こんにちは。小泉進次郎です。


イノベーション(技術革新)が生まれやすい環境とは何か。

今日の成長戦略特命委員会では、そんなことを考えさせられました。

今日の講師の方のお話によると、異質なものを受け入れる社会の方がイノベーションは生まれやすいとのこと。

人間で言えば「異端児」の存在ですね。

同じような考えを持った人が集まった集団よりも、違う考えを持つ人を許容する環境のほうが新しい発想、技術は生まれる。

例えばアメリカの話です。アメリカは「異」を好む風土とそれを許容する文化があると。その結果、異質な人種の研究者の混交、異質な研究テーマにも、誰かが関心を持つなどがある。

日本では、「異」を嫌う風土とそれを排除する文化だと。同質な人種の研究者による安定した秩序を求め、異質な研究テーマはサポートされない、そして結果平等志向で、創造性が報われない。

今日の話は特に大学改革に議論が集中しました。

私がした質問は、大学の国際化や英語教育について、海外留学・海外就職組をどう日本の大学がネットワークの中に取り入れ、学生の英語教育や海外に対する意識を高めることが出来るか、そして新卒至上主義の現在の風潮を変えるために大学が出来ることはあるのか、などです。

私は英語教育を進めるべきだと思うし、学生が海外にどんどん飛び出していってほしいと思っています。そしてそれを後押しできる体制を整えるためには何が出来るのか、今日のような勉強会の機会に有識者からも話を聞いて考えていきたいと思います。

そして、新卒じゃなければ就職しにくいという風潮も考え直すべきでしょう。大学生の抱える就職活動におけるプレッシャーというのは本当に大きいし、学生の本分である勉強にも集中できなくなってしまいます。

話が色々な方向に飛びましたが、深く考えさせられる勉強会でした。

「異」なものを許容する文化、自民党にはありますね(笑)。イノベーション、生まれるか。