こんばんは。小泉進次郎です。

今日は自民党本部で外交・国防合同部会が開催されました。

昨日の外交部会と同じく急遽開催が決まりました。

議題は、普天間基地移設に関する政府の方針についてでした。


今日鳩山政権が下した決断は、

「結論の先送り」

つまり、

「決断をしないという決断をした」

ということです。

この決断によって日本が得たものは何でしょうか?

一つは、目標とされていた2014年までに普天間基地移設作業は終わらないだろうということ。


二つ目は、普天間基地移設と並行して行われる予定だった在沖縄アメリカ海兵隊8000人のグアム移転も遅れることになるだろうということ。


三つ目は、オバマ大統領に「私を信じて下さい(トラストミー)」と言った結果が「問題の先送り」だったことで、鳩山総理とオバマ大統領の間の信頼の低下は避けられそうにないということです。


つまり、沖縄の負担軽減も進まず、日米関係の信頼も損ねるような政府方針を決定したんです。


鳩山政権は「緊密で対等な日米同盟」を構築すると言っていますが、今回の決定が「緊密で対等な日米同盟」の構築に繋がると考えているんでしょうか。


今のような状況で、もし日米が共同で対処する必要があるような事態が発生したり、有事の際に、お互いが信頼し合って迅速に適切に行動する事が出来るんでしょうか?


天皇陛下と中国の国家副主席の異例の会見を一ヶ月ルールを破る形で要請したこと、普天間基地移設に関する方針は先送り。


政治主導の姿とはこういうものなのか。


政権交代を成し遂げた民主党に国民が期待したことはこういうことなのか。

私の中で民主党に対する疑問は大きくなるばかりです。

皆さんはどう感じていますか?