社労士として独立して、14年。私は、主に人材派遣業界をご支援してきました。


この間、山あり谷あり、いろいろなことがありますが、これからを見据えて、自分の原点を一度整理したいという思いが、最近強くなってきました。
 

 

 

 

 

 

 

思えば、私も、かつて派遣労働者でした。

 

大学は出たものの、新卒で就職した会社を早々にドロップアウトし、転々とする転職人生を送っていた20代の頃、人材派遣という働き方に出会いました。
 

それまで「新入社員」という生き方しかなかった私を、「即戦力」として温かく迎え入れてくれ、20代にして「一人前」と扱ってくれ、しっかり背中を押してくれた環境は、私にとって本当に衝撃的でした。


ここから、大袈裟でなく、私の人生が好転したのです
 

 

 

 

 

 

 

 

派遣という働き方が、自分の生き方を変えてくれた。上司たち、そしてこの業界には、とにかく感謝しかない』。


こんな思いを胸にしていた私に、社労士という資格との出会いがありました。

 

「社労士として、しっかり派遣業界に恩返ししたい」。

 

手前味噌ですが、こんな思いだけは、全国でも強い方だと自負しています。


派遣業界ほど、真剣に“ひと”と向き合い、その成長を後押しし、挫折や絶望の真っただ中にある人に、豊かな職業生活をもたらし、幸せな人生への道を切り拓く業界はありません。


本気で心から、私はこのように考えています。

 

 

 

 

 

 

 

でも、そんな人材派遣業にも、大きな構造上の盲点があります。


それは、事業活動を通じて、「良心」と「私心」を両立させることが難しいという点です。


「良心」を発揮して事業と向き合っていけばいくほど、それに比して「私心」がまっとうできないという矛盾に直面するのです。

本気でひとと向き合って人材育成に励んで、派遣先で立派に活躍する派遣労働者を誕生させた暁には、悲しいかな期間制限を迎えてしまいます


平成27年改正によって例外も拡大されましたが、基本的には派遣労働者にとってのゴールであるはずの直接雇用は、人材派遣というビジネスの終わりを意味するのです。
 

 

 

 

 

 


「良心」がなければ事業は健全な発展を遂げることができず、「私心」がなければ事業の成長に必要な肥しを手にすることができません。

 

私は、人材派遣業が、「良心」に照らして成長すればするほど、それに並行して矛盾なく「私心」が満たされるための仕組みをご一緒に考え、方向性を具体化したいという希望を持っています。
 

 

 

 

 

 


ひとつの方向性としては、「無期雇用型」および「職業紹介型」のビジネスモデルについて、具体化していくという流れがあると考えています。


これらのモデルを考えていくのにあたっては、まずは経営者の「良心」とトコトン向き合うことが何よりも大切だと考えます。
 

これがないと、どんなすぐれたツールを手にしても、卓越したビジネスモデルを追い求めても、結局は「私心」の世界のみに留まるかぎりは、本当の意味で事業が成功し、社会に貢献できることはないからです。


そんな想いから、許可申請や就業規則、労務管理等の業務と並行して、派遣業のお客様の「良心」を発揮するための「理念」の構築も後押ししています。
 

 

 

 

 

 


いっけんすると矛盾するようですが、よく考えてみると、派遣業にとって必要な「理念」こそが就業規則や労務管理、キャリアアップの本質でもあります。


業界への熱い思いと、今までに培った専門知識と業務経験を武器に、派遣業界の発展を心からバックアップするしたいという私たちの使命からすれば、むしろ自然の流れだと自負しています。

 

こうした生き方が自分に与えられたが天職だと信じて、これからも日々の仕事に邁進していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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