三重県鈴鹿市の社会保険労務士・小岩広宣です。
お客様と話していても、決算や申告の話題が多くなってきました。
個人事業や12月決算の場合は、そろそろですね。
私の会社でも、つい先日決算書ができました。
「経営者の通信簿」を手にすると、実感がわいてきますね。
「ひとのプロ」だからこそ、自ら実践する経営者でありたい。
知識を身につけて、実務を経験しても、リスクを背負う経営者でなければ、分からないこともたくさんあります。
むしろこの部分こそが、もっともお客様が求めている専門家の役割でもある。
この思いを強く持っています
ということで、今日のテーマは「仕事は「まず自分で」→「丸投げ」の2ステップで!」。
開業11年目の今年は、「原点回帰の年」と位置づけています。
「基本に忠実に」を合言葉に業務に向き合っていますが、年度末が近づくにつれてますます忙しくなってきました。
社労士としての基本を忠実に見直していくと、結果としてやるべきことが山積みになっていく。
あらためて痛感しますが、社労士は本当に取り扱う分野が広い資格です。
本来業務を応用することはあっても、ほかの仕事に手を出したり、変化球を投げている暇はないですね。
そして、これからは資格者として後輩を育てることにも、取り組んでいかなければなりません。
仕事に取り組むにあたって、私なりのポリシーがあります。
それは、「まず自分で」→「丸投げ」の2ステップ。
どんな仕事でも、最初は「必ず」私自身の手で行います。
どんな「小さな業務でも」です。
おかげさまで今は本当に幅広い業務に取り組んでいますが、私が経験していないものは、ひとつもありません。
当たり前じゃないの。
そう思われるかもしれません。
本当にそうでしょうか?
世の中の仕事を見回してみてください。
小さな会社でも、社長や代表が直接触れたことがなかったり、経験したことのない商品、サービスを扱うことはしばしばです。
資格業だから、許されない。
それは、もちろんそうです。
でも、複数の資格者を置く「法人」では、ほかの資格者に委ねることも、実務的には可能です。
むしろ、それがお客様の幅広いニーズに応える道筋ともいえるでしょう。
だけど、私のこの最初のプロセスには、かなりこだわっている。
なぜか?
そう、会社というのは、社長の器以上には成長しないから。
資格業の場合、器というのは、専門業務の知識や経験、ノウハウによって、かなりの部分が左右される。
これは致命的に大事なことだと思っています
そして、次なるステップは、「丸投げ」。
こういうと、批判の声が聞こえてきそうです。
さっきと言っていることが違うのでは。
資格者がそんなことをしてもいいのか。
そんなことはありません。
この「丸投げ」のプロセスこそが、企業の企業たるゆえん。
私は、心からそう思っています。
社内で方法が確立した業務については、勇気を振り絞ってほかの人間に投げていく。
もちろん業務は投げても、最終責任は代表である私がすべて負います。
このステップ2の段階をできるかぎりスムーズに見極め、スピード感を持って取り組んでいくことこそが、経営者の最大の仕事だと思っています。
士業、資格業といえども、ここに例外はありません。
尊敬する諸先輩、成功している同業者は、必ずこれを実践しています。
しかも、相当の気迫とスピードを持って、取り組んでいます。
お医者さんや弁護士さん、整体師さんや美容師さん、コンサルタントさんといった専門家は、みんなそうだと思います。
自分以外の資格者をメンバーに持つということは、そういうことですね。
そして、資格業以外のビジネスを営んでいらっしゃる方であれば、ここは何の躊躇もいらないところ。
資格者の×2、×3の力で、ぐんぐん切り開いていけるところだと思います。
私はこういった視点からも、顧問先さんをご支援しています
「まず自分で」→「丸投げ」の2ステップ。
これは、経営者のマインドの問題ですが、突き詰めると従業員教育や労務管理、そして会社の仕組みづくりの問題でもある。
すなわち、社労士が企業さんのためにおおいに力になれる分野です。
そのためにも、私自身が悩みも苦しみも身をもって体験している経営者である必要がある。
最近は、そういった目線でお付き合いさせていただくお客様が増えてきました。
私自身のさらなるやりがいにも、しっかりと結びついています。
お客様に感謝。
地元の企業さんのために、社労士の持てる知識とノウハウを活かして、さらに奮起していきたいものです
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