こんばんは。小泉進次郎です。

キャベツの話、三連発!これで最後です。最後はキャベツ農家の方のお話です。

いつもお世話になっている農家のご夫婦にお話を伺いました。やっぱり現場の声を聞かないといけませんからね。

そのご夫婦は幸いにも天候不順の中でもキャベツを収穫出来る状況にあるそうですが、それでも収穫量は減っていて、これから季節を迎えるカボチャなどは先日の雪とみぞれでずいぶんやられてしまったそうです。

キャベツの価格高騰に関しては、高く売れるのは嬉しいけど、今だけ高く売れるより、安定してある程度の価格で売れるようになって欲しいとのことでした。農協の方のお話のとおりでしたね。

農業や漁業といった第一次産業について考えるときにいつも考えるのは、生産者と消費者の視点です。

消費者にとっては安ければ安いだけいい。しかしそれでは生産者の生活は成り立たない。

それでは野菜、果物、魚介類が高いほうが良いのかといえば、それでは消費者の家計が苦しくなる。

海外から安い食料品が入ってきている中、日本の食料自給率を上げ、第一次産業を発展させるためには消費者と生産者の距離を縮める必要があるでしょう。

地産地消はいいことだし、安い外国産に対抗するには、畑から収穫して間もない新鮮な農作物を提供するとか、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を消費者に届けるといった努力が欠かせません。

しかし、生産者の努力が報われるようにするためには、生産者がどのような思いで私たちの食卓に美味しい食べ物を届けてくれているのかを理解しなければいけません。


今回の野菜価格の高騰で改めてそんなことを考えました。

最近、若い人たちやギャルや芸能人が農業を始めたというニュースが出るようになりましたね。凄くいいことだと思います。

そういった動きをどんどん応援していきたいですね。私たちは食べなきゃ生きていけないんだから。