こんばんは、小泉進次郎です。


今日は、いま取り組んでいる福島の教育復興支援の視察で、福島のいわき市と広野町を訪問しました。


はじめに双葉高校、双葉翔陽高校、富岡高校が一緒の校舎で学んでいるサテライト校を訪問しました。避難先のいわき市のいわき明星大学の仮校舎で、高校一年生から三年生までの約100人が在校しています。訪問した時は合同のスポーツ大会の最中で、バレーボールとバスケットボールで盛り上がっている生徒の皆さんが元気いっぱいに迎えてくれました。


その後、お昼のお弁当をいただきながら3校の校長先生と、それぞれの学校の現状や、生徒さん達の様子、これからの取り組み等、率直な意見交換が出来ました。


それから広野中学校を訪問し、野球好きの福島県教育委員会の杉教育長のご提案で、生徒達とキャッチボールをしました。キャッチボールも、その後の意見交換の時間もみんな活発でイキイキとした姿がとても印象的でした。広野中学校は来年完成する中高一貫校の仮校舎になる予定です。今日の訪問で、中高一貫校のために校舎を利用することを了承してくれた生徒の皆さんに直接お礼を伝える事が出来てよかったです。校舎の中も見せていただいて、来年から入る子どもたちがどんな学校生活を送るかをイメージすることができました。


その後は車で移動しながら、中高一貫校の新校舎の建設予定地や広野小学校、津波被災現場等を視察しました。


最後は広野町役場を訪問して、先日、県内一の表彰を受けた広野町消防団の団長と副団長にお会いして、お祝いのご挨拶をしました。その後、遠藤町長と浅野教育長と、来年4月に開校予定の中高一貫校などについて話し合いました。


また、今回は役場の若手職員の皆さんとの意見交換の場を設けていただきました。皆さんからはたくさん質問をいただき、一人ひとりが福島の未来に対しての責任感と強い思いを持っているということが伝わってきました。意見交換後に、若手職員2人で考案した「心ひとつに 広野町」と書かれたバッジをいただきましたが、復興庁・地元自治体・地域住民が心をひとつにして復興に向けた取り組みを進めていきたいと思います。


今日は、福島の教育復興の取り組みに集中した視察をしましたが、当事者の子どもたちや関係者の皆さんと会ってお話することが出来て、実りの多い出張になりました。いま進めている双葉郡の中高一貫校は、画期的で、今までの枠にとらわれない学校にしていきたいと思います。たくさんの子ども達に「あの学校に通いたい」と思ってもらえるような教育を実現するために、引き続き準備を進めていきます。


明日は岩手に行ってきます。