こんばんは。小泉進次郎です。

 

昨日は大阪で選挙応援でしたが、今日は、地元の横須賀市、三浦市で市議会議員選挙がスタートしたため、一日地元で選挙応援に回りました。私は今日、4月14日で38才になりました。8月には政治家になって10年の節目を迎えますが、改めて地元の方々に支えられ、ここまで来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今年は統一地方選挙、衆議院の補欠選挙、夏には参議院選挙と続き、選挙イヤーと言われていますが、統一地方選挙前半が終わり、強く感じるのは、選挙への関心が本当に低い、ということです。

 

「政治には無関心でいられても、政治に無関係ではいられない」。国民の暮らしには、法律や様々なルールがあり、そのルールに従って、日々暮らし、仕事をしています。その法律やルールは国民から選ばれた政治家が議論し、内容を決めていきますので、政治家を選ぶということは、皆さんの日々の暮らしに大きく影響します。つまり、無関心でいられても無関係ではいられないわけです。

 

なので、ぜひ皆さんには政治に関心を持って、選挙に行って欲しいと思います。一人の一票では何も変わらないと言う人がいますが、みんながそう思って行動しなければ、本当に何も変わらないのでは? 皆さんの持っている一票を大切に使って欲しいと思います。

 

今月8日、私が設立時より応援している、福島県立ふたば未来学園中高の入学式に出席しました。新校舎が完成し、中高一貫校としては初めての入学式でした。新校舎はとても素敵な建物で、中でも、5月からオープンする「Cafeふう」は、生徒たちが地元のレストランで運営を学び、自分たちで経営していくそうです。ふたば未来学園の建学の精神、「変革者たれ」、自立、協働、創造 を体現している素晴らしい取り組みです。

 

この学園での新しい学びを体験した生徒たちが、どんな「変革者」として活躍してくれるのか。震災と原発事故という、世界中で誰も経験したことのない経験をした福島の抱える課題を、生徒たちがどう捉え、向き合っていくのか、これからもふたば未来学園の前例のない取り組みを楽しみにしています。

 

 

2019/4/8 ふたば未来学園中高入学式での祝辞:

ご紹介に預かりました、ふたば未来学園応援団の小泉進次郎です。本当におめでとうございます。今日のこの日を喜んでいる人は多くいますが、その中でも私の喜びも本当に大きいです。入学したふたば未来学園の中学生の皆さん、新高校生の皆さん、そして編入した皆さん、そして併せて後ろにいる在校生の皆さん、ようやく、真の意味でのふたば未来学園の中高一貫校となる時を共に迎えることができて本当に嬉しいです。

 

先ほどから新入生の皆さんを見ながら、私自身が中学校の入学式、高校の入学式の時に、何を考えて出席をしていたかなぁとそんなことを想像しながらいました。「早く終わらないかなぁ」そう思わなかった? 私は中学校の時そう思いました。高校の時もそう思いましたね。早く挨拶が終わって、入学式終わってくれないかなぁ。きっとそう思っている人も多いと思います。だけど、そう思っていた学生の小泉進次郎が、今そう思っているだろう新入生の皆さんに壇上から話しをしている滑稽さ。だから、あまりくどくど言いません。確かなことだけ一つ言います。

 

それは、どんなにみんながこの入学式を早く終わって欲しいと思っていたとしても、この日の為に本当に頑張ってきた人たちがいるということです。

今日こちら側にも本当に多くの皆さんが座っています。この中には、みんなにとっては今日の一日が、多くの学生生活のたった一日に過ぎなくても、この日の為に全てを投げ打って、頑張った方々がいることも事実です。

 

特に後ろに座っている大熊町の教育長だった武内さん、武内さんの名前を挙げずに、この中高一貫の入学式の日を刻むことは出来ないと思っています。

皆さん、もしもこの学校で学ぶにあたって、丹野学校長の言われた、変革者たれというこの校訓の変革者ってどういう人のことだろうと思ったら、武内さんのことを想像してください。まだ多くの町民の皆さんがこの地域に戻る前に、ふたば未来学園が必要だと、子供たちの姿がこの町に必要だという英断を早く心に決めていた、元教育長の武内さんの存在がありました。私はその武内さんの心意気に打たれて、参加するようになっただけです。どうか皆さん、そのことだけ忘れずに変革者として、自立、協働、創造、この学校の建学の精神を皆さんなりに楽しんで、学校生活を送ってください。

 

最後になりますけれども、私が中学校の時に父親から言われた言葉を一言だけ紹介します。

こう言われました。「日本にいたら日本のことはわからないぞ」当時意味が分かりませんでした。だけど大人になるにつれてその言葉の意味を考えた。そして私も外国に行き、皆さんの先輩のふたば未来学園の高校生が行った、ニューヨークのコロンビア大学の大学院に私は留学をして、結果、アメリカで3年間生活をすることになりましたが、そこで分かったのは、外からしか分からないことがあるということでした。そして、海外の経験をするということは外国人になる経験をするということです。自分が外国人としてマイノリティの立場になって初めてわかること、多様性とは何か、そういったことを肌身に痛感することが出来て、これが「日本にいたら日本のことはわからない」という意味なのかと思いました。

どうか皆さん、人口が減って若い人が減って、福島にずっと皆さん居て欲しいという大人もいっぱいいるでしょう。だけど、どうか福島に留まらず、好きなところに羽ばたいてください。そんな皆さんの未来を心から楽しみにしながら、これからもまたふたば未来学園に遊びに来たいと思います。後ろにいらっしゃる保護者の皆さんも本当におめでとうございます。これからも学生の皆さん、楽しんでください。ありがとうございました。

 

 

政治家として10年を迎える私にとって、東日本大震災とその復興への想いはこれまでも、これからも大きな力になっていると感じます。政治家として、一人の人間として、私が出来ることを続けていきます。

 

今日は熊本地震から丸3年。東北、熊本、昨年は北海道や日本の西の地域でも、様々な災害がありました。 

被災された方々に政治の力を信じてもらえるように、全力を尽くします。

 

 

 

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