一週間前の連休は暑いくらいの東京にいましたが、たった一週間で朝夕は晩秋の寒さですね。
年内のカレンダーを見るのがこわい季節になってきましたが、2023年の締めくくりに向けて、貴重な一日いちにちを過ごしていきたいと思います
ちょうど一年前に引き続いて、令和6年度の派遣労働者の同一労働同一賃金の実務について、『ビジネスガイド』(日本法令)に寄稿させていただきました。
すっかりこの時期の定例的な書き物になっていますが、例年社労士の方からもありがたい声がありますので、毎年ながら貴重なご縁に感謝しています。
派遣労働者の同一労働同一賃金をめぐる労使協定の実務は、改正法がすっかり定着したことで以前ほどの目新しさはありませんが、最近は労働局の調査において労使協定の締結状況が厳しくチェックされる傾向が強まっていることから、派遣元の責任者、担当者にとっては実務としての重要性がむしろ高まっているといえます。
令和6年度に向けては、それほど大きな改正点はありませんが、いつくかの改正点について図表を用いて分かりやすく整理して、昨今の労使協定の実務にあたっての留意点をまとめてみました
[令和6年度]派遣労働者の同一労働同一賃金 労使協定の実務
1.労使協定方式をめぐる動き
2.令和6年度の一般賃金
(1)職種別の一般賃金水準(基準値(0年))
①職業計・産業計
②賃金構造基本統計調査の一般賃金水準(職種別)
③職業安定業務統計の一般賃金水準(職種別)
④最低賃金との比較
⑤厚生労働省編職業分類の改定と一般賃金水準への影響
(2)能力・経験調整指数
(3)地域指数
(4)通勤手当
①実費支給により「同等以上」を確保する
②一般の労働者の通勤手当に相当する額と「同等以上」を確保する
(5)退職金
①退職金制度
②一般の労働者の退職金に相当する額と「同等以上」を確保する
③中小企業退職金共済制度に加入する場合
3.昨今の経済・物価動向および賃金動向を勘案した労使間の協議
4.同一労働同一賃金をめぐる行政の動向
令和6年度の局長通達には、「昨今の経済・物価動向および賃金動向を勘案した労使間の協議」についての一文が追加されていますが、この部分についての実務目線の解説もしています。
また、労使協定をめぐる行政の動向にもさまざな変化がみられますので、日々の行政対応などからの肌感覚も含めた最新情報についても少し書かせていただきました。
派遣会社や派遣労働者のみなさんはもちろん、実務にかかわる社労士のみなさんにとってもとても重要な毎年の定例業務ですので、参考にしていただけたら嬉しいです
先日は、近くに所用があったので、前々から気になっていた「上木食堂」で食事しました。
情緒たっぷりのゆったり古民家で、なんとお米もお肉も野菜もぜんぶ地物の三重県産で、つかの間のランチタイムでしたが、ほんとに心身が癒されました
三重県は南北にとっても長いので、なかなか気軽には行けない場所も多いですが、仕事で近くに行ったときくらいは、こんな時間を大切にしたいものですね♪