こんにちは。小泉進次郎です。

東日本大震災から約1ヶ月の今年4月、「横須賀警察犬訓練所」の指導手Aさんからお手紙を頂きました。

お手紙には、県からの災害救助犬要請で大震災翌日の3月12日から福島県で活動してきたことや、災害救助犬の認知度が低いことによる課題などが書かれていて、文面からは熱い思いが伝わってきました。

特に、日頃からペットのしつけと飼い主への指導がいかに大切かは切実で説得力を持って響いてきました。

現実に、東日本大震災の被災地の避難所ではペットと避難所生活者の方々のトラブルがあったと聞きます。それも当然です。世の中にはペットを苦手とする人もいます。たとえ動物が好きだとしても、しつけをしっかりとされていないペットやモラルの無い飼い主からはストレスを感じる事もあるでしょう。

これは今後起き得る災害のためにも教訓になります。だからこそ普段からペットに対するしつけや飼い主の指導をする必要性があるというのはその通りだと思いました。

地元に訓練所がありながら自分の目で現場を見ていないのはいけないと思い、Aさんにお電話をして、落ち着いたら必ず視察に伺いますという約束をしたのが4月のことでした。

時間が経ってしまいましたが約束を果たすことが出来てよかったです。

Aさんから直接聞いた3月12日の福島県の活動現場のお話や見せて頂いたその時の写真からは、震災翌日の緊迫した様子が伝わってきました。

何よりも強く印象として残ったのは、今日お会いした皆さんの情熱と誠実で真剣な姿勢でした。「災害救助犬」は必ず人の力になれる、という強い信念をひしひしと感じました。

一人でも多くの人に「災害救助犬」に対する理解を深めてほしいですね。

「横須賀警察犬訓練所」の皆さん、今日はご案内ありがとうございました。


ひとこと:マラソンに初挑戦するAさん、頑張ってください。