こんばんは。小泉進次郎です。


今日は宮城県の石巻市と女川町を訪問しました。


朝、東京を出て、まず石巻市の吉野町復興公営住宅を訪問しました。ここでは、仮設住宅や集合住宅等での車の共同利用事業を進めている一般社団法人日本カーシェアリング協会の取り組みを伺いました。震災後に始まった事業ですが、いまは70台以上もの車が共同利用されているとのこと。またこの事業では、電気自動車も利用しているので、災害時には電源供給の役割も担うことができます。被災地発の新しい取り組みとして、全国に広げていきたいですね。公営住宅の集会所に移動して、近隣住民の皆さんも参加した車座集会も開催し、復興に関することや、いま不安に感じていること等、率直な意見を伺うことができました。


その後、女川に移動し、女川水産業体験館「あがいんステーション」落成記念式典に出席しました。「あがいん」は、女川の方言で「どうぞお召し上がりください」という意味です。また、英語の「アゲイン(again)」にもかけていて、女川を再び笑顔あふれるまちにしたい、という意味が込められているそうです。素敵な名前ですね。


式典のあとは、地元の方に教えていただきながら、ホヤさばきや、ホタテの殻むきを体験させてもらいました。今後は、このあがいんステーションを通じて、女川の海産物の魅力を多くの方々に肌で感じて頂きたいです。


午後は、先月から「地方創生人材制度」で女川に派遣されている方と一緒に、新しくできた女川の駅と、駅に併設された温泉施設などを見て回りました。町の皆さんが心待ちにしていた駅が完成して、外からもたくさんの方にお越しいただけているとのことで、震災のからの4年3ヶ月間を思い返して感慨深かったです。


それから、「フューチャーセンターカマス」で、女川のまちづくりに関するパネルディスカッションに登壇しました。前半は「民間活力を活かした復興まちづくり」として、主に女川に関わりのある民間企業の皆さんと、後半は「女川町 次の一手!」として須田町長含むまちづくりのプロフェッショナルの方々とディスカッションをしました。町の皆さんと一体感を感じる会場の雰囲気の中、活発で前向きなディスカッションができました。

登壇者の詳細はこちらをご覧ください。(PDF)
http://www.town.onagawa.miyagi.jp/pdf/kankou/150608_machi_panel.pdf


最後に、被災者の自立を支援するための活動をしている「一般社団法人コミュニティスペースうみねこ」の皆さんのお話を伺いました。被災者の皆さんに生きがいと居場所をつくるため、いままで漁業中心だった女川では取り組まれていなかった農業を始めたり、全国にその販路をつくったりと、様々な工夫を重ねているということでした。いただいたいちじくの甘煮、美味しかったです。


女川は、震災直後に訪問し、その後継続的に訪れている場所です。女川を訪れる度に、いつも着実な復興の歩みを感じますが、今回は特にそれを強く実感しました。国は支援はできますが、まちを作るのは住民の皆さんひとりひとりの力です。四輪駆動と呼ばれる、町民、産業界、議会、役場が一体となった女川の取り組みに、これからも期待しています。




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