小さな 小さな

生活の知恵かもしれません。^_^;





こうすればうまくいく

というより

こうすれば失敗しないという

ここにフォーカスを当ててました。





サッカーで言えばかなり

ディフェンシブな

思考でつまらないのですが 

実はこれが転ばぬ先の杖。






でも、

約束の10年を過ぎた時。






「わたしの暴走!」

が始まってしまうんです。^_^; 









猪(母)のせがれは

やっぱり  猪だった…(笑)