『女神異聞録ペルソナ』

 

  1996年9月20日発売らしいプレイステーションのゲームですね。

 うーん、発売当時くらいに遊んだ記憶はないですね。ぼくはこのゲームを買った記憶がなく、いつの間にか置いてあって、やってみたという感じ。おそらく兄が買ったもので放置されていたのでしょう。

 

 最初遊んでみたときは意味不明でしたね。ペルソナという悪魔のようなものを憑依させて戦うRPGなのですが、操作性は悪いしキャラクターに魅力を感じないしシステムは理解できないし全然遊べませんでした。

 「ペルソナ……」「ペルソーナ!」「ペルソナ―ッ!」など変な掛け声で攻撃してね、その印象ばかりが強い。

 それでその憑依させるペルソナを作るシステムが、悪魔と戦闘中に交渉して悪魔をカードにして、そのカードを合成して、というものだったんですね。もう書いていて、知らない人が理解できるわけがないだろうという感じですが。

 

 それでそのペルソナのキャラクターが魅力的に見えませんでした。しょぼい雑魚キャラ悪魔の組み合わせで大量生産されるペルソナに愛着を持てなかった。これが大きかった記憶があります。

 

 月日は流れ、ふとこのゲームの存在が気になったときがあったんですね。これ、どういうゲームだったんだろう、と。

 インターネットが普及、攻略サイトなんてのが存在しているときだったので、困ったときは照らし合わせてゲームを進めましたね。

 

 するとそのペルソナを作るシステムが、やりこみ要素がたくさんあってめちゃくちゃおもしろかったんですね。

 

 ペルソナをうまく作って成長させることで、パーティーがめちゃくちゃ強くなるのが爽快でした。

 ピクシーという、低レベルのなのですが魔法攻撃力が異常に上がるペルソナがいて、そいつに強力な魔法を継承させるんですね。メギド系

 そこから潜在復活という、ステータスはそのままにレベルが1に戻るシステムがあって、レベル上げ、潜在復活、を繰り返すとピクシーは魔法攻撃力が急激に上昇

 すると数十、数百のダメージしか与えられずぐだぐだと戦闘を繰り返していたのが、強い魔法で何千という全体ダメージが出て一撃で終わり。たしか序盤からゲームクリアまでこれで通用したんじゃないかな。魔法攻撃に耐性がある敵とかはどうしようもなかった気がしますが。

 

 これで戦闘は楽になりましたね。しかし異常にエンカウント率が高いのと、戦闘スピードが遅いのでやはりストレスが溜まりました。数歩でエンカウント、とかでだいたい一撃で終わるにしてもいらいらさせられました。

 

 あとFOOLという、低確率で生まれる隠しペルソナの存在もおもしろかった。たしかペルソナを作るとき特定の組み合わせで、合体事故とかで2%以下の確率で生まれるものだった気がします。あれが出たときはテンションあがりましたね。宝くじが当たるみたいな感じ。

 

 実は隠し要素でストーリー分岐があって、メインのストーリーで謎だった部分が補完されるとかシナリオも凝っていて、短期間でしたがかなり夢中になって遊んだゲームでした。

 

 ストーリーやらはほぼすっかり忘れてしまっているので、またいずれクリアしたいな、という気もします。