天津市環境保護局は環境保護に関する違法行為の取り締まりのため今年1~5月、延べ1万1294社を対象に検査を実施。332件で処罰を決定し、506件で改善を求め、罰金総額は3350万3000元(約6億6400万円)に上ったことを明らかにした。中国国営新華社通信が伝えた。



 同市は今年に入り、「環境保護法」と「天津市大気汚染防治(防止)条例」に基づいた違法行為の取り締まりを続けており、燃焼石炭の品質や大気汚染物質の排出量をはじめとする多項目の検査を企業などに対し行ってきた。



 さらに、企業側による積極的な汚染物質の排出削減を促すため、5月1日から煙塵(えんじん)を排出したときに徴収する料金を、従来の1キロ当たり0.275元から2.75元に、一般粉塵(ふんじん)の排出料金も同0.15元から1.5元に引き上げ、1キロ当たり1.5元を基準に建設工事現場の粉塵に対しての費用徴収も始めている。



 同市発展改革委員会の李軍・副巡視員は「煙塵排出にかかる費用が従来の10倍に上がったことが企業への抑止効果となり、大気質の向上につながれば」と期待を寄せている。



 実際、こうした取り組みによって同市の大気状態は改善しており、今年5月に大気の状態が基準値を満たした日数は21日間で、前年同月から4日間増加。微小粒子状物質(PM2.5)の値も1立方メートル当たり50マイクログラムで同26.5%減を達成している。(上海支局)