こんばんは、小泉進次郎です。


昨日と今日の二日間、岩手県遠野市で開催された「東の食の実行会議」に参加しました。「東の食の実行会議」は、東北の食の復興に向けて、復興に携わる官民のプレーヤーが一同に会し、具体的なアクションを生み出すための会議で、復興庁の事業のひとつです。


一日目は、復興政務官として、被災地の現状と復興への取り組みについてお話ししました。中でも反響が大きかったのは、岩手の内陸部と沿岸部の生活満足度についてのアンケート結果でした。生活満足度が高かったのは内陸部ですが、震災後の4年間で生活満足度がより向上していたのは沿岸部でした。この結果の中に、新しい価値観が生まれ始めている可能性など、真の復興へのヒントが隠されているかもしない、と感じます。


その後、キリンホールディングス株式会社の磯崎功典社長とオイシックス株式会社の高島宏平社長の3人で、今までの復興の歩みと現在の課題をテーマにパネルディスカッションをしました。震災から4年が経過し、復興に関わり続けることに対して周りの理解が得にくくなっているという声もよく聞きますが、「ひとりになってもやり続ける」と語る磯崎社長の熱い思いに大変共感しました。


一日目の最後は、テーマごとのグループに分かれてのグループディスカッションでした。各グループを回りましたが、昨年以上に中身が濃く活発な議論が行われていました。二日目にも同じグループで議論を行い、アクション・プランが発表されます。


夜は懇親会で、「あやおり夢を咲かせる女性の会」の菊地ナヨさんから遠野の食に関するお話をしていただきました。また、米通(こめどおり)集落の皆さんによる餅つきの実演も行われました。


二日目はまず、大船渡市にある有限会社「三陸とれたて市場」を訪問し、三陸の水産業を盛り上げるための様々な取り組みについて伺いました。中でも、食品の細胞を破壊せずに急速に冷凍する技術であるCASを活用した新しい商品の開発や販売方法に、大きな可能性を感じました。ちなみに、CAS冷凍システムは、地方創生の好事例としても有名な島根県の海士町でも活用されています。


その後、昨日の夜にお会いした米通集落の皆さんに会いに米通集落を訪問しました。豊かな緑と澄んだ川、そして温かく迎えてくれた米通の皆さんに心が洗われるような思いがしました。皆さんに昨日、いつか米通を訪問するという約束をしたので、さっそくお邪魔したのですが、皆さん驚きながらもとても喜んでくれて、こちらも嬉しくなりました。


それから東の食の実行会議に戻り、グループでのディスカッションに参加した後、グループごとの発表を行いました。昨年の経験も踏まえ、実現可能性や具体的なプロセスも考慮したアクションプランが多く、これからの展開に期待が高まりました。


今日で震災から4年4ヶ月がたちました。東の食の実行会議は、様々な分野で活躍する復興に強い思いを持った方々に集まっていただていますが、皆さんには、これからも安易に妥協すること無く、理想を追求し、実行に繋げていってほしいと思います。次回は来年の3月、実りある時間を過ごせる事を楽しみにしてます。





‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
その他の情報はこちらからご覧ください。
■オフィシャルサイト:http://shinjiro.info/
■Facebookページ:https://www.facebook.com/shinjiro.koizumi
■メールマガジン登録:http://shinjiro.info/mailmag.html
■ネット献金:http://shinjiro.info/support01.html
(小泉進次郎の今後の政治活動に対するお力添えとして、
インターネットを利用した個人献金を開設しております。)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥