
頂点へ向かう気迫が伝わってきた。星稜は東京都内で、表情を引き締めて最終調整。高校最後となる約1時間40分の練習を終えた主将のDF鈴木は「準備はできた。決勝に3年間の全てをぶつけたい」と意気込んだ。
同じ過ちは繰り返さない。初の決勝進出を果たした前回、選手たちは前日練習で笑顔を見せ、河崎監督から「浮ついている」と一喝された。今年は開始予定時刻より10分早く集合。全員で大声を張り上げ、集中して練習に入った。サイドからのクロスに合わせるシュートなど攻撃の連係確認に時間を割いた。
決勝では2つの雪辱を期す。前回決勝で逃した優勝を手にし、昨夏の高校総体準々決勝で敗れた前橋育英を破ることだ。今大会3得点で得点ランク首位に並ぶFW大田は「優勝と得点王の両方を取りたい」と闘志を隠さなかった。
何より大会前の交通事故で戦列を離れている河崎監督に勝利を届けたい。鈴木は「決勝の舞台は去年、監督が悔しい思いをした場所。勝てば最高の恩返しができる」と強く誓った。(青山綾里)
【関連記事】
- パレスチナとの“前哨戦”に勝利宣言 代表のピッチ外はいかに
- 日ノ本、PK戦の末にV2 全日本選手権 高校女子サッカー
- 元日本代表・三都主がブラジル帰国「両親の近くでサッカーを…皆さんお元気で」
- アジア進出拡大で「アジアマネー」狙う日本サッカー
- 「日本より嫌い!」得点力不足を棚に上げ“誤審”敗戦理由にする「韓国サッカー」