ジョギングをしている時に、車から「ダセー」と言われた気がする

窓を全開にしていた車から聞こえた

怖くて声がした方向は見れなかったので、こちらに顔を向けていたかどうかはわからない

たまたまそう聞こえただけかもしれない

車内の同乗者との会話かもしれない

それでも一度そう意識してしまったら、自分の気持ちを壊すのには十分だった

 

ただ走っているだけならダサいと言われる筋合いはない

でも自分の場合、心当たりがあった

頭に青色のヘアバンドをつけて走っているためだ

オシャレではなく、汗が滴ってくるのを防ぐため

そうしないと走りに集中できない

それが自分に似合っていなかったからではないかと思ってしまった

実際、自分のようにヘアバンドをつけて走っている人を見たことがない

自分が異質かもしれないと思ってしまう

きちんとランニング用のヘアバンドを買ったのにも拘わらず

走っている自分の姿が醜い

そんなのつけて走っているなら笑われて当然

なんで?

色が問題なのか?

グレーも持ってるけどグレーだったらいいのか?

それとも完全な黒?

それでいいならそうしたい

でもそれでいいのかはわからない

そんなこと確認しようがないから

ヘアバンドをつけている自分が醜いならヘアバンドをつけて走れない

自分は頑張っているつもりなのに…

頑張っていても、見た目がおかしければ笑ってもいいの?

そんなの気にせずに頑張り続けるのがかっこいい?

そんな強いメンタルは持てない…

たった一言、自分への悪い評価が言葉として聞こえてしまうと、それが大衆の自分への評価だと感じてしまう

みんなにこう思われていると思ってしまう

 

それからはヘアバンドを外して、行き交う車の視線が怖すぎて俯きながら歩いていた

お前はもう醜いから表に出てくるな

何あの人気持ちわる

生きていると迷惑なんだよ

そんな声が聞こえる

一瞬橋から飛び降りたくなった

 

なんなんだよ

普通に考えてそんなの気にするなで終わる話だろう

視線が怖い意識されるのが怖い悪く思われるのが怖い

これでも心療内科では相手にされないの?

カウンセリングでもあんまり理解はされないの?

もうそんなの自分がおかしすぎるだけじゃないか

 

なんなんだよ

なんなんだよ

なんでなんだよ

 

視線は凶器だ

槍を相手に突き付けている

生きている限りそれから逃れる術はない

 

しんどい

 

 

----------------------------------------------- 以下ポジ ---------------------------------------------------------

 

 

・10000歩走ったり歩いた

・祖父の買い物と用事を手伝った

・100円しか使わなかった

・家族のスマホの困りごとの相談にのった

・人の誕生日を祝えた

 

 

どうして一人に馬鹿にされたと思っただけで、みんなに馬鹿にされていると思ってしまうんだ?

頑張っていてカッコいいと思う人もいるかもしれないじゃないか

総意にするな

中学時代、ふくよかな体系の隣の席の女の子が自分から望んで長距離走を走っているのを見てカッコいいと思っただろ!

周りの連中は馬鹿にしてたけど、自分は心底カッコいいと思った

その感情を否定されたらどう思う?

嫌だろ!失礼だろ!

それに、ネガティブな言葉は出しやすいけど、ポジティブな言葉はなかなか出しにくいものだ

ネガティブな言葉が聞こえただけで、ポジティブな言葉を誰も抱いていないわけではない

ネガティブな言葉が聞こえてきても、ポジティブな言葉も必ず存在すると思え

肝に銘じろ!