古い本なんだけど、

「オラもこんな老人になりたいなぁ。」

と思った一節があったので、

ご紹介です。

 

 

 やがて私も老いの年齢に達する。
 その老いを、私も彼女たちのように生きてみたい。
 そして彼女達のようにと希ったとき、私ははっと姿勢を正される思いがした。五〇人さまざまの個性に触れ、習慣が人を作るのだということに気づかされたのである。痴呆症の人は新しい記憶は残っていかないが、過去の習慣はほとんど肉体化してその人となりをくっきりと浮かび上がられてくれる。
 職員から”あこがれのボケ”と評価の高い岡みをさんは、なにごとにも感謝する。彼女の口から出る言葉はいつも”ありがとう””うれしいねぇ””すまないねぇ””ありがたいなあ””感謝しなくちゃ””感謝、感激”である。食事を終えれば”ああおいしかった。ありがとう、ごちそうさまでした”と、ポンと手を合わせる。
 さらに彼女は人を決してけなさない。”そのバッグ、すてきね””あなたのその服、いい色ねぇ””あなた、とってもきれいよ””よく働くねぇ、感心しちゃうよ”。ドライブに出かければ”あんた運転うまいねぇ。エライもんだなあ”
 彼女は徘徊が激しい。家族が面会に来てもどこの誰が来たのかわからない。だが痴呆は重くても人のどんな些細な行為にも感謝できる人格をもっている。満開のアヤメを見に行って花の美しさに感動して泣いた、そんなやわらかな感性を見せてくれたのも彼女だった。
 神田はな子さんはお菓子一つでもそばにいる人と分けて食べようとする。”あんたも食べなよ”と。
 私が手土産の和菓子を一つ彼女に手渡したことがあった。彼女は”ありがとう”と和菓子を押しいただくようにした頬をほころばせたが、和菓子を掌に置いたままためらっている。
”あんたのは?”と彼女は私に聞く。私はもう食べたと言っても考え込んでいる。和菓子を半分に割ろうとするがうまく割れない。
”あんた食べなよ”
 彼女は和菓子を私に差し出す。それは私からのおみやげだから食べてほしいと言ったら”いいの? すまないねぇ”とようやく口に運んだ。そして、”とーってもおいしい”と満開の笑顔だった。
 夜勤の職員が彼女の居室を見回りに行ったときのこと。”あんた、休んでいきなよ。あたし、どくから”と彼女はベッドの端に身体を寄せてくれたという。彼女も歴とした重度の痴呆症である。

 

 

文春文庫

 

 10月も半ばが過ぎ、今年もあと少しという感じになった。

3日には2か月ぶりに仕事で愛媛に行って、

まだツクツクホウシが鳴いててびっくりしたのに、

関東は木曜日から急激に気温が下がり、

今週は雨っぽい日々が続きそうだ。

月曜日はせっかくのゴルフの予定なのだが、

文字通り雲行きは怪しい。

 

 去年の今頃、

検査入院で心臓の冠動脈1本の栓塞と1本の狭窄が見つかり、

3本のバイパス手術を勧告されたのだが、

これを拒否して今日に至っている。

ジムに行っちゃあ、筋肉トレーニングと有酸素運動をして、

体重はマイナス5Kg、体脂肪は25%から17%へ、

血液検査は模範児童のようなオールグリーンとなった。

特に悪玉コレステロールが規定値になり、

医者が検体を取り違えたのかと思うほどの改善、と言ってくれた。

 

 だが、胸痛はないが、違和感はある。

もともと胸痛はなかったのだが、ステントを入れた検査入院以来、

心臓の位置を自覚できるようになり、どうも気になってしまう。

これが精神的な思い過ごしなのか、

それとも軽度の狭心症なのかは分からない。

医者に言っても、投薬はしているが手術を拒否している以上、

重篤な症状がないので経過観察しか対応策がないらしい。

救急車で運ばれて初めて、

医療対象者としての患者になるのかもしれない。

 

 ジムに加えてゴルフの練習をしたりして、

平日のアフター5はそこそこ忙しい。

仕事が詰まれば家でも仕事をして、モグをして本を読んで、

土日は相変わらず仕事で埋まることが多く、

出張ついでに寺社巡りをし、

日帰り温泉につかり、川に降りて石を眺めたりする。

たまに何もすることがないと、

平日のトレーニング疲れで惰眠をむさぼる。

まあ、充実していると言えば充実しているのだが、

生き延びるだけが人生かと思わなくもないし、

特徴というか特記事項のない毎日である。

 

 今日は雨にもかかわらず、

地元はユネスコの文化遺産にも指定された祭りで人がごった返す。

非日常のこうした行事が地域に必要なように、

人生にも祭りのようなハレの日は必要なんだろうと思う。

それが出世だったり、宝くじであったり、

恋愛であったり、ゴルフの最高スコアだったり、

SSレアゲットだったり、人それぞれなんだろうけどね。

それが自分の中でそう大きくはないイベントになりつつあるのが、

大人になるというのか、老境に入るというのか、

人生を積んだことになるのだろうか。

まあ、若い時分のドキドキ感がちっと懐かしかったりする時もあるよねぇ。

 

 かつて、病院のベッドで、また夜、寝付けないときなんか、

ちょっと死の床を意識することもあるんだけど、

残り少ないといっても結構長い人生をいかに有効にしたものか、

少し悩みつつあり、でも正解が見えなくて、

あるかも分からなくて、面倒くさくなって

現状維持で納得しているのでした。


 とりあえず明日は、映画、「宇宙戦艦ヤマト2022純愛編」を見に行く。

 

 

今日も新宿近辺で仕事だったんだが、

珍しく4時前に終わったので、

千駄ヶ谷周辺をウロウロしてきた。

 

 

駅前の東京体育館前には、

何やら人だかりが。

どうやら、コンサートがあるらしい。

それを横目に進むと、

鳩森神社がある。

 

 

 

ここは2度目だが、

 

都内で一番古い富士塚が有名なのだ。

規模も最大級じゃないかな?

 

富士塚というのは、富士山信仰のために、

土を持って富士山っぽい小山を作り、

富士山の溶岩を運んできて載せて、

頂上にお宮を祀ったものだ。

標高なんと 6m

詳細はこちらで→http://www.d-laboweb.jp/special/sp110/

 

 

 

あとは、隣に将棋会館があるで

将棋の棋士がお参りする関係で、

将棋堂があったりする。

中には御影石の将棋盤と大きな王将が祀ってあります。

 

 

 

手水で清めて拝殿前に進むと、

季節柄、茅の輪が据えられている。

八の字に回ってお参りすると、

御利益があるのだ。

 

 

 

となりに、唱え言葉が掲示してあった。

これは知らなかった。

 

水無月の夏越し(なごし)祓いする人は

 千年(ちとせ)の命(いのち) のぶというなり

 

これは、健康第一の自分には有り難い。

2度くぐっちまったよ。

これで2千年生きられるかな。(笑)

 

お参りをして、おみくじを買います。

ここのは、鳩森神社なので、

鳩のおみくじです。

 

 

 

なんと、大吉。

いいことがありそうだ。

 

で、神社の裏に回って、

将棋会館を見てきました。

 

 

普段は静かな会館前ですが、

見学者がたくさん居ます。

朝は70人の報道陣が居たそうです。

今日は、29連勝中の藤井4段が30連勝を目指して、

中で熱戦をしているはずです。

(午後10時前、残念ながら負けの一報が(>_<))

 

中に入るわけにも行かないので、

藤井君が出前を取るという、

近くの「みろく庵」に行ってみました。

残念ながら準備中で誰も居ませんでした。w

このバイクはテレビに映ってた出前用ですな。

 

 

 

このすぐ裏手には、国立能楽堂があります。

ここも一度くらい、中で能を観たいものですが、

今のところチャンスがありません。

 

 

 

も少し歩くと、明治神宮の森が見えてきます。

北参道です。

 

 

今日の散歩はここでおしまい。

明治神宮も25年くらい行ってない気がするので、

次回は行ってみましょうか。

 

 了

 

 

 

 

 

今日のブログは
JULEPS の「旅立つ日」という歌を心に流しながら。
YouTubeにあると思います。

 


昨年は自分の寿命というものを、

強く意識されられた年でした。

それは、検診でした。

精密検査を繰り返すと、

命に関わる重大事態に陥っている自分の姿を突きつけられたのです。

 

「手術が必要です。成功率は98%。」

朗報とは思えませんでした。

特に症状はないのに、

50人に1人は死ぬという手術を迫られたのです。

 

オラの心は悩む前に、

拒否しました。

意思とか意識じゃないですね、

それはきっと本能です。

 

手術を受け入れられないオラは治療を断り、

その日から今日まで、

自分勝手な理論と療法を試みています。

もちろん、手術の必要性に関しては、

普通の大人の常識として、

(痛いのは嫌だけど)

必要なら仕方が無いと思えます。

ただ、万が一にも死ぬのは困る。

きっと、医者から見れば、

独りよがりな弱虫にしか見えないでしょう。

救急車で運ばれるまで分かりゃしないんだ、

と思われている可能性大です。

 

死にたくない一心なので、

手術は拒否っても

健康に関する本をかき集めて読んでます。

 

そんな、

本屋で健康に関係した本を探している時に、

がんや終末医療などに関する本が

たくさん並んでるのに気付きます。

  かえるノートの作者さんは、

  麻央さんと同じタイプの乳がんで、

  しかも治療拒否された方です。

違う病気でも、

同じ命の瀬戸際にある人の気持ちが気になって、

結構、読んでしまうのよね。

 

やっと、今日の本題にたどり着きました。

 

同じ理由で、

ブログを書くたびに目に付く、

小林麻央さんのページにも、

月に1度くらいとかでしたけど

何度かお邪魔し、

その経緯を見守っていたのでした。

 

麻央さんが亡くなった夜、

ほんとうに不思議なんですが、

彼女のブログを開いて読んでました。

やつれていたとはいえ、笑顔の彼女を見て安心し、

オレンジジュースの話を読み、

最後の

「皆様にも、今日 笑顔になれることがありますように」

という一文を読んでました。

彼女が無事であることが、

自分の無事と繋がっているような気がするから、

不思議です。

 

しかし、

次の日の海老蔵さんの

「お察しください」

という一言に、

その時に起きていたことを知るのでした。

 

人の命は、儚いものです。

なんで、

人の夢と書いて、はかないと読ませるのですかね。

 

彼女の

「5年後も10年後も生きたいのだーっ 

 あわよくば30年!いや、40年!

 50年は求めませんから」

という

心からの叫びを

神様はなぜ、

聴きとげてあげなかったのでしょう。

せめて10年。

オラの声も届いていないんですかね。

 

圧倒的な病気や寿命に対して、人間はほぼ無力です。

天命は受け入れるしかない。

その心の準備ができる人と、

できない人がいる。

 

 ♪どうして 僕だけが 旅立つのか

  運命の さざ波に 心は届かない

             「旅立つ日」より

さざ波?

死は怒濤ですよ、津波ですよ。

すいません。

オラはまだ準備できていないみたいです。

そして、他人に降りかかる不条理にも、

心が乱されてしまいます。

 

昨年、四国のお遍路をして、

少しは宗教とか信仰とかが、

そうした心のよりどころになって、

今日を生きる力を勇気づけ、

明るい気持ちを維持するのに役立つ実感を得ました。

こういうのも、得度なんですかね?

 

今は、その延長で、

初めて仏教が庶民のものになった

鎌倉仏教やら聖書に関する本を読んでます。

 

金曜日は、NHKの歴史ヒストリアで

天台宗の源信のことをやってましたが、

同じ時代です。

一般の人を救済する。

そのために先人がどんな実践をしてきたのか、

探求してます。

それを網羅したり、要約したり、わかりやすくしてくれるのは、

梅澤猛、井沢元彦、柳田国男、司馬遼太郎などなど。

主義主張はともかく、

彼らの博識に少しでも近付きたい、

近づければ、準備ができるかもしれません。

 

また、お経も単なる呪文ではなく、生きる知恵であることを

例えば、何千年も前の

維摩経(ゆいまきょう)に書いてあることも知りました。

ということは、

人間は何世紀もかけて模索し、思索し、

死を受け入れようとしてきたのです。

そこに、

一歩でも近づけたらいいなと思っています。

 

そんな折の彼女の訃報は、

私の未熟さを痛感させてくれます。

そして、世間の冷たさも、同時に、ね。

ただの興味本意だけで騒ぎ、取材し、垂れ流し、

関係者に対して失礼な視線を浴びせたかと思えば、

のど元過ぎればあっという間に忘れ去られていく寂しさ。

まあ、静かになって、それはそれでいいのかもしれないけれど。

だったら最初から、静かに見送ってあげればいいのに。

 

でも、

そういうふうに関心を持つこと自体が、

私の中にもある人間性であったり、

死を理解したり、受け入れる準備だったり、なのかねぇ。

 

ただ、今はもう少し、

麻央さんの無念と感謝の気持ちに思いを巡らし、

自分自身に残されている時間をどう延ばし、

どう生きていくのか、

麻央さんから学びたいと思うのです。

 

合掌

 

 

 

今日はこれでお茶

 

 

このBossは、ちょっと薄味

喉が渇いたときに、

ゴクゴク飲む感じかなぁ。

 

 

知ってる人は、

「化物語」の戦場ヶ原ひたぎの声で読んでみよう(笑)

 

 

 

「用事って、何かしら?」

 

「なあ、祐貴子、
 俺はお前が好きなんだ。
 お前だけが好きなんだ。
 もう、他には何も要らないから、
 俺と付き合ってくれ!
 いや、結婚してくれ!!!」

 

「・・・」

 

「な、
 この通りだ。
 何でもするから、
 俺を受け入れてくれ、
 頼む。」
「何でもするのね。」
「ああ、もちろんだ。」
「じゃ、
 私の前から消えて。
 そしたら、心の隅で覚えておいてあげる。」

しばらく無言の時間が流れた。
「そうか、
 ごめんな。
 消えるよ。」
そうは言ったものの、高志はしばらく動けなかった。
「押してもダメ、
 引いてもダメ。
 俺って、不器用なんかなぁ。」
高志は独り言をつぶやいた。
もちろん、それで祐貴子の気を引こうというのではない。
本当に、何度交際を始めようとしても、
ためらっていれば友人に奪われ、
強気に出れば逃げられる。
恋が向いてないのか、自分に魅力がないのか。
高志には絶望しかなかった。

 

 

「悩み相談ならするわよ。」
祐貴子が言った。

 

「いいよ、
 今更、同情されるのもつらい。」
「そうじゃないわ。
 私の仕事がカウンセラーなの、忘れたの?
 ちゃんと料金はもらうから。」

 


高志は2千円を払った。


祐貴子と一緒に居られる30分を買ったのだ。
可能性にかけたのではない。
別の新しい展開があるかもしれないと思ったのだ。

 

ベンチに座ると、
祐貴子が質問してきた。
「高志さんは、今までも恋愛は失敗続きだったのね?」
「ああ、まあ、そうだ。」
「まあ、

 あまり上手な口説き文句じゃないけど、
 全然ダメって訳でもないわ。
 顔も悪くないし、性格も問題なし。
 服装や仕草にも致命傷はないから
 

その時の女の子の気分とか、相手の好みとか、
 単にタイミングの問題なんじゃないの?
 待って欲しいときに迫ったり、
 言って欲しいときに引き下がったり。
 数多く打てば、そのうち当たると思うわよ。」

 

「まあ、そういうことあるだろうし、
 感じも分かるけどさ、
 今、俺を振った本人に言われるてもなあ、
 説得力が無いよ」
「振った本人でなければ、

 説得力ある訳でしょ?
 だったら原因解明。
 あなたはタイミングが悪かっただけ。
 いつかは受け入れてくれる人も居るわよ。」
「確かにね、
 今までだって結構頑張ってきたし、
 少しはうまくいくこともあったよ。
 でも、
 彼女って感じまでいかないんだ。
 タイミングだけじゃなくて、何かが俺に足りないと思うんだ」
「贅沢ね、
 少しは付き合えたなら上出来じゃない」
「そうかもだけど、
 ちゃんと結婚したいし、
 本当の恋人が欲しいんだよ」
「本当の恋人って何?」
「だから、俺だけを好きで、
 俺だけが好きで、
 それがずっと続くという彼女。」
「気持ち悪いけど、否定はしないわ。
 人にはそれぞれ意見も好みもあるから。
 そういう男の人が好きな人もきっと居ると思うから、
 あとは、出会いがあるか無いかってことよね」
「そうなんだよ。
 だけど、どこにいけば会えるか分からないんだよ」
「それが本質ね。」
「うん」
「簡単ね。」
「うん」

 

「そんな物好きも

 世の中には居るかもしれないけれど、
 あなたの前に現れる確率は、
 海に出た鮭がカエルに出会うくらいかしら。」
「海にカエルは居ないだろう?」
「あら、物知りね。
 でも洪水で流されてきたりして、
 もしかしたら出会えるかもしれないじゃない?」
「そんなに低確率かな?」
「たぶんね」
「はあ、
 やっぱり俺には理想の彼女はできないのか」

「・・・」

「ごめん、
 君に頼んだつもりじゃないから」
「当然ね。
 でも、黙ったのはね、
 気が付くかなぁ、って思ったからよ」
「気づく?」
「そうよ。
 カウンセリングの基本は説得じゃなくて、
 『気づかせ』だから」
「何に?」
「読み返して、考えてみたら?」

「・・・、
 つまり、
 あなたには理想の彼女は出来ないのよ」
「はぁ、はい。」
「だったら、
 理想じゃない彼女を作ればいいんじゃないかしら?」
「理想じゃない彼女?」
「簡単よ。
 食わず嫌いを無くせばいいんだから。
 選択肢は、
 ほら、
 いっぱいあるじゃない」
彼女は、通りを行き過ぎる老若男女を指さす。
老人子どもばかりか、

同姓までストライクゾーンに入れろと言うのか?
この女は。

 

「無理?」
「普通に考えればそうじゃないかな?」
「だったら妥協してもいいわ。
 日本人、20代+5歳くらいでいいかしら。
 もちろん女性で。」
「うん」
「そしたら、あなたの友人や仕事関係だけでも
 50人くらいは候補が居るでしょう。」
「だけど、手当たり次第に声かける訳にはいかないし」
「あなたは私のどこに惚れてくれたのかしらね?」
「美貌?
 若さ、
 それとも身体かしら?」
「何言ってんだよ。
 そんなんじゃねえよ」
と言いながら、やっぱり美貌はあるかな?とか高志は思った。
性格は最悪だけど、身体だっていい感じだ。
「いずれにしても、
 そんな見てくれだけで私に告白したのだとすれば、
 とんだお門違いって事よね。」
言葉もなかった。

 

それとも俺は、
こんな風に虐げられて喜ぶマゾだったのか?

 

「気付いたかしら?
 あなたが本当に求めていたモノが。」

 

 

日曜日の午後、モグ1の予選も終わり、

オラは少しばかり時間が空きました。

 

何をしようか?。

 

ジムは休みだし、ブックオフに行くのもちょっと飽きたし、

急に誘える家族も友人も居ない。

 

日帰り温泉とか寺社参りとかも考えなくも無かったけど、

近場の散歩に出ることにしました。

お金もかけず歩いて健康作り、という訳です。

 

 スニーカーに履き替えて、とことこ歩き出します。

500mも歩くと少し早めに歩くようにします。

途中、イヌツゲの生け垣で立ち止まります。

イヌツゲは常緑樹で目立たないために、

花が咲くなんてこの間まで気づきませんでした。

お茶の木とか近縁種なんですかねぇ。

小さな白い花を咲かせています。

気づいてよくよく実見れば、

可憐な花じゃないですか。

そこで一つの言葉を想起させられますね。

「色即是空」。

目に見えている物は、すなわち空である。

「空即是色」

見えない物にこそ意義がある。

みたいな意味でしょうか。

 

今まで見落としていて、

何も無い、価値が無い、意味が無い、

と思っていたところにも、

こんな美が存在していたのです。

 

考えてみれば、

目にも見えないような小さな生き物や植物や鉱物にも、

光の当たり方次第では美しいと思える物がいくらでもあるはずです。

それに気づけないというだけで、

価値が無いと思うのは

人間の不徳、不知の為すところです。

 

自分には幸福がないと思っていても、

本当は幸せで満たされているのかもしれないと思えるのなら、

それは幸福なことなんでしょうね。

 

似た花で、ハクチョウゲ(白丁花)も咲いてました。

これは前からたまに見かけてましたが、

今回のブログを書くので、名前を調べました。

あと、この時期はサツキが見頃ですね。

このあたりの庭先とか公園とかで、

あちこちに咲いてて、

こぼれイクラのように花弁を落としています。

これを美しいと言う人に会ったことはないのですが、

せっかくの花を楽しまない手はありません。

通りすがりの神社に参ります。

いつもは自動車で通り過ぎて不義をしているので、

こういう時間を作ることは、やっぱり有意義です。

 

そして、そのまま林の中の獣道のような道を歩きます。

 

ここはちょっとした近道で、

近所の人が私有地の林の中を勝手に歩いてできた道です。

人が歩くだけで維持されてる道というのは、

実家の田舎の昔ながらの道を思い出すので、

私のお気に入りです。

 

少し歩くと川に出ました。

改修が進んで河原はないし、

そもそも降りられません。

でも、隣の畑には石がゴロゴロしてます。

昔は河原だった場所なんでしょうね。

砂岩などの堆積岩とそれに由来する変成岩がほとんどです。

関東のこの辺は、昔の海底が隆起した丘陵地帯なので、

岩石好きには魅力にやや乏しい石ばかりです。

その先は、少し直線道路になってます。

 

 

駅からも遠いへんぴなところなのに、

畑のど真ん中に、

左右に住宅と生け垣のある直線道路は、

つまりは昔のメインストリートなんでしょう。

その証拠に、突き当たりには神社があります。

ここはお稲荷さんです。

稲荷神社が主役の神社は意外に少ないですよね。

あっても小さい祠だったりする。

よく見かけるのは、

八幡神社とか白山神社とかの本殿がどーんとあって、

その脇におまけみたいに

狐の置物が一杯ある祠が鎮座していることが多いのは、

どうしてなんでしょ?。

 

ちなみにこの神社周辺は、江戸時代のちょっと前、

小田原北条氏と秀吉勢との一戦、

河越夜戦の古戦場の1つだそうです。

その面影は、さすがに残ってません。

 

全国的にはどうかは知りませんが、

神社といえば、児童公園ですよね?。

神社に公園があると、オラはしばしブランコに乗ります。

 

ブランコなんか子どもの遊びと思ってませんか?。

幾つになっても、乗ってみると意外に楽しいものですよ。

というより、ジェットコースターなんか乗らなくてもね、

思ってるより浮遊感を味わえます。


お稲荷さんは商売・商業に御利益があるので、

去年まではパチンコの必勝祈願ばかりしてたんですが、

今は自分の家族の健康と安寧をお願いします。

 

帰り道、川の横の道を歩いていると、

すごい物を発見しました。

桑の木です。

その実を地元では「どどめ」と呼びます。

関東は絹織物の一大産地でしたので、

昭和40年代までは養蚕が盛んでした。

マユをつくるカイコガの幼虫の食べ物が、

桑の葉です。

桑には雄株と雌株があるようで、

どどめのなるる木は限られてます。

それが護岸に根を張り、

大きく育っていたのです。

きっと、種を鳥が運んできたのでしょう。

見た目はブラックベリーのようですが、

食べてみると淡い甘さです。

ただし、この紫色は唇や舌を染めます。

小学生の頃は学校帰りに食べては、

親にばれていたものです。

道ばたでないので埃をかぶらず、

農地でないので農薬の心配もありません。

色と形のいい物を幾つか採取して、

子供に食べさせるために持ち帰ることにしました。

鳥のおやつをそんなに横どるのはいけません。

スイーツの材料には役不足ですが、

こういう経験というか文化を伝えるのは、大人の役目です。


その先まで行くと、

カワセミが飛び去って行くのを見かけました。

きれいな青色が見事です。

わずかな川の淀みに、小さな魚影も見えます。

こういう自然が町中にあるのはいいことですねぇ。

とか言いながら、

最初の色即是空を思い出します。

きれいと思える物だけを残そうなんてのは、

所詮、人間の勝手な価値観なんですよねぇ。

 

散歩の最後で、今日、開店したケーキ屋さんの前を通ります。

近所にケーキ屋さんが無かったので、

これは有り難い。

あとは、お値段がねwww。

自宅に帰ると、

さっそく家内がケーキ屋さんで可愛いマカロンを買ってきていました。

素早い。

今夜はこれでお茶して、日曜日は暮れました。
 

 

 

今年59歳になる岳夫君は牛どんが大好きです。


♪ここは吉野家、味の吉野家、牛どん一筋、80年~


というCMが流れていた高校生の頃、
経済的に恵まれていなかった彼にとって、
牛どんはちょっと贅沢で、羨望の食べ物だったのです。
晴れて大学生になり、彼は吉野家でアルバイトを始めます。
あこがれの牛どんを好きなだけ食べられる環境は、
大袈裟に言えばバラ色の日々でした。
もちろん、世界で一番大好きな食べ物になりました。

 

 

それから40年、牛どんのせいではないのでしょうが、
彼は心臓を患いました。
血管が細くなっていました。
病理学的に色々意見はあるようですが、
糖質の多い牛どんは、できれば避けたい食べ物になってしまったのです。
それでも、彼は牛どんが大好きでした。
最愛の糟糠の妻が見舞いに来ると、
看護師に「散歩に行く」と言って病院を出ました。
「運動は心臓にいいんだよ」とか、わざとらしい台詞を流しながら、
目指すのは300m先の公園を右折し、
さらに150mほどの所にある吉野家でした。
「一杯ですまないね、
 自分はたくさん食べられないから。」
と、彼は店員に言い訳をしながら、
牛どんの並を1つだけ頼みます。
そして、最初の1口だけ味わうと、
あとは妻に食べてもらいます。
「さっきのタマネギは、辛かったな。」
「今日は、客の入りが悪いから、
 肉がちょっと煮すぎてたな」
帰り道、そんな事を話してる時の彼は、
とても優しい笑顔でした。

 

しかし、病気は進んでしまいます。
その日も公園までやってきましたが、
初めてベンチで休むことになりました。
「大丈夫ですか?」
「んー、ちょっときついかな。
 まだ、大丈夫だと思ったんだが、
 ここに救急車に来てもらう訳にはいかないからな。」
彼は諦めると、通りすがりのタクシーに手を挙げました。
後部座席に乗り込む時、オレンジ色の看板が見えました。
「ずいぶんと、遠くなっちまったな。」
「また行けますよ。」
「大丈夫だ。
 俺の身体の50%は、牛どんでできてるんだから」

 

 

 

ちなみにオラの病状が進んだのではないので、

心配ご無用。WWW

吉野家だって、一度倒産して復活したんだから  (^^)/

でも、牛どん食べなくなったなぁ。www

 

 

 


モグが始まったのは2011年じゃないかな。
そしてモグ1が始まったのが2013年の9月から。
なぜ覚えているのかと言えば、
オラが伊勢神宮の20年に1度の式年遷宮にあわせて、
その9月に24時間弾丸伊勢参りをしたからだ。
行ったその日が記念すべき第1回の決勝日で、
なんと4つ☆1位で初SSをゲットしたのである。
懐かしいねぇ。
まだリキッドの買い方・使い方のタイミングも分からなくて、
最後はフィーバーしてもリキッドゼロになっちまって
お参りの帰り道のSAで車を停めて
ひたすらモグってたのを覚えてる。
詳細は → 第1回R-1グランプリ戦記譚

 

 

あれからもう4年もたつんだねぇ。
メンバーの入れ替えも色々あったけど、
歴戦のメンバーも半数はまだモグってるよね(笑)
特にモグ1は時間と課金の浪費でしかないことに気付きながら、
倶楽部としても、だらだらと続けていたのですが、
昨年2月から、モグ1はできる範囲で自由参加、となったのでした。
そのため、次第にメンバーも、モグ友も少なくなり、
オラ自身のインが減りつつも、
でも、まだモグだけは、なぜか細々と続けてます。
たまに、ブーシュカとピグライフにも出没www

 

 

そんなこんなで、4月最終週のモグ1が始まりました。
盛り上がりには、はい、欠けてます。
普段からデイリーが精一杯って感じで、
鉄人とか振る舞いのイベントでは、
1日で一気にレアを取るようになってる。
おかげで技がフィーバーメーター4分、
回復は自分と1人しか無いです。
それでもたまにリキッドを補充している自分。

 

 

1日目は今までも10位発進とかだったのですが、
メンバー激減と技が少なくなってるからなのか、
組み合わせが緩くなってきてるみたいで、
あと、新人さんが頑張ってくれたので、
2位とか取れました。
なら、さいさきがいいじゃんとか思いたいのですが、
早めに王冠が増えると、後が辛いのは、もう経験済み。
おかげで今まで2日目までには1位が2回あったのに、
今回は3日目まで1位無し(>_<)
4日目ランチで昼間っからSリキッドぶち込んで1位取ると、
ディナーは10位と沈む有様でした。


ただ、良かったことが1つ。
1位のご褒美のガチャネジで
味力3千くらいの豚まんがレア2階を引き当てて、
味力6千になったのです。
豚まんはコンボもぐぞうの時くらいしか使わないので、
リキッドが溜まってるのです。


これでがっつり振る舞えるぜ、
と勢い込んで5日目191王冠でランチに臨みました。
10位の後だから少しは伸びるかと思って、
仕事中なのに必死で振る舞ったのですが、
休日だったためか、他のチームが意外に善戦して、
最後は結局6位で201王冠。
ディナーで頑張って2位でも、
3つ☆という絶体絶命状況になってしまいました。

 

 

ディナーが始まると、1チームが飛び出してて、
こりゃダメかなぁ、という展開に。
そのチームは2位でも4つ☆なのに、
無理して1位狙うなよ、と思いつつフィーバーすると、
1位になれました。気をよくして、
次のフィーバーでも豚まんでリキッドを突っ込み、
2位以下を引き離しにかかります。
2位でもいいや、と思わせるためです。
しかし、なかなかうまくいかないのがモグ1で、
3位チームが逆転して2位に浮上したりします。
このチームも2位以上で4つ☆なので、
2位争いが勃発してしまったんですね。
1位を取る必要はないけど、2位は欲しい。
その争いが高じて1位に迫ってきては困ります。
頑張って、早めに点差を離しとくことにしました。
最終フィーバーでは、点差があったので見守ってましたが、
ちょっとリキッドを使いすぎたのは事実。
それでも、1位ゲットで4つ☆になれて一安心でした。
この日、あの使い物にならなかった豚まんがチーム1位の貢献度でした。
愚息が立派になって、という感慨を味わうことができたのでした(笑)。

 

3月の決勝では、4つ☆4位でした。
23時の段階で逆転されない程度に点差をつけておいたので、
最後は楽でしたが、
今回は、最終予選で1位になったのが良くなかったらしい。
4つ☆の割には、みんな強いし、けっこう振る舞うのです。
朝の出だしでモグぞうを引いて2位になったのを最後に、
夕方には7位まで落ちてしまいます。
時刻は20時30分。
1位6千万点、2位4千万点で、これはもう届かない。
3位3千万点も厳しい。注目の4位は2千3百万点くらい、
うちは1千7千万点くらいだったかなあ。
少ないフィーバーメーターを使って、
メーターは溜まったけど、
今、振る舞うと、もう一度貯められる元気はない気がする。
miyuさんがメーター10分あるって言ってくれたけど、
メンバーの絶対数が足りないし、
何より、もう、リキッドが残ってない。

 

 

フィーバーは最後にすると掲示板に書いて、
悩みに悩み、
オラは、自分と豚まんと振る舞いセットを購入しました。
ダメで元々、最後に賭けることにしたのです。
23時15分、フィーバー開始です。
かつてのように、審査員には無条件でSリキッドを使います。
オラと豚まんが振る舞い役、Staffが審査員呼び込み役です。
miyuさんが味力2倍を入れてくれて、
23時23分頃には5位まであがりました。
メンバーのマリーさんも新人さんも濃恋来さんも
みんな頑張ってくれてるみたいです。
しかし、フィーバーが25分に切れると、勢いが無くなりました。
もはや、これまで。
5位で終わりか、と思っても、
諦めきれずに振る舞い続けていると、
瞬間、4位になりました。
おお、これはもしかして、
と頑張っていると
再び5位に。
ダメか、と思って振る舞うと4位に。
おお、と思っていると
審査員が足りません。
あわてて食べに行くと、操作を間違えて
トップ画面に行ったり並べる画面に行ったり、
しかも、反応が鈍くなって・・・

 

 

戦いは終わりました。
4位 ごちそうさまチーム 3083万点
5位 珈琲倶楽部     3075万点
10万点差かぁ、Sリキッド1回くらいの差ですかねぅ。
久々、悔しいモグ1でした。

 

 

あの日から、4日かぁ。
モグ1って、何なんでしょうね。
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